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2022.02.04

【真相取材】尾上松也さんの携帯サービスCMがLEONに似てる!?と話題

我々メディア業界では、ビジュアルが似ちゃうことが稀にありまして。それが、歌舞伎俳優 尾上松也さんが登場する携帯サービス「LIBMO」のCMと、LEON(2019年7月号)の田原俊彦さんが登場するページ。コレが、実に似てるのなんのって。真似か!? オマージュか──!? 事の真相を確かめるべく、直撃取材してみました!

CREDIT :

文/LEON編集部

▲ LEON(2019年7月号)の田原俊彦さんが登場するページ。
▲ 携帯サービス「LIBMO」のイメージビジュアル。
真っ赤なスーツに身を包み、まばゆいばかりに輝く金色のひとり掛けソファに脚を組んで堂々と座る、歌手の田原俊彦さんと歌舞伎俳優の尾上松也さん──。パッと見の違いといえば、手にシャンパングラスを持っているか、スマホを持っているかくらいだ。
トシちゃんこと田原俊彦さんといえば昨年、還暦を迎えて60周年コンサートを開催。いまだ足先を頭の上まで高々と上げるパフォーマンス健在の衰え知らずなアーティスト。一方、尾上松也さんといえば、いまを時めく歌舞伎俳優。その活躍の場は歌舞伎だけにあらず、2020年には大ヒットドラマ『半沢直樹』にも出演。2021年3月には初の主演映画『すくってごらん』が公開。さらに今年1月スタートの月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』にも池本巡査役として出演、話題を呼んでいる。

そんなふたりが、いったいなぜ同じソファで同じポーズをとっているのか──。いま一度、上のふたつのビジュアルをよく見ていただきたい。
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トシちゃんのソレは、約2年半前、2019年夏にLEONが開催した『Disco LEON」イベントへのゲスト出演が決定した際の特写インタビュー。そして歌舞伎俳優 尾上松也さんのソレは、今年の2月3日から東海地区でオンエアされ始めた「TOKAIコミュニケーションズ」の携帯通信ブランド「LIBMO」のもの。登場しているタレントこそ違えど、衣装といい、世界観といい、配色もソファも偶然にしては出来すぎ。そこで、真相を調べてみることに。

CM制作責任者を直撃取材!

静岡県を拠点にエネルギー事業や情報通信事業等を手がけるTOKAIグループ(本社:静岡市葵区)は、2021年4月よりイメージキャラクターとして尾上松也さんと契約、今まで株式会社TOKAIホールディングスの設立10周年、株式会社TOKAIのガス事業の広告に起用。そしてこのたび、株式会社TOKAIコミュニケーションズの携帯通信ブランド「LIBMO」の認知度向上とイメージアップを主目的としたCMを撮影、2月3日より東海地区を中心にオンエアが始まった。
 
競争の激しい携帯通信業界のなかで、大手競合他社に対抗して「LIBMO」の認知度とブランドイメージを高めるため≪攻めてるね、LIBMO!≫をキャッチフレーズに、さまざまなニーズにぴったりなプランのある通信ブランドであることの訴求が主目的だという。確かに、真っ赤な衣装に身を包み、金色のソファに座る松也さんは攻めたビジュアルそのもの。文字どおり“攻めてるね!”と思わせる。
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ただ、トシちゃんといえば赤がトレードマーク。昔から赤いクルマを乗り回すほど“赤”にこだわり、勝負カラーにしてきた。だからこそLEONの撮影でも赤いスーツを着用してもらい、さらに「Disco LEON」イベント自体も“赤”をドレスコードとして開催、会場を真っ赤に染めたのだ。つまり、赤いスーツでトシちゃんを撮影したのは彼自身の培ってきたイメージを尊重し、“守る”ことでもあったのだ。赤いビジュアルが意味するのは松也さんの攻めか、トシちゃんの守りか──。
▲ LEON2019年7月号より。
つべこべ言っても始まらない。
 
ということで、TOKAIコミュニケーションズ「LIBMO」の“広告会社CM制作責任者”に話を聞くと、オドロキの答えが!
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編集部 尾上松也さんが出演している「LIBMO」のCMと、田原俊彦さんが過去にLEONに登場したページのビジュアルがそっくりなのですが?
 
広告会社CM制作責任者 はい、そのとおりです。実は参考にしてCMを作らせていただいたんです。
 
編集部 確信犯だったのですね(笑)。
 
広告会社CM制作責任者 そうなんです。
 
編集部 それは、どんな狙いがあったのですか?
 
広告会社CM制作責任者 LIBMOの「攻めてる」プランを訴求するにあたり、オピニオンリーダーのような、成功者や大人の余裕を感じさせるキャラクターを設定したいと考えていました。

また、LIBMOのブランドカラーも赤です。赤は情熱的に攻めている色。LEONに掲載された田原俊彦さんの写真を見た時、まさにこの世界観だと思ったのです。
 
編集部 インスパイアされたと?

広告会社CM制作責任者 そのとおりです。田原さんが醸し出す大人の色気、余裕を感じさせる佇まい。ぜひこの世界観でいきたいと、私たちも「攻めてる」提案をさせていただきました。
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という理由で、連絡の前後はこの際、置いておき、あくまでもオマージュだったというのだ。
最後にLEON編集長の石井は、「広告会社から相談を受け、『LIBMO』のビジュアルを初めて見た時は”ヤラれた!?”と思いましたが、松也さんもハマっているし、面白く格好良く仕上がってますよね。逆に光栄です(笑)」と、意に介さず。
 
こんなウラ事情を知ったうえで『LIBMO』のCMを観たら、また違った楽しみ方ができるかも!? 

■ 尾上松也さんプロフィール

1985年生まれ。父は六代目尾上松助。1990年5月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目尾上松也を名乗り初舞台。「連獅子」をはじめ、「寿曽我対面(曽我五郎役)」、「熊谷陣屋(藤の方役)」、「仮名手本忠臣蔵(顔世御前役)」等を演じる。近年は立役として注目され、若手歌舞伎俳優が中心となる新春浅草歌舞伎ではリーダー格であり、特に2015年の「仮名手本忠臣蔵五・六段目(早野勘平役)」や、2016年の「与話情浮名横櫛(切られ与三郎役)」、「義経千本桜(佐藤忠信役)」が高く評価されている。2019年の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」でのユパ役も話題となっている。現在、放送中の菅田将暉主演月9ドラマ「ミステリと言う勿れ(池本巡査役)」(フジテレビ系 月曜21時~)が話題となっている。

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