2019.09.28
【座談会】コリドー街でナンパ待ちしているのは、どんな女子なのか?
今やサラリーマンのナンパの聖地として、全国的にその名を轟かせるコリドー街。そこにはどんな女性が集まり、どんなオトコがモテているのか? その実態を探るため、コリドー通い歴の長い大人美女3人に集まっていただき、最新事情を語って頂きました。
- CREDIT :
写真/トヨダリョウ 構成・文/木村千鶴 撮影協力/スナッパー&グルーパー
立ち並ぶ飲食店は新旧入り交じり、銀座とも新橋とも違う、アジアの歓楽街のような独特な賑わいと開放感に満ちています。そして夜が深まるにつれ、通りは出会いを求める男女で盛り上がっていくのです。
さて、実際にここでモテるのってどんなオトコなんでしょうか。そして、ここに集まる女性たちは何を求めているのでしょう。そのあたりの本音を聞くべく、コリドー通い歴の長い、見目麗しきハイスペック女子3人にお集まりいただきました。来てくださったのはこの方々!
オレンジさん(30代)出版社勤務
みんなでワイワイ盛り上がるのがスキ♡(合コン要員探しです)
メロンさん(30代)司会業
会話がつまらない男性と話すのは時間の無駄使いでしょ
パインさん(20代)IT企業勤務
コリドー街での目的?それは序盤でできる話じゃないですね(笑)
コリドー街では目が合った女性に声をかけるのがマナー
全員「そう思います」
メロン「1メートル歩くたびに声かけられるから。落ち込んだ時に来ると効果的です(笑)」
パイン「ここではみんなが声かけてくれるんで、気分上げるのにちょうどいいんです」
オレンジ「コリドー街って、立地上いい会社の人も多いし、やっぱり身元がわかるといいますか、女性の側にも安心感はありますね」
── では男性もここでは安心して女性に声をかけていいんですね。
オレンジ「場所の後押しはありそうですよね。普段そんな勇気がなくても、ここなら声かけていいっていう」
パイン「そう思います。ガンガン声かけて、断られてもへこむ必要ない。お店の回転率も速いから、店員さんも覚えてないし(笑)」
メロン「みんなの挑戦場でいいんじゃないですか」
── なるほど!
女性への声のかけ方はパターンにハマるべからず
パイン「私はまず顔、それから背の高さ。それで外見OK ってなったら面白いかどうか。声かけて来る人って言葉のチョイスが面白い時ってないですか?」
オレンジ「あ~あるある!」
メロン「ベタだけど、前に会ったことありますよね?っていうやつ」
パイン「わ~本当にベタ!!(笑)」
メロン「もうそれって逆に笑い取りに来てますよね。それでつい笑っちゃって仲良くなったことがあります」
オレンジ「同じ流れで、お姉さんテレビに出てたでしょ、って言うのもあります(笑)」
── ワハハ
パイン「ついつい突っ込み入れたいというか関わりたくなっちゃって、話してたらなんかよかったんでそれは行きました♡」
オレンジ「えっ!それ行くんだ。凄いな(笑)」
男はスーツや時計、靴まで値踏みされている
── 所持品というと時計ですか?
メロン「いえ、時計をまじまじと見るのは下品なので、例えば手元ならカフスをしているかどうか。こだわっていて、余裕があるのがわかるから。季節に合った服装かも要チェックかな。今なら夏仕様のスーツを着ているのか、見栄で買った冬生地のものを通年着ているのか」
オレンジ「え~、めっちゃ上級者の意見(笑)」
メロン「あとは、ショットバーだと気軽に1杯奢ってくれるじゃないですか。スーツ、ネクタイは素材が良くて攻めてない地味なもので、支払いの時にマネークリップを使っていれば、外資の金融系かなとか」
メロン「はい、そういうところで前情報を得てから、しゃべるかしゃべらないか決めますね。だって、見栄っ張りの変な人だったらこっちが接待することになっちゃうんですよ。凄いですね~とか言って」
オレンジ「往々にして後者の男性多いですよね。私それにあたること多いかも……」
メロン「ほら、オレンジちゃんみたいな優しいイイ女ほどそういう男に引っかかっちゃうんです。自分を守るためにも、所持品とか靴の輝きとかチェックした方がいいよ(笑)」
オレンジ「わ~ヤバい~‼」
── 靴の輝きですか!チェックが怖いな(笑)。
男はどのタイミングでナンパするのが正解か
パイン「通りはキャッチ並みに声かけてきますね。店内だとトイレ前で待たれる」
メロン「その間、座席では残った子に声かけるんですよ。以前『ピザ、大きいの頼んじゃったからみんなで食べませんか』って言われて。それで交流が始まりましたよ」
── 女の子の人数ってどうですか?
パイン「やっぱり2人ですよね。3人は多すぎ」
メロン「コリドー街ってこぢんまりした店が多いので、サイズ感的にも2×2がベストですね」
オレンジ「3人でいると完全に女子会のノリになってるんで、基本的にやめた方がいい」
パイン「2人でいる子の方が声かけてもらう気で来ていますね」
オレンジ「アイコンタクトは送りますよ」
メロン「でも、ちらっと見て目が合ったらふとそらすのを繰り返します。男性ってハンターだから、こちらから媚びを売ると負け。目が合ったことを確認するくらいでいい。その方が後々うまくいくんです。だから何となく目が合う女には声をかけろ、と思います」
パイン「私はしれっとする作戦ですね。何やかや言ってきても知らん顔してると向こうが燃えてくる」
オレンジ「コリドー街では女性にあしらわれても果敢にチャレンジするべきです」
その日、2軒目以降につなげるためには?
── なるほど。ここをきっかけに次どこにエスコートするかが勝負なわけですね!
パイン「銀座8丁目界隈のバーやお寿司屋さんとか」
オレンジ「あれ、私はここで楽しければいい。みんなでワイワイそのまんま楽しむ方でしたね。それこそスナッパー&グルーパーでテキーラ飲んで、みたいな」
パイン「じゃあコリドー街で完結させるのが好きなんだ」
オレンジ「そうそう、それ以上求めてない」
メロン「私、アンダーズ東京のバーに連れて行ってもらったのは良い感じでしたよ。ここからホテルバーに行く振れ幅が楽しいですね」
メロン「私は絶対に解散なんです。タクシー代もらうか、家まで送ってもらうかどちらかです」
オレンジ「それはタクシー代ちょうだいって言うんですか?」
メロン「そんなこと言いませんよ! 30分しかなくても、『終電で帰るけど大丈夫?』って言うだけ。もっと一緒にいたければ、タクシー代出すのでってあちらから言ってきますから。本当に終電で帰りたいし」
オレンジ「さすがだ~(笑)スマート! 私もワンナイトしない派です(笑)。わざわざここから遠くに移動したり、渋谷とかの方の人にお持ち帰りされたりするのは嫌」
パイン「私、今はさすがにないんですけど、若くてめっちゃ勢いのある時は正直ワンナイトありました。というか、ワンナイト目的でした(笑)」
パイン「カッコこいい男子がいたら行きます! 仕事の業界的にもそこそこいい店は知ってますので、連れて行かれたお店を見て『あ、ここの系列か、センスいいかも』って思ったら、そのまんまはめ外して、ね(笑)」
メロン「おぅ、肉食系ですね(笑)」
以降、後篇に続く。