モテる大人は、海辺のプライベートヴィラで焚き火を楽しむ!?

すっかり定着したキャンプ人気。イマドキのキャンプ場では、高級外車の姿を目にする機会も多くなりました。つまり、LEON世代も夢中ってコト。でも、いきなりテント泊って、やっぱりハードル高め。女性を連れて行くならなおさらで、慣れないフィールドであくせくする姿なんて見せたくないですしね。大人のキャンプは、もっと気軽でイイんじゃない？ ってことで、新連載「モテる焚火遊道」はじめます！

大人のアウトドアはもっとスタイリッシュに軽やかに楽しみたい。でもってやっぱり快適さも大事。というわけで、「大人のアウトドアをアップデートする」をテーマに、焚き火マイスター猪野正哉氏とファッションディレクター田中行太氏のプロデュースで、あれこれ提案。毎回ゲストを迎えながら、その楽しみ方のコツをお届けしちゃいます！ 
今回は、第一回ということで、楽チンお手軽なプレイベートヴィラをベースにしたアウトドア体験を、お笑い芸人・たけだバーベキューさんと、歌手にして俳優の浦 彩恵子さんをお迎えしてご提案いたします。

SUVに乗り込んだ2人が向かうのは、千葉。車の後部座席にはキャンプ道具をぎっしり・・・じゃなくて、1泊2日のリゾート旅に行くのと同じぐらいの軽装でいいんです。だって行く先はキャンプ場じゃなく、ラグジュアリーなコンドミニアムですから。

食材もお酒も、すべて完備。そんな至れり尽くせりなグランピングもいいけど、行った先々で地のモノを頂くのも、これまた一興。訪れたのは、地元で65年も続く魚屋さん。近くの漁港から直で届いた、新鮮な魚介が並びます。

「思えば、魚屋さんって久しぶりに来たかも。このおカシラ大きい〜！」（浦さん）

「どれも新鮮そう！　並んいでる魚を見てメニューを決めるっていうのも、アリですね」（たけださん）
どれにしようか、なんて相談するのも楽しみのうち。

着いたのはベッドルームやバスルームはもちろん、オープンキッチンまであるコンドミニアム。海から近く、焚き火を楽しめる広いテラスと芝生が開放感を楽しませます。ゲストルームも完備しているので、友人たちとのパーティも可能です。

「必要なモノがすべて揃っているから、あくせくテントやギアを設営する必要なし。キャンプ好きの僕ですが、たまにはこんな感じもいい」（たけださん）

「ホテルや宿よりも、気兼ねせずリラックスできますね。着いたらまずホットワインを飲みながら、まったりしたくなります」（浦さん）

荷物を解き、ひと段落したら焚き火の準備を。焚き火台を組み立て、用意した薪を燃えやすいように斧やナイフで割るだけですが、この作業だけでもアウトドア感は十分に楽しめます。テントなどの設営をしなくても良い分、ゆったりとした時間が過ごせるってワケ。この余裕こそが、「モテる焚火遊道」の真髄です。

「斧なんて持ったことないから、すごく楽しい！　豪快に薪を割る姿って、やっぱりオトコらしいですよね」（浦さん）

「焚き付け用に細くした薪を何本か作っておくのがコツ。斧だけじゃなく、バトニングというテクニックも覚えておくべし」（たけだ）

いつもはアウトドアで調理するたけださんですが、今回はインドア、それもシステムキッチンで。焚き火を使った調理は火加減の調整にテクニックが必要ですが、IHコンロなら簡単。その分、ナチュールワインを飲み楽しく会話しながら調理できます。

「設備が揃っているので、ゆっくり焦らず調理できます。その分、いつもより見栄えにこだわりたいトコロ。その方が、女性も喜んでくれますしね」（たけださん）

「男性が手早く調理している姿って、素敵ですよね。お酒を飲みながらだと、つい見とれちゃいます」（浦さん）

カウンター越しにお酒を飲みながら、キッチンで調理を。コンドミニアムならではの楽しみ方ですが、とはいえアウトドアを感じるメニューも楽しみたいトコロ。そこでオススメなのが、焚き火とフライパンを使ったラムチョップのBBQです。

「お肉ぐらいは、やっぱり焚き火で。ラムチョップは、しっかり熱したフライパンで両面を強火で焼いたら、火から少し離してじっくりと焼くだけ。他の肉と比べて火加減の調整にさほど気を使わなくても良いので、BBQ初心者でも手軽に調理できますよ」（たけださん）

焚き火の煙とお肉が焼ける匂いは、それだけでアウトドア感たっぷり。それって、つまりはエンターテイメント。ワイルドなその姿に、女性のハートもきっと焦がれるはず!?

ゲストルームのあるコンドミニアムなら、友達を招待してパーティを楽しむことも可能。ラムチョップを焼いた後のくすぶる焚き火を窓越しに眺めながらのディナータイムは、都心のマンションでは決して楽しめない、ドラマティックかつリラックスした雰囲気に。

「アレコレとキャンプギアを持ってこなくていいから、アウトドア未経験者も気軽に呼べますしね。そんな中でも、ラムチョップとかLEDランタンなどで、キャンプっぽい雰囲気をさりげなく」（たけださん）

「焚き火が窓越しに見えるなんてとっても非日常だけど、あくまでおウチみたいにリラックスできるのが魅力。後片づけも簡単そうだし」（浦さん）

たけだバーベキューさんオススメ！　手軽だけど凝って見える、焚き火に似合うレシピ

地魚のカルパッチョ
「簡単なのにオシャレで美味しいといえば、カルパッチョは鉄板。お刺身を並べて、塩とオリーブオイル、そしてレモンをひと絞り。これぞ、焚き火ディナーにおけるオープニングアクトです」

地魚のアクアパッツァ
「一見難しそうで、魚に火が通ったら残りの具材を入れて炒めるだけと簡単。今回はタイとあさりをメインに、トマトなどで彩りを。ポイントは、ニンニクとアンチョビ。お酒がススみます」

ラムチョップの焚き火焼き
「塩コショウを振って香草と共に焼くだけ。鉄のフライパンで焼くのがオススメで、蓄熱性が高いので火力が不安定な焚き火でも、美味しく焼くことができます。ブルーチーズとヨーグルト、マヨネーズに白ワインを混ぜたソースが合います」

ホタテとレモンのパスタ
「締めのパスタは、生クリームとコンソメで食べ応えを持たせながらも、レモンの絞り汁と皮を散らし後味をさっぱりと。お酒を飲む方が揃う場合は、少し味が濃いめの方が、食もお酒もススみますよ」

宴もたけなわとなったら、場所をテラスに移して焚き火を眺めながらのくつろぎタイム。焚き火は次々と薪をくべ過ぎず、じっくりと燃えるのを楽しむのがコツ。なんでも優しく揺れ動く炎には、癒し効果のある1／fゆらぎが含まれているのだとか。ただ眺めているだけで心地良い時間が過ごせ、話も益々弾みます。

「焚き火を囲んでお酒を飲むって、こんなにリラックスできるんですね。テントで泊まらなくても、アウトドアの魅力がわかる気がします。ギターでもあったら、この空気感で弾き語りするのも気持ち良さそう（笑）」（浦さん）

「いつものキャンプとはまるで違って、実に贅沢な気分。こんな風に余裕を以て焚き火を楽しむのも、結構いいものですね。大人のアウトドアは、焦らず頑張らず。ブームの中だからこそ、こんな楽しみ方も良いかと」（たけださん）

こんな感じに、大人の焚き火の楽しみ方をご紹介する新連載「モテる焚火遊道」。初回はいかがだったでしょうか？　必ずしも焚き火＝キャンプじゃなく、もっと気軽に、リラックスしつつ、そしてラグジュアリーに楽しむことがデキるって、わかって頂けたでしょうか。
後日、1日の流れを実践してくれた、たけだバーベキューさんと浦 彩恵子のクロストークをお届けするので、そちらも是非ご一読あれ。