超シゲキ的! 一度は挑戦したい「名門ゴルフ場の名物ホール」５選

ゴルフ好きにとって、名門ゴルフ場の名物ホールはいつか攻略してみたい憧れ。ダイナミックな景観のホールで、スリリングな谷越え・池越え・海越えのショットを成功させられたら、この上ない達成感を味わえるというものです。ましてや、気になる彼女と一緒に成功体験（失敗体験）を共有できれば吊り橋効果もあって(!?)、ふたりの距離がグッと近づくのも道理です。

そんな“刺激的なゴルフデート”におすすめのコースを、年間、男女合わせて約30試合ものトーナメントを取材し、さまざまなゴルフ場にも精通しているゴルフジャーナリスト・山西英希さんに伺いました。

本場アメリカ、イギリスをはじめ、プエルトリコやモロッコ、南アフリカといった世界各地のゴルフ場にも足を運んでいる山西さん。「“超刺激的なゴルフ場”は海外に色々とありますよ」とのことで、海外を含めた５箇所の名門コースをご紹介しましょう。

2019年の全米オープン開催地として記憶に新しい西海岸の「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」。距離が短い打ち下ろしながら崖の突端に作られた名物ホール・７番は「グリーンの奥が海なので、強風を計算に入れてどこまで打てるかがカギです」(山西さん)。

サンドウェッジから3番アイアンまで、世界のトッププロでも、風向き次第のクラブ選択が難しいのも特徴的。でもこの最高の景色ですから、たとえグリーンに乗らなくても、彼女と盛り上がれること請け合いです!

毎年、PGAツアーのトーナメントで幾度となく逆転劇を生んだ「TPCソーグラス」の名物17番ホール。世界屈指のトッププロがしのぎを削るビッグトーナメントで、1試合平均約40個ものボールが池ポチャしてしまうほどの難しさです。その原因は「アイランドグリーンは枕木で浮かんでいるので、ティーショット時にグリーンの表面が見えづらく距離感が狂いやすい。そして、風の影響を受けやすいホールだからです」(山西さん)。

そんな難ホールだけに、まぐれでもパーオンできたらきっと一生の思い出になるはず!

女子プロが華々しく競うトーナメント「フジサンケイレディスクラシック」でもおなじみ。アメリカの「ゴルフマガジン」誌が選出する『世界ゴルフ100選』にも9年連続でランクインしている「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」で、数々の名場面を演出した名物ホール・15番は、「左サイドはすべて断崖絶壁の難ホールですが、波が打ち寄せる太平洋を横目に、豪快に打つティーショットはまさにスリル満点です」（山西さん）。

谷を越えてまっすぐに飛んだ打球がフェアウェイを捉えた瞬間、なんとも言えない達成感に浸れるはず。２打目以降も海側にOBさせないように意識しながらグリーンに乗せると、紺碧の海と空の景色が眼前に広がります。

日本ツアー通算11勝の実績をもつブライアン・ジョーンズ氏が監修した18ホールは戦略的でありながら、富士山を借景にした美しい景観を堪能できるコース。特に８番のショートは、晴れた日には池に映る逆さ富士を拝め、撮影スポットにも最適。「手に汗握るスリルよりも、最高の景色によって感動が得られるホールです」(山西さん)。
 
気分が上がったところで打つ池越えのティーショットは、パーオンの確率高い!? 彼女とふたりで廻る2Bが不可のため、ぜひダブルデートでラウンドをお楽しみください!

「海抜けの景色を楽しみながらラウンドするなら、やはり沖縄がおすすめです」（山西さん）。なかでも「ザ・サザンリンクスゴルフクラブ」は、景観の美しさはさることながら、海越えのティーショットに挑戦できる刺激満点なコース。写真の8番ホールだけでなく、７番(Par4)も海越えホールです。切り立つ崖を目の前に、果たしてティーショットを成功させられるか!? 考えるだけでもゾクゾクしますね!

一方、1番の打ち下ろしホールは海に向かってティーショットを打てるなど、緩急のあるコース設定が最高のゴルフデートを演出してくれます。

また、全室オーシャンビューのホテルが隣接しているので、宿泊もセットにすれば快適でリッチなゴルフステイを満喫できますよ。