2022.06.24
モテるルーム ナンバー 12
渋い、渋すぎる! 箱根のヴィンテージ戸建ては建築家の美意識が満載
リッチでモテる物件をご紹介するLEON不動産。美しさとか心地よさって、普遍的な価値や感覚がありますよね。「流行もいいけど、家は本質的でなくっちゃ」というオヤジさんにジャストミートな箱根の戸建てをご紹介します。
- CREDIT :
写真/長谷川直紀 文/いとうゆうじ
箱根BruceK
8800万円
所在地/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
間取り/3LDK + Terrace
土地面積/1724㎡(約521.51坪)
延床面積/ 178.79㎡(約54.08坪)
駐車場/有
築年数/1999年9月築
アクセス/箱根登山鉄道線箱根湯本駅から車で21分(14㎞)
※詳しい間取り図はページの最後にございます
東京砂漠とはよく言ったもので、都会暮らしは華やかな反面、自然とは縁遠くなってしまいます。
そうなると人は強欲ゆえ、自然もほしくなる。だったら別荘買っちゃえばいいじゃん、となりますが、歳を重ねれば美意識の経験値だって増えるわけで、そのお眼鏡にかなう物件というのは、なかなかありません。
今回ご紹介する箱根の戸建ては、建築家が両親のために設計した別荘で、30年以上の時を経たいまもなお、美意識がヒシヒシと伝わってくる希少な物件です。
標高にして600〜700mほどもあるため、避暑地としてもうってつけ。
国道に面しているものの、傾斜を活かして一段低い場所に建てることで静粛性を確保。
また道路側には極力開口部を設けていないため、騒音が気にならないという仕組みとなっています。
緩やかな下り坂の先に続くエントランスは、乳白色のポリカーボネートで覆われており、黒い扉を開けば、そこには世間と隔絶された空間が広がっています。
なんと表現すべきか言葉を選ぶところではありますが「これまでの人生ふざけてばかりで、申し訳ありませんでした」と思わせるほどに、この別荘は静謐さと知性、思いやりに満ちているのです。
廊下は100mmずつの上り階段があり、それが左の和室と右手のベッドルームへと繋がっています。ということは、リビングダイニングは階段を下った先にあり、そこからの眺望がまたナイスビュー。
500坪以上の敷地にはさまざまな植栽があしらわれており、遠くには周囲の山の稜線が連なっています。その景色もいいのですが、リビングで絶大なインパクトを放つのが6.4mもの吹き抜け。
この開放感ったら、とにかく気持ちがいい。
これによって空間がさり気なく分けられているのです。この物件が建てられた1990年当初、普通であればシーリングファンなんかを選んでしまいそうですが、それを使わないセンスが実に素晴らしいじゃないですか。
大人が落ち着いて、のどかに静かに暮らす家には華やかなイメージのファンより、どっしりとしたタワーがふさわしい。
ちなみにキッチンはIHの3口で、食洗器、ディスポーザーも完備というなかなかの素敵っぷり。テーブルを置けるほどの余裕あるスペースなので、朝食は手軽にここで済ませるというのもアリ。
そして、壁や廊下の角はほとんど丸みを帯びたRとなっており、そういう優しさと思いやりを感じさせるあたりに、建築家の優しさが感じられます。
でも、日常のちょっとしたことを楽しむというか、些細なことでも楽しく、快適に過ごしてほしい、そういう思いは伝わりますよね。
間接照明を駆使したデザインは心を穏やかにしてくれますし、建材ひとつをとっても上質なものを厳選しているため、ヴィンテージの味わいがたっぷり。
なので多少、お手入れするだけで劇的に渋い箱根の別荘が手に入るのですから、これはかなりのお買い得物件。周囲にはゴルフ場があるため、ヘルシーでラブリーでハッピーな箱根ライフを過ごせそうですよ。
箱根BruceK
8800万円
所在地/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
間取り/3LDK + Terrace
土地面積/1724㎡(約521.51坪)
延床面積/ 178.79㎡(約54.08坪)
駐車場/有
築年数/1999年9月築
アクセス/箱根登山鉄道線箱根湯本駅から車で21分(14㎞)