エモキュン♡ふたりで体験デートはいかが？ PART1

 “モノ消費”から“コト消費”へと、人々の関心が向かっている昨今、ワークショップや体験教室の人気が高まっています。そこでオススメしたいのが「共有体験デート」です。

初めての経験にドキドキしたり、何かができるようになる喜びを分かち合ったり。机を並べて学んだ学生時代のような甘酸っぱい思いがよみがえり、ふたりのハートはきっとエモキュン♡ 一気に燃え上がり、ふたりの距離もぐーんと近づくことでしょう。

また物作りや学びを通じて、普段とは違うお互いの新たな一面を発見でき、意外な才能が開花して惚れ直されるかも!? 自然と会話が弾むので、恋人未満のふたりにはもちろん、マンネリ気味なカップルにもよろしいかと。

【ジュエリー編】では、LEONのジュエリー担当・編集の武田とライターの大塚で、ペアリング作りに挑戦した「hum ナイトワークショップ神宮前」をレポート！

営業終了後の夜のアトリエで、ジュエリー制作のワークショップを開講しているのは、LEONでもおなじみのジュエリーブランド、ハム。‟記憶に残るジュエリー”をコンセプトに掲げ、シンプルながらも凛とした個性が感じられるハムのジュエリーは、すべてハンドメイド。女性からも絶大な人気です。

ワークショップの舞台は、ショップが併設されたハムのアトリエ。ハムで働く職人さんたちが講師となり、実際に使用している工具を用いてマンツーマンで製作をサポートしてくれる貴重な機会が「hum ナイトワークショップ神宮前」です。

美しいジュエリーが並ぶガラスケースの奥に、職人の世界が広がっています。初めて見る工具や使い込まれたジュエリー制作用の作業机を目にしただけで、ワクワク！ テンションが上がります。いよいよ、「槌目」と呼ばれる凹凸の模様をあしらった「ハンマーリング」作りがスタート。

まずは地金の表面をハンマーで打ち、「槌目」をつけます。細かく繊細な槌目にするか、大らかな槌目にするか。数種類のハンマーを使い分けながら、慎重かつ力強く！ 単純そうに見えて、実はコレが最終的な仕上がりを左右する大事な工程。思わず力が入ります。

成形するために、バーナーで地金を熱してやわらかくします。かなり高温なので緊張しましたが、職人さんがしっかりと手を添えてくれるので安心！ 地金が真っ赤になったら、希硫酸と水でよく洗い急速に冷却。すると、不思議なことに女性の力でも簡単に曲げられるほどのやわらかさに！

丸く成形したリングを糸のこでカット。その両端を接合する「ロウづけ」をしていきます。継ぎ目の部分に小さなプレートを乗せてバーナーで加熱。プレートが溶けてリングの切断面を埋め、しっかりと溶接されます。あっという間に繋がり、リングになりました！

いよいよ仕上げ！ ロウづけした部分や、リングの内側に電動やすりをかけてなめらかに。最後にサンドペーパーをかけて、マットな風合いに仕上げたら完成！ オプションでリングの内側に刻印を入れたり、ダイヤモンドをセットしてもらうこともできます。

身につけて眺めるたびに楽しい記憶がよみがえるリング制作は、まさにデートにぴったり。制作アイテムによって所要時間が変わりますが、こちらの「ハンマーリング」のワークショップは、全工程を２時間×2日間で行うプログラム。次のデートの約束もとりつけられちゃいますよ。