2023.09.26
【スパカレディに聞いてみた】メイサさんの場合
「余裕はエロさ。興奮が伝わるとキモチ悪い」肉食系美女が好きなのはどんなオトコ?
女性はオトコのどんなところにエロさを感じるのか? 連載『美人はスーパーカーである』にご出演いただいた“スパカレディ”に、実体験の中で感じたオトコのエロさについて語っていただきます。
- CREDIT :
写真/田中駿伍(MAETTICO) 文/木村千鶴
肉食系女子はやっぱり、オトコのエロさに一家言アリでした
女性に男性のエロさを語っていただくとなれば、欠かせないのは連載『美人はスーパーカーである』にご出演いただいた“スパカレディ”たちでしょう。
今回は、狩人気質の強い肉食系女子、第80・81回のスパカレディ メイサさんにお越しいただきました。
また会えるかもしれない余白を残してスマートに去るのはセクシーです
「好きです。女も男も色気やエロさは魅力に直結するなと思っています。個人的には、女性は22歳が一番色っぽいなと思っているんですが」
── 22歳はだいぶ若い気がしますが、それはどうしてですか。
「大学生だったら社会人になる歳ですよね。その社会に出る直前、あどけなさが抜けて女に変わっていく瞬間があって、それが見えた時『この子綺麗だな、ちょとエロいな』と感じます。
男性については、最近町場で色気を感じる男性にあまり会ってないんですよ(笑)。ただ、この前、総合格闘技を観に行った時に、身体の動きや筋肉のつき方がめちゃくちゃエロい人がいて、あれは良かったですね〜」
── 総合格闘技では身体が全部見える状態だと思うんですが、ムキムキが全て見えていてもエロいですか。
「エロかったですよ。その選手はゴツすぎていなくて、動きもしなやか、言語化は難しいけど何だかエッチでした(笑)。エロさって直感的に感じるものかもしれませんね。自分の経験則から来る勘みたいなものなのかな」
「あ、でもちょっと色気のあるシチュエーションはありましたね。終電を逃しちゃって、時間潰しにダーツバーに入ったんです。何かフードを注文しなければならなくて、隣の席にちょっとカッコいい男性が座っていたので『オリーブか生ハムが食べたいんですけど、ひとりで食べきれないのでシェアしませんか?』って話しかけて。そこからちょっと仲良くなって朝までダーツをしたりお話ししたりして、楽しく過ごしたんですよ」
── 逆ナンしたわけですね(笑)。
「そういう形になっちゃいますね(笑)。別れ際になって、ちょっと迷ったんですが、そのまま連絡先は交換せずにさよならしました。その時に『金曜日にはたまに来てるから』とその彼に言われて」
── あ、それはちょっと良い。また会えるかもしれない余白を彼は残したんですね。
「ちょっとセクシーですよね。変に口説かれたりしていないから、楽しかったことしか記憶に残ってないし。きっと行かないとは思うけど、ここにきたら会えるかもしれないというのはドラマチックでエロいなと思いました」
性格は表情筋に出るから、見た目重視!
「まず、イケメンかどうかです!!」
── 顔か〜(笑)。見た目が大事なんですね。
「はい、基本的に身綺麗で紳士的な男性に色気を感じますが、表情筋や言葉に性格が出やすいなって思ってるところがあるので、本気で見た目から入ります」
── 見た目に内面が出やすいと思っていらっしゃるんですね。表情筋には何が現れるんでしょう。その時の感情ですか? 性格的なもの?
「感情はもちろんですが、性格はわりと出ますよ。この人は疑り深いなとか、陽気な人だとか、深い考えがない能天気なタイプだなとか。話している時の表情やリアクションっていろんなことが出てくると思います」
── ほほう、たとえば疑り深い顔ってどんな顔になるんでしょう。
「瞳が動かないんですよ。ちゃんと乗って話は聞いてくれるし、リアクションもあるんですけど……」
── いわゆる目が笑っていない、というやつですね。では、色気がある人って、表情的にはどういう感じになりますか?
── 確かに、手は身体の中で普段から一番接することが多い部位ですもんね。
「私が手に目覚めたのは小学生ぐらいの時なんです。テレビで玉木 宏さんがボーリングをしていたんですが、ボーリングの球を投げる、その大きな手とすらっとした指にキュンときてしまって、その瞬間から私は手に落ちたんです」
── 玉木さんの「手」に落ちたんですね。やっぱり男性的なものを感じたんでしょうか。
「そうですね。正直に言ってエロいと思いました」
聞き上手な人とはまた会いたくなる
「聞き上手な人、大人の感覚を持った人かな。相談に乗ってくれて、意見を押し付けずにひとまず話を聞いてくれる、そして、話しやすく落ち着いた気持ちになれる人。会った翌日に「私ばかり話しすぎちゃって申し訳ない」と思って名残惜しくなる」
── 聞き上手はやっぱりモテるんですよねえ。
「あとは、自然にちょっと紳士的な面を見せる人は色気があるなと思います」
── と言いますと?
「例えで言うと、クラスで2番目に目立つタイプ。1番目立つ人の隣にいつもいて、その彼が調子に乗って女子に嫌なことを言ったりしたら『こいつがごめんね』みたいに周囲へフォローする男子っていませんでした?」
── あ〜、いたような気がします。コンビのような目立つ男子ふたり組。片方はイケイケで一方は寡黙で女性に親切みたいな。
「そうそう、ポジションで言うとキャッチャータイプの人。女性には優しくて、その姿を見ているのも好き。でも、仲良くなって距離が近くなってくると、私にだけは軽口を言ってきたりする。あれは色気があってキュンとします」
── 特別な女子にだけちょっと意地悪しちゃう系男子ですね。
「自分にだけ茶目っけを出してちょっとお腹つまんできたりね。関係が一歩進んだ時のあのドキドキは爽やかにエロいです」
── ちょっと青春時代を思い出しました(笑)。
付き合ってもいない女性に“頭ポンポン”はダメです
「私は、短絡的で高圧的な、こちらの言ったことをはじめから否定するような人が苦手。でも、そういう人って、たいして親しくもないのに頭をポンポンしたりすることが多いです。本人は親しみを込めてボディータッチをしているのかもしれないけど、気持ちが悪いですね。触るなと思う」
── それは距離感を間違えていますし、失礼ですね。
「はい、付き合ってもいない女性の頭を触るのはやめた方がいいです。あとはお酒を飲んでいるシーンで帰る頃になると、急に興奮したような様子になる人も気持ち悪く感じます」
── それは“お持ち帰りしたい気持ち”が先走りして、ということですか。
「それです。余裕がなく興奮している様子が見えると、どんなにカッコよくても引いてしまいます。持ち帰りたかったら、女性のスイッチが入ったことが確認できるまで、せめてキスをするまでは興奮を抑えて。できればベッドまで余裕を持っていて欲しいと思います」
── なるほど、女性にエロを感じさせるには余裕ですね。肝に銘じておきます。
連載:美人はスーパーカーである【恋愛編】とは?
「ワイングラスの向こう側」(KADOKAWA)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林 伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。
テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。毎回、美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫っています。
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