2022.02.04
【真相取材】尾上松也さんの携帯サービスCMがLEONに似てる!?と話題
我々メディア業界では、ビジュアルが似ちゃうことが稀にありまして。それが、歌舞伎俳優 尾上松也さんが登場する携帯サービス「LIBMO」のCMと、LEON(2019年7月号)の田原俊彦さんが登場するページ。コレが、実に似てるのなんのって。真似か!? オマージュか──!? 事の真相を確かめるべく、直撃取材してみました!
- CREDIT :
文/LEON編集部
そんなふたりが、いったいなぜ同じソファで同じポーズをとっているのか──。いま一度、上のふたつのビジュアルをよく見ていただきたい。
CM制作責任者を直撃取材!
競争の激しい携帯通信業界のなかで、大手競合他社に対抗して「LIBMO」の認知度とブランドイメージを高めるため≪攻めてるね、LIBMO!≫をキャッチフレーズに、さまざまなニーズにぴったりなプランのある通信ブランドであることの訴求が主目的だという。確かに、真っ赤な衣装に身を包み、金色のソファに座る松也さんは攻めたビジュアルそのもの。文字どおり“攻めてるね!”と思わせる。
ということで、TOKAIコミュニケーションズ「LIBMO」の“広告会社CM制作責任者”に話を聞くと、オドロキの答えが!
広告会社CM制作責任者 はい、そのとおりです。実は参考にしてCMを作らせていただいたんです。
編集部 確信犯だったのですね(笑)。
広告会社CM制作責任者 そうなんです。
編集部 それは、どんな狙いがあったのですか?
広告会社CM制作責任者 LIBMOの「攻めてる」プランを訴求するにあたり、オピニオンリーダーのような、成功者や大人の余裕を感じさせるキャラクターを設定したいと考えていました。
また、LIBMOのブランドカラーも赤です。赤は情熱的に攻めている色。LEONに掲載された田原俊彦さんの写真を見た時、まさにこの世界観だと思ったのです。
編集部 インスパイアされたと?
広告会社CM制作責任者 そのとおりです。田原さんが醸し出す大人の色気、余裕を感じさせる佇まい。ぜひこの世界観でいきたいと、私たちも「攻めてる」提案をさせていただきました。
こんなウラ事情を知ったうえで『LIBMO』のCMを観たら、また違った楽しみ方ができるかも!?
■ 尾上松也さんプロフィール
1985年生まれ。父は六代目尾上松助。1990年5月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目尾上松也を名乗り初舞台。「連獅子」をはじめ、「寿曽我対面(曽我五郎役)」、「熊谷陣屋(藤の方役)」、「仮名手本忠臣蔵(顔世御前役)」等を演じる。近年は立役として注目され、若手歌舞伎俳優が中心となる新春浅草歌舞伎ではリーダー格であり、特に2015年の「仮名手本忠臣蔵五・六段目(早野勘平役)」や、2016年の「与話情浮名横櫛(切られ与三郎役)」、「義経千本桜(佐藤忠信役)」が高く評価されている。2019年の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」でのユパ役も話題となっている。現在、放送中の菅田将暉主演月9ドラマ「ミステリと言う勿れ(池本巡査役)」(フジテレビ系 月曜21時~)が話題となっている。