【検証】アウターが見違える。大人のパーカー使いの正解

スナップのおふたり。ともにクラシックなデザインのコートを羽織っていますが、なんだかとっても軽快でこなれた感じがしませんか。ポイントは中に挟んだスウェットパーカ。フードがスポーティなアクセントとなり、ぐっと若々しく快活な印象となるんです。

若い頃、スタジャンなどのブルゾンやブレザーにスウェットパーカをレイヤードしたという読者も多いと思いますが、そのテクはコートでも有効なんですね。もちろんパーカはなんでもいいわけじゃありません。シックに見せたいなら色は白、黒、グレーの３色が基本で、胸にロゴなどがブリントされていない無地タイプを選ぶのが鉄則。

前身頃が全面ジップアップタイプよりプルオーバー型のほうが、コートの前を開いたときにすっきり見えます。ちなみにパーカはタートルと同じく、Ｖゾーンのコーデにあれこれ悩まないですむという利点もあり。コートの着こなしに迷ったときは是非お試しください。

グレンチェック柄のステンカラーコートにブラックデニム、そして白のスウェットパーカで、全身モノトーンでまとめています。ここに黒パーカもありですが、ピュアな白としたことでぐっとノーブルな印象に。ちなみに合わせたストーンアイランドのスウェットパーカはドローコードのないすっきりしたデザインで、生地は上質なコットンを100%使用。よりドレスアイテムと馴染みやすい一品です。

トレンドのキャメルカラーのチェスターコートに、黒のパーカを合わせてぐっと男らしいムードに。ちなみにこういうブラウン系のコートには暖色系やオフ白を合わせるのが定石でしたが、今季はあえて黒のアイテムで引き締めるのが流行り。俄然今っぽい雰囲気になります。ここで足元を黒の革靴とするのもありですが、ノンシャランと行きたいなら白スニが定石。

高級素材であるシルクを日常的なファッションアイテムとして提案しているこのブランドらしく、コットンにシルクをブレンドした贅沢な素材を使用。肌の当たる側にシルクのパイル地が来るように編み上げているため、すべすべサラサラの快適な着心地です。ちゃんと吊り編み機で編んでいるため型崩れがしにくいのも特徴。コットン65%＋シルク35%。

レイニングチャンプはカナダのプレミアムスウェットブランド。こちらは定番のプルオーバー型のデザインで、ややハリのあるヘビーウェイトな生地を使っていますが、着心地は最高。ツイードのコートなどと合わせるとナイスなバランスを見せそうです。コットン100%。

こちらはカジュアルなパーカから一歩大人仕様となった、上質なニットを使ったフードタイプ。よりドレッシーなニュアンスがあり、上質素材のコートとの合わせもバッチリです。ややゆるめのシルエットもトレンドを巧みにとらえています。生地はウール80%＋カシミア20%。

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