家を癒し空間にするのは“香り”だった!? 通なルームフレグランスを厳選

まだしばらく自宅で過ごす生活が続きそうですが、これだけ長期間となると、おうち時間の楽しさを実感した、という方もいらっしゃるのでは？

ただ、家のインテリアをこだわりをもって選び直した方も、室内の香りにまできちんと気を遣えていますか？ ホームフレグランスを上手に活用すると、自分もさらに心地よく過ごすこともできて、また女性や友人へのおもてなしにも最適なのです。

そこで、ホームフレグランスで人気のブランドが提案する、センスに富んだアイテムと通な使い方をスタッフに聞いてみました。

今回は、イタリア・フィレンツェにある世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」からご紹介します。

その製薬活動はドミニコ修道会の修道院で始まり、教義である“癒しの実践”として、オーデコロンやホームフレグランス、さらには食品に至るまで、心と生活を満たすプロダクトを作り続けています。日々の暮らしに、香りで癒しを添えてみませんか。

知る人ぞ知る、このブランドの名品がこのアルメニアペーパー。一見するとただの紙のようですが、実は芳香樹脂やオリエンタルスパイスの浸剤を染み込ませていて、箱を開けるだけでもいい香りが漂います。

蛇腹に折って、お香のように炎を出さずに燃やして室内を薫らせます。また、火をつけずにそのまま引き出しの中や、クローゼットに入れても香りをほんのりと移すことができます。

「紙のお香であるアルメニアペーパーは、その昔、家を清めるために使っていたという由来があるからか、コロナ禍で更に売上げ好調となっています。コンパクトなので、ギフトにとしても、出先で使う際にもオススメです。

裏ワザとしてカードケースに入れて名刺を香らせたり、本の栞として使われる方もいらっしゃいます。」（サンタ・マリア・ノヴェッラ マーケティング＆コミュニケーションマネージャー斎藤由貴さん、以下同）

まるでフルーツ入りのチョコレートバーのような見た目のこちらは、ハードワックス製の香りの小板。一つ一つ手作業で成型、仕上げがされていて、すべて一点もの。

クローゼットなどに入れて使うと、ふんわりと優しいローズの香りが漂い、幸せな気分に。そして、うれしいことに、着用時にも自分の着ている服からも、さりげなく香ってきます。ただし、いくらいい香りだからと言って、衣類に直接触れないようにご注意を。

「タボレッタはハードワックスの小板に香りを閉じ込めた商品です。香りはいくつかご用意しているのですが、中でもローザは見た目が愛らしく、女性へのギフトとしても人気を集めているようです。香りは華やかですが甘すぎずにスッキリしているので、男性でも問題なくご使用いただけます」

ポプリって、何だかちょっと懐かしい響きではありませんか？ 今ではルームフレグランスといえば、アロマディフューザーやルームスプレーがポピュラーですが、その昔はポプリがメジャーでした。

こちらは、同ブランドでなんと三世紀に亘って受け継がれて作られているもの。フィレンツェの丘で自然栽培され、今日も咲き続ける植物の実、葉や花びらなどの素材を熟成させて生み出されています。ほんのりとスパイシーで深みのある香りは、その歴史がなせる業でしょうか。

「以前より人気の高い商品ではありますが、コロナ禍で必ず家にストックしているという熱狂的な声もいただいています。ナチュラル且つスパイシーな香りが他にはないということで、やみつきになるというコメントもうれしい限りです。

香りは1種類ですが、形状を選ぶことができます。ポプリ（100g）は最も使い勝手の良いタイプで、お好きな入れ物の上に出し、香りが飛んだら差し替える詰め替えタイプ。シルクサシェはお車でのご愛用者が多いです」