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2022.02.16

お家デートに♡「ラブラブになれる映画&ドラマ」4選

今度のデートは2人でおこもり♡ まったりエンタメ三昧しませんか? タレントの青山めぐさんをはじめエンタメ好きな皆さんに、一緒に見るとラブラブになれるオススメの映画&ドラマを伺いました。

CREDIT :

文/大塚綾子

エンタメ鑑賞はお家デートの大定番。しかし、2人の距離を縮めてデートを盛り上げるのも、気まずいムードになってしまうのも、すべては作品のチョイス次第。そこでエンタメ通の皆さんに、一緒に観るとラブラブになれるお家デートにオススメの作品をリサーチ。次のお家デートプランに、ぜひ取り入れてくださいませ。

◆ 映画ライター・よしひろまさみちさんのオススメ

「一緒に過ごすこの時間こそ‟いい時間”」と教えてくれるから、2人でほっこり♡

年間400本もの新作映画を鑑賞する映画ライターのよしひろまさみちさんにとって、“新作映画は外食、旧作は家庭料理”なのだとか。新作映画でお腹いっぱいな日や心がちょっと疲れた時など、ことあるごとに観るのが『ラブ・アクチュアリー』。
映画 ラブ・アクチュアリー
▲ 若きイギリス首相を演じるヒュー・グラントをはじめ、キャスト陣も豪華! ©️ 2003 WT Venture LLC. All Rights Reserved.
「日本ではクリスマス=恋人たちがプレゼントを贈り合う日というイメージが強いのですが、欧米では、家族や大切な人と一緒に過ごす日。そんなカルチャーの違いに触れられるとともに、“一緒に過ごす時間こそ最大のプレゼント”という大切なことを教えてくれる、ラブストーリーの王道作品です。

初恋に奔走する11歳の少年からイギリス首相の秘めた恋心、熟年夫婦の危機まで、さまざまな物語が並行して描かれますが、けっして甘いだけの恋愛ばかりではありません。でも結局は恋愛ってビター&スイートじゃないですか。苦味も含めて楽しめます。

どんなに仲がいいカップルでも、多かれ少なかれ価値観の違いはあるし、映画の好みや感じ方も違って当たり前ですが、この作品は脚本がとてもよくできているから、誰もが登場人物の中に1人もしくは2人は、自分らしき者が見出せる。パート全体ではなくても、共感できるシーンや感情移入する人物が必ずいるので、カップルで観ても絶対に喧嘩になりません!

観るタイミングによって自分のコンディションが違うので、フォーカスする登場人物が変わって、何度観ても面白いんですよね。

監督のリチャード・カーティスが脚本や監督を手掛ける作品には、根っからの悪人が出てこないんです。以前本人を取材した時にその理由を尋ねると、『映画に悪人は必要?』と聞き返されて、頭の中で雪崩が起きたようなショックを受けました(笑)。彼が言いたかったのは、“悪人が出てくれば、映画に山や谷ができてドラマが生まれる。でもそれは安直だよね”ということ。善人だけでもこんなに面白いものが作れるという自信の裏返しなんですよね。

ここ2、3年、コロナ禍で誰もが不安を感じているからこそ、虚構の世界である映画の中ぐらいは、穏やかでいたいもの。一緒に観ると心が落ち着いて、いい時間を過ごせるんじゃないでしょうか」
映画 ラブ・アクチュアリー

ラブ・アクチュアリー

クリスマスを目前に控えたロンドン。恋や家族、人生に悩みを抱える19人が繰り広げる様々な恋愛模様。新たに英国の首相となったデヴィッドは、国民の期待とは裏腹に、一目惚れした秘書ナタリーのことで頭がいっぱい……。Blu-ray 1650円、DVD 1100円 発売・販売元/KADOKAWA

よしひろまさみち

● よしひろまさみち

『otona MUSE』や日本テレビ『スッキリ!』の月1回レギュラーコーナーをはじめ、雑誌、テレビ、ラジオなど多岐にわたるメディアで活躍する映画ライター・編集者。海外スターや監督へのインタビューも多く手掛ける。

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◆ 「bar bossa」店主・林 伸次さんのオススメ

たった1人の運命の人に出会うことの尊さと儚さに、ドキドキが止まらない!

連載「美人はスーパーカーである」でもおなじみ、「bar bosssa」店主・作家の林 伸次さん。バーカウンター越しにさまざまな大人の恋愛模様を眺め、物語を綴ってきた林さんがオススメする作品は、『今夜、ロマンス劇場で』。綾瀬はるかさん演じる映画から飛び出してきたヒロインと、坂口健太郎さん演じる映画監督を夢見る若き青年が繰り広げる、ファンタジックなラブストーリーです。
▲ ©️2018 フジテレビジョン ホリプロ 電通 KDDI
「Amazon Prime Videoで何気なく観て、感動したのがこの映画です。映画の中からヒロインが飛び出してくる、という完全なおとぎ話なんですが、脚本が完璧に練られているので、ストーリー展開に隙がなく最後までドキドキしながら観られます。

『ローマの休日』をはじめ、さまざまな名作映画へのオマージュがちりばめられていて、1回観ただけでは気がつかない仕掛けや伏線がいっぱい。僕は4回観たんですが、何度観ても新しい発見がありました。観たことがあったとしても、家のソファでお酒を飲みながら、2回目、3回目と観ても『やっぱりここ泣けるよね』とか『あ、ここに伏線があったんだ!』と話が弾みそう。

恋愛をテーマに女性たちを取材すると、みんな出会いの話をするんですよね。アプリでの出会い、恋愛にはつながらない職場での出会い、お互い結婚している2人の出会い。出会いの形はさまざまだけど、誰もがその出会いは特別だと信じたいんだと思います。この作品で描かれているのは、現実世界にいる主人公と映画の中のヒロインとの時空を超えた出会い。たった1人の運命の人に出会うことの尊さや同時にある儚さを感じられる物語です」

今夜、ロマンス劇場で

映画監督を夢見る青年・健司の前に現れた1人の女性。彼女の正体は、健司がずっと憧れていた古いモノクロ映画の中のお姫様・未雪だった。出会うはずのなかった2人が出会い惹かれ合う。果たして2人の恋の行方は……。Amazon Prime Videoなどで見放題配信中。

林 伸次(はやし・しんじ)

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。1997年渋谷に「bar bossa(バール ボッサ)」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。近著は『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)、『大人の条件』(産業編集センター)。

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◆ ライター・遠藤加奈さんのオススメ

心が温かくなって人に優しくなれる。そばにいる相手を思いやる気持ちが高まるはず

エンタメ摂取はもはやライフワーク。海外の友人や映画好きからキャッチした情報で、毎晩のバスタイムには必ずスマホで映画やドラマをチェック。ベッドでその続きを観ながら眠りにつくのが日課というライター・遠藤加奈さん。Amazon Prime Videoで配信中のオリジナルドラマ『モダン・ラブ』をオススメしてくれました。
「タイトルにある通りloveについてのいろいろな話が展開されます。これらはすべてニューヨーク・タイムズ紙に投稿されたコラムを元にした物語で、恋人同士の話もあるけど、思いも寄らない人物との間の友情や、すれ違う夫婦間の愛だったり、LGBTカップルの愛だったり。

結末は必ずしもハッピーなだけじゃなく、悲しいものやがっかりするものもありますが、家族に会いたくなったり、友達や恋人を大切にしたくなったりと、どの話もほっこり心が温かくなって人に対して優しくなれるので、そばにいる相手のことを思いやる気持ちが高まるのでは、と思います。

どんなカップルにもオススメできますが、しばらく付き合ってちょっぴり新鮮さがなくなってきたカップルが見たら、相手の良いところを見つめ直すきっかけになったりするかも。

またオムニバス形式で、1話が30分程度と短く観やすいのもポイントです。カップルで2時間の映画を集中して観るのが難しいこともあると思うので。8話それぞれ違う話なので、1話だけ観るのもいいし、何話か続けてもいいし、やめ時がたくさんあるのがいいかなと。『今度のデートで続きを一緒に観ようね』という約束もしやすいんじゃないかな」
ドラマ モダン・ラブ

モダン・ラブ

愛にルールなどない。ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラム「Modern Love」に実際投稿されたエッセイから着想を得た、さまざまな物語。愛、絆、裏切り、そして思いがけない発見などを描いた、ユニークなアンソロジー・シリーズ。現在シーズン2までAmazon Prime Videoで独占配信中。

● 遠藤加奈(えんどう・かな)

元LEON編集部のエンタメ担当で、昨年末フリーライターに。旅担当をしていたこともあり、アマゾン川からゴールデントライアングルまで、世界中のラグジュアリーリゾートを訪れた経験がある。

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◆ タレント・青山めぐさんのオススメ

“何歳になっても愛し愛されたい”という女性の気持ちを代弁してくれる

「映画を観たあとに、お互いの価値観や感想を語り合うのが大好き」と語る青山めぐさん。ラブラブな2人にこそ観てほしいとチョイスしてくれたのは、『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケルが監督を務めた『31年目の夫婦げんか』。名優メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの演じる熟年夫婦が、一風変わったカップルカウンセリングを通じて、夫婦間の問題向き合う、コミカルなヒューマンドラマです。
映画 31年目の夫婦げんか
▲ © 2012 GHS PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.
「キラキラきゅんきゅんのラブストーリーって20代の頃は好きだったけれど、30代の今はちょっと疲れちゃう(笑)。落ち着いて観られる、メッセージ性が強い作品に惹かれます。

結婚を意識する年齢になってきたからか、最近観た中で一番刺さったのが、この『31年目の夫婦ゲンカ』。まず主演の2人のキャスティングが間違いないなと。1時間40分があっという間で、妹と一緒に『わかるわー』とか『男の人ってこういうとこあるよね』と、観ながらめちゃ盛り上がりました。

つきあいたての2人や結婚を控えたカップルの男性には、ちょっとプレッシャーかもしれないけれど、“いつまでも愛し愛されたい”という女性の気持ちを代弁してくれるこの物語は、絶対に観て損はない作品。つきあいが長いカップルには特に観てほしいです」
映画 31年目の夫婦げんか

31年目の夫婦げんか

結婚31年目、代わり映えのしない毎日を送っていたケイは、もう1度人生を輝かせるため、夫婦関係を見つめ直そうと決意。夫アーノルドに黙って一週間の滞在型カウンセリングを予約し、無理やり夫を飛行機に乗せる。だが2人を待っていたのは、予想もしなかった“宿題”が満載の驚きのセラピーだった。Blu-ray 2200円、DVD 1257円 発売・販売元/ギャガ

青山めぐ(あおやま・めぐ)

● 青山めぐ(あおやま・めぐ)

1988年、埼玉県生まれ。164cm。タレント・女優。OLとして働いたのち、2011年にレースクイーンとしてデビュー。2013年には、「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー12-13」を受賞。2014年にはK-1WORLD GPのラウンドガールとしても活躍。キックボクシング、柔道(黒帯)とスポーツにも精通。現在は、舞台、バラエティ、映画と幅広く活動中。2021年は大ヒット映画『地獄の花園』に出演した。公式ウェブサイトはコチラ

※掲載の価格はすべて税込みです。
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