2022.02.20
田中知之(FPM)選曲!「1人の時間に浸りたい、心を癒すプレイリスト」
いつまで続くか先の見えない、ステイホームな時間。せっかく家で過ごすのならば閉塞感ではなく、ハッピーな気持ちでその瞬間を愛おしく感じたいものです。今回、そんな時間を彩るプレイリストをLEON.JPのためだけに、田中知之(FPM)さんが特別に作成してくれました。
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文/松永尚久
1990年代より、東京の夜の街を彩るダンス・ミュージックを発信、昨年は東京2020オリンピック開会式/閉会式及びパラリンピック開会式の音楽監督を務めるなど、日本を代表する音楽家となった田中知之(FPM)さん。昨今の取り巻く状況の変化によって、音楽を改めて見つめ直すことができたと語ります。
「音楽の力がますます必要だと感じています。音楽に救われたり、導かれたり。生活の中での音楽がとても大切なのだと」
1人の時間に浸りたい、日々の生活で疲弊してしまったあなたの心を癒すナンバー
「ともすれば日々の生活で疲弊してしまったあなたの心を癒してくれる楽曲たちなのかなと思います」
ビートルズのかの名曲のカバー。例え天気やあなたの心が曇っていようが、暖かい陽の光に包まれるような気持ちをもたらしてくれる優しい唄声。
「Suspirium」 Thom Yorke(トム・ヨーク)
レディオヘッドのトム・ヨークが音楽を担当した2018年のホラー映画のサウンドトラックより。悲哀に満ちたトムの歌唱は、聴く者に不思議な既視感を与えてくれます。
「Musical Massage」 Leon Ware(リオン・ウェア)
その曲名どおり、音楽によるマッサージ。あなたの疲れた心を優しく溶かしてくれます。
「That's All Right (Håkan Hellström edit) by Laura Rivers」 Håkan Hellström(ホーカン・ヘルストレーム)
マイナーなゴルペルシンガーLaura Riversの隠れた名唱に、荘厳なストリングスを加えたリエデット。‟ザッツオールライト!(大丈夫!)”と繰り返す歌詞に救われます。
「when the party’s over」 James Blake(ジェイムス・ブレイク)
希代のボーカリスト/ミュージシャンジェイムス・ブレイクによる、ビリー・アイリッシュのカバー。原曲も素晴らしいですが、男性に歌われると余計に沁みます。
● 田中知之(たなか・ともゆき)
音楽プロデューサー/DJ。京都市出身。1995年にメジャー・デビュー、これまで計8枚のオリジナルアルバムなどをリリースしている。またリミックスやプロデューサーとして、国内外さまざまなミュージシャンの作品に関わっているだけでなく、商業・文化施設の音楽監修などを手掛けるなど、幅広い分野で東京(日本)のミュージック・シーンを牽引。21年には、東京2020オリンピック開閉会式、パラリンピック開会式音楽監督を務めた。現在は、新作オリジナル・アルバムの制作中。「僕が過去プライベートで長年愛聴してきたアーティスト、楽曲へのリスペクトを表現した楽曲群になります」
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