2019.04.22
【第1回】
年収1億円がアナタにとって夢物語でない理由とは?
年収1億円! 普通のサラリーマンには夢のような金額を、アナタにとってリアルな目標に変えていくのがこの連載です。まず大事なのは思考法。考え方が変われば仕事に対するスタンスが変わり、見えてくる世界が変わります。マーケティングコンサルタント船ケ山哲氏がアナタを年収1億円に導きます。
- CREDIT :
文/船ケ山 哲 編集協力/遠藤励子 写真/内田裕介 スタイリスト/稲田一生 ヘア&メイク/勝間亮平(MASCULIN)
今でこそ1人で年間、何億円も稼ぎ、自由なライフスタイルを送ることができていますが、起業する前までは10年間サラリーマンを行い、出世レースに奮闘する日々を過ごしていました。当然、その頃は、年収1000万円を目指し、1000万円を稼ぐ人は、成功者という感覚でした。しかし、実際1000万円を超える金額を稼げるようになり感じたことは
ということです。これはLEONの読者の方も、薄々感じていることではないでしょうか? 年収1000万円という金額は、手取りで見たら、いくらも残りません。
それどころか子供が大学に行くようになれば、毎月の給料では足りずに貯金を切り崩すか、奥さんのパート代で補填する人もいるほどです。これでは、成功しているとは言えません。
これでは下手に出世しないほうが「手元にお金が残るのでは?」と感じるほどです。しかも50歳を超えたあたりから、役職定年などというふざけた制度もやってくるので、支払いはさらにキツくなります。具体的には55歳で7割の給料となり、60歳で現役時代の5割の給料となります。年収1000万円もらっていたとしても決して満足いく生活などできません。
これは大げさな話のように聞こえるかもしれませんが、近年、話題となっているのが「老後破産」です。しかも、この「老後破産」に一番陥りやすいのが、年収1000万円の『ちょっとリッチ』の人だと経済評論家などが警鐘を鳴らしています。それだけ、この年収1000万円というのは人生を分ける数字だということです。
稼ぐ金額が増えるほど、沢山の人を救えるようになる
それだけ収入を上げるということは、人生に大きなインパクトを与えます。ただ、このように言ったところで、
(1)自分への挑戦
生活のことだけを考えれば、確かに3000万円もあれば、十分、裕福に過ごすことができます。しかし、億単位のお金を稼ぐというのは、生活を裕福にするためではなく、自分への挑戦のために戦うことなのです。
これはスポーツをイメージすれば理解できるかもしれません。例えば、バスケットをプレーする選手が100点ゴールを入れたからといって引退するかといったら、そんなことはなく、現役であり続ける限り、過酷な練習に耐え記録に挑戦します。これと同じです。
世界は違えども、フィールドに立った以上、自分がどこまでいけるのかを見てみたいという思いが、そこにはあります。
人は誰しも夢をもっています。しかし大半の人は、その夢を叶えることができません。なぜなら、お金をかけずに時間と労力で叶えようと考えるからです。これでは夢を叶えるどころの話ではありません。先に寿命を迎えてしまいます。しかし、お金をかければ大概のものは叶えることができます。
ちなみに私の場合、コンサルタントでありながらメディアへの露出が多いのは、お金を使い、マネージャーを雇っているからです。もし、お金を使うことなく、マネージャーもいなければ、私がここまでメディアに取り上げられることはなかったと思います。それだけお金にはパワーがあり、夢を叶える力があるということです。
夢を語る多くの人が人生を変えることができないのは、自分や家族を救えていないにもかかわらず、世界平和を語るからです。もちろん語るだけであれば、誰かに迷惑をかけることはありませんが、語れば語るほど自分の不甲斐なさに落胆しジレンマを抱えるだけです。
しかし、このサイクルを逆で考え、自分を基軸に外に向けることでジレンマを抱えることなく多くの人を救うことができるようになります。
お金も同じです。まずは自分の欲求をすべて満たし叶えることができたら、家族や友人、知人に流すこともできますし、世界の難民を救うこともできます。ちなみに私は先日、ジャマイカの病院に寄付に行きましたが(全国紙に掲載)、私が寄付したお金で人の寿命を延ばすことができたのは、この考えをもっているからです。
あとは、あなたがどこまで人生のステージを求めるかによりますが、今の生活にマンネリを感じ、飽き飽きしているとしたら、1億円とは言わずとも、2000万円、3000万円のステージに目を向けてもいいころかもしれません。
それを今後の連載でお伝えしていきますので、楽しみにしていてください。
● 船ケ山 哲(ふながやま・てつ)
1976年、神奈川県出身。心理を活用 したマーケティングを得意とし、人脈なし、コネなし、実績なしの状態から、起業後わずか5年で1000社以上のクライアントを獲得。その卓越したマーケティング手法は、数々の雑誌やメディアに取り上げられ、現在ではテレビ番組(テレビ神奈川)のメインキャストを務めるほか、ラジオ番組(FM横浜)でもメインパーソナリティーとして活躍中の起業家。 またプライベートでは子どもの教育を最優先に考え、マレーシアのジョホールバルに在住。 主な著書に『武器としてのビジネススキル』(PHP研究所)、『お金と自由をもたらす最速の稼ぎ方』(徳間書店)、『洞察のススメ』『超・起業思考』(きずな出版)他。
スーツ8万3500円(オーダー価格)、タイ6500円/ともに麻布テーラー(麻布テーラープレスルーム)、シャツ2万5900円/エリコ フォルミコラ(シップス 銀座店)、メガネ4万4000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ)、ブレスレット7万8000円/エンド(ギャラリー・オブ・オーセンティック)、時計80万円/ゼニス、靴6万2000円/パラブーツ(パラブーツ青山店)、チーフはスタイリスト私物
■お問い合わせ
麻布テーラープレスルーム 03-3401-5788
シップス 銀座店 03-3564-5547
アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285
ギャラリー・オブ・オーセンティック 03-5808-7515
ゼニス 03-5524-6420
パラブーツ青山店 03-5766-6688