2022.02.20
鈴木雅之さんのプレイリスト「大人のための‟ベッドタイム・ミュージック”」
いつまで続くか先の見えない、ステイホームな時間。せっかく家で過ごすのならば閉塞感ではなく、ハッピーな気持ちでその瞬間を愛おしく感じたいものです。今回、そんな時間を彩るプレイリストをLEON.JPのためだけに、鈴木雅之さんが特別に作成してくれました。
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文/松永尚久
移ろう時代の中で交差する人間(恋愛)模様を、ソウルフルなヴォーカルで届け続ける鈴木雅之さん。この2年にわたる「自粛期間」で、自身の音楽活動だけでなく、リスナーとしても変化が起こり、アナログ・レコードを頻繁に聴くようになったそう。
「コロナ禍で、(自宅にある)アナログレコードを改めて整理をしたりしていたので、家で聴く機会が増えました。
一昨(2020)年は予定していたデビュー40周年記念ツアーがすべて延期になりましたが、昨年にその振替公演が実現し、全国のファンの皆さんに会場で会うことができました。駆け付けてくれた皆さんの笑顔をマスク越しながら見れた時、やっぱり“音楽は心のワクチン”なんだな、とその瞬間に強く感じましたね」
音楽の神様からの最高の贈り物は珠玉のバラード。その名も‟ベッドタイム・ミュージック”
「音楽の神様からの最高の贈り物は、珠玉のバラードだと思います。恋する人といろいろなシチュエーションで聴いてほしいのですが、今回はその名も‟ベッドタイム・ミュージック”をセレクトしました。よかったら夜のお供にいかがでしょう!!」
マービンのセクシャリティ溢れるラヴ・アルバムのタイトル曲。まぁエッチ⁉な内容はソウル・ミュージックにおける常識の1つ。まさにオトナのBGMですね。
「Turn off the Lights」 テディ・ペンダーグラス
1970年代後半〜80年代前半にかけて、マービンとともにソウル界のセックス・シンボル的存在だったテディ。ハスキーなバリトン・ヴォイスで、あなたをめくるめく世界へ誘います!!
「Between the Sheets」 アイズレー・ブラザーズ
1950年代から歌い続けて裏付けされた、ロナウドの響き渡るようなゴスペル・テノール。ソウル・シンガーはこうでなきゃ!! そしてジミヘン譲りのアーニーのハードなギター。この2人のアンサンブルさえあれば、もう何も要りません!!
「Betcha By Golly Wow!」 プリンス
シンガー・ソングライター、コンポーザーとしても、数々の珠玉のバラードを作っているプリンス。彼が選ぶカヴァー曲は、いつもワクワクさせられます。ファルセットで歌い上げてるけど、ディープだよ!!
「Always And Forever」 ルーサー・ヴァンドロス
品のあるヴェルベット・ヴォイスであなたを魅了します。プリンス同様、この人の音楽はどんなジャンルの曲を歌ってもすべて‟ルーサー・ヴァンドロス”。レディ・キラーとも呼ばれたヴォーカリストの歌声で、いつまでも永遠に2人の時間が続きますように!!
「After Last Night(with Thundercat & Bootsy Collins)」 シルク・ソニック
言わずと知れたブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによる、1970年代スウィートソウル・マナーユニット!! フィーチャリングされているサンダーキャットとブーツィー・コリンズによる(男女間での)あるあるなセリフ⁉もなんとも色気があります」
● 鈴木雅之(すずき・まさゆき)
1980年、シャネルズのメンバーとしてデビュー。86年よりソロ活動を開始、ベストアルバム『Martini』は(Ⅰ)(Ⅱ)それぞれミリオンセラーを記録。17年に、第67回芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)を受賞。22年2月23日には、ソロデビュー35周年記念カヴァー・ベスト・アルバム『DISCOVER JAPAN DX』と、ライヴ映像作品『masayuki suzuki taste of martini tour 2020/21 ~ALLTIME ROCK 'N' ROLL~』が同時発売。4月2日〜全国ツアー『masayuki suzuki taste of martini tour 2022〜DISCOVER JAPAN DX〜』がスタート。
「DISCOVER JAPAN DX」 鈴木雅之
4500円(2月23日発売)/ソニー・ミュージックレーベルズhttps://www.martin.jp/solo35th