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2025.01.29

星野リゾート代表・星野佳路さんと冬山バックカントリースキー!

冬の遊びと言えば、スキー、スノーボード。大人カップルの皆さんにはぜひ、ありのままの冬山極上パウダースノー上を滑走していただきたいもの。「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアーで、その醍醐味を取材しました!

CREDIT :

写真/前田一樹(MAETTICO)、原田賢能 文/吉田奈緒子(Web LEON)

これが本物の、極上パウダースノーのスキーだったんだ!

 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 「星野リゾート トマム」のCATツアーは、近くの狩振岳にて実施中。滑走開始前に星野代表、星野グルメスキークラブの方たちと一緒に記念撮影。
真冬の休日は暖かいインドアでぬくぬくデートも楽しいけれど、屋外でアクティブに遊ぶのもオツなもの。その点、「星野リゾート トマム」にはスキー場はもちろん、エンタメ感溢れる氷の街「アイスヴィレッジ」や絶景を楽しめる「霧氷テラス」など、冬を遊び尽くすための施設や仕掛けがたくさんあります(詳細はコチラ)。

そして、何と言ってもウィンタースポーツ好きの方にオススメなのが、手つかずの自然の中を滑走できるCAT(雪上車)ツアー。ゲレンデではない山の中の非圧雪地帯を滑り降りるという、ディープな体験とは一体どれほどスリリングなのでしょうか!?
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 定員12名の「星野リゾート トマム」専用雪上車。
今回、スキー愛好家としても有名な星野リゾート代表、星野佳路さんと星野グルメスキークラブ(HGSC)の皆さんが狩振岳CATツアーに参加されるということで、Web LEON取材班も同行させていただくことに!

ツアー実施当日は晴れ。朝8時過ぎに宿泊棟「リゾナーレトマム」のエントランスに集合し、トマム近郊の狩振岳(標高1323m)方面へ出発。約30分後、雪上車が待機するポイントに到着しました。送迎車に積んでいたスキーを雪上車に移し替えたら、ツアー参加者たちも雪上車に乗り込みます。
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  「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 年間滑走日100日(!)を目標に掲げる星野代表。雪上車に乗るのもこなれている印象。
雪上車に揺られて道なき道を進む間、期待半分・不安半分。でも、星野代表がリードガイドを務めるスタッフさんにこの冬の降雪量などについて尋ねたり、HGSCのメンバーさんたちと楽しげにジョークを交わしたりしている様子を見ているうちに、ワクワク感のほうが優っていくのを感じました。

標高は500m以上は上がったでしょうか。40分ほどすると雪上車が止まり、どうやら滑走ポイントのそばに到着した模様。外に出ると、風がやや強く巻いていて粉雪が舞っています。雪上車周辺の雪面はカリカリと硬く、おそらく気温はマイナス10℃程度。正直、寒いです。
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2022年に岩手県・安比高原でCATツアーの参加経験はありましたが、3月後半だったこともあり、気温もそこまで低くなかった記憶が蘇りました。今回は真冬の北海道、やはり自然は甘くないですね。
 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 狩振岳エリアの尾根からドロップ。カリカリに凍った雪面から、フワフワのパウダースノー天国へ!
 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ ガイドさんが示してくれた目標方向をめがけて滑走する。
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星野代表とガイドさんの後を追っていくと、尾根の切り立ったポイントへ。「ここから順番にドロップ・インしていきますので」とガイドさん。

「えっ? いきなりメチャクチャ傾斜があって先のほうがよく見えないんですけど!?」と心の中で戸惑う私。星野代表と仲間の皆さんはためらうことなく、一人一人パウダーの銀世界に飛び込んではすぐに見えなくなります。せめて前の人が見える位置にいればガイドになって滑りやすいのだけど……。

「どうして皆で連なってトレイン滑走しないのでしょうか?」とガイドさんに聞くと、「雪崩が起きた時、全員が巻き込まれてしまうから」との答え。なるほど。過去に安比高原のCATツアーでトレイン滑走できたのは、春スキーで雪が少なくなっていたせいかも?
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 滑走1本目は恐る恐る滑り出す。周りをよく見たいがために、ゴーグルが未着用になってしまった。ショベルやプローブ(雪崩に巻き込まれた人捜索用の棒)が入ったバックパックを背負いながらの滑走は初めてで、バランスを保つのにも苦戦中。
ついに自分の番が回ってきて、えいや!とパウダースノーの中に飛び込んでみました。前の人は見えないので、とにかく転ばないよう慎重にターンを切っていくだけ。かなりぎこちない滑りになっていたことに自分でも気づいていましたが、ゲレンデ滑走とはまったく違う感覚に包まれました。圧雪された雪面を滑る時のような、足裏で感じる反発がほとんどない。

完全に自然のままのパウダースノーでの滑走は、浮き沈みを繰り返していくような不思議な浮遊感があり、バランスの取り方がむずかしい。こうして1本目の滑走は恐る恐る500mほど下り、ガイドさんたちの姿が見えて胸を撫で下ろした次第です。
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー 星野佳路さん
▲ 勝手知ったる庭……とばかりに、一瞬のためらいもなく力強く滑走する星野代表。
 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー 星野佳路さん
▲ カメラマンの目前を通過するタイミングで強くエッジを立てることも心得ていらっしゃる!
一方、さすがは星野代表! 毎年、北米、ヨーロッパ、ニュージーランドなどの各国で山岳スキーを数多くこなしていらっしゃるだけあり、この日も自信みなぎる滑走で魅せてくださいます。
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ ガイドさんが待機するポイントまで滑り降り、皆の滑走を見守る星野代表。
滑走終わりのポイントまでメンバー全員が滑り終わったら、雪上車が待つ下のポイントまで滑って移動。そして再び雪上車に乗り込み、10分程度でドロップポイントへ上がりました。この日は、お昼までに合計3本滑るとのこと。

現場は標高1000m以上のため、やはり寒気は厳しいものでしたが、目まぐるしく変わる冬山の天気は時に、感動的な美しい情景を作り出します。
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 青空が出ると雪面がレフ板となり、白銀の世界がいっそう美しく!
 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ スノーボードでもこの通り、パウダースノーの浮遊感を楽しめる。
3本目の滑走の時、上空の雲が切れて青空が広がってくると、太陽が辺り一面を照らし、周りが一気に明るくなりました。キラキラと光るパウダースノーの中を滑走するのは、何とも形容しがたいほど爽快です!
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 3本目の滑走でようやく少しコツをつかめた感じ。本格的なCATツアーの醍醐味を味わえて感激です!
時にひざまで埋もれるほどフワフワに積もった雪上の滑走に少し慣れ、特有の浮遊感を堪能できた次第。

「ようこそ、パウダーの沼へ!」

3本目を無事に滑り終えたところで、広報の担当者さんに、そう声を掛けられました。

この日の滑走はこれにて終了。後ろ髪を引かれながらも、CATツアーのもうひとつのお楽しみ、ランチをいただくスポットへと移動します。
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冬山で新鮮魚介の熱々鍋をいただけるなんて!

  「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 夢見心地の滑りを満喫後、ランチ休憩用の建物「パオ」の前で。
山の中腹をグループで滑り降りていくこと、約15分。到着したのは、サーカス小屋のような形をした建物「パオ」です。モンゴルの移動式住居を参考に造られたようで、どうやらコチラで暖を取りながら温かいランチをいただける模様。
 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 星野代表を囲って、美味しい昼食に舌鼓を打ちながら会話に花が咲く。
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 「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 冬山のランチで、まさか熱々のお鍋をいただけるなんて! 冷えたカラダが芯から温まります。
中に入ると、円形のカウンターテーブルがあり、すでにグループ人数分の昼食メニューが並べられていました。前菜から始まり、魚介類や野菜などの具材たっぷりな水炊きのお鍋、さらにデザートまで付いたコース仕立て。男性もお腹いっぱいに美味しくいただける内容です! グルメにもこだわっていらっしゃる星野代表のポリシーをコチラでも感じました。
  「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアー
▲ 仲間との団らんのひとときも大切にされている星野代表。
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こうして、星野代表率いるHGSCの方たちと団らんしながら1時間ほど小休止。その間、星野代表は北海道・旭岳や群馬・谷川岳で運営されているスキーリゾートの魅力や取り組みについても話してくださいました。

食後、私たちは宿泊棟「リゾナーレトマム」へ戻りましたが、CATツアーの本来のプランですと、午後は再び狩振岳エリアにて滑走を数本実施するそうです。まさにスキーパラダイスな一日を過ごせるわけですね!
スキー好き、スノーボード好きのカップルのみなさま。こんなディープな雪山滑走をシェアしてみませんか? ふたりの記憶に深く刻まれる体験になることをお約束します。
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 星野リゾート トマム

■ 星野リゾート トマム

所在地/北海道勇払郡占冠村中トマム
予約・お問い合わせ/TEL0167-58-1111

狩振岳CATツアーの詳細はこちら

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