2025.01.29
星野リゾート代表・星野佳路さんと冬山バックカントリースキー!
冬の遊びと言えば、スキー、スノーボード。大人カップルの皆さんにはぜひ、ありのままの冬山極上パウダースノー上を滑走していただきたいもの。「星野リゾート トマム」の狩振岳CATツアーで、その醍醐味を取材しました!
- CREDIT :
写真/前田一樹(MAETTICO)、原田賢能 文/吉田奈緒子(Web LEON)
これが本物の、極上パウダースノーのスキーだったんだ!
そして、何と言ってもウィンタースポーツ好きの方にオススメなのが、手つかずの自然の中を滑走できるCAT(雪上車)ツアー。ゲレンデではない山の中の非圧雪地帯を滑り降りるという、ディープな体験とは一体どれほどスリリングなのでしょうか!?
ツアー実施当日は晴れ。朝8時過ぎに宿泊棟「リゾナーレトマム」のエントランスに集合し、トマム近郊の狩振岳(標高1323m)方面へ出発。約30分後、雪上車が待機するポイントに到着しました。送迎車に積んでいたスキーを雪上車に移し替えたら、ツアー参加者たちも雪上車に乗り込みます。
標高は500m以上は上がったでしょうか。40分ほどすると雪上車が止まり、どうやら滑走ポイントのそばに到着した模様。外に出ると、風がやや強く巻いていて粉雪が舞っています。雪上車周辺の雪面はカリカリと硬く、おそらく気温はマイナス10℃程度。正直、寒いです。
「えっ? いきなりメチャクチャ傾斜があって先のほうがよく見えないんですけど!?」と心の中で戸惑う私。星野代表と仲間の皆さんはためらうことなく、一人一人パウダーの銀世界に飛び込んではすぐに見えなくなります。せめて前の人が見える位置にいればガイドになって滑りやすいのだけど……。
「どうして皆で連なってトレイン滑走しないのでしょうか?」とガイドさんに聞くと、「雪崩が起きた時、全員が巻き込まれてしまうから」との答え。なるほど。過去に安比高原のCATツアーでトレイン滑走できたのは、春スキーで雪が少なくなっていたせいかも?
完全に自然のままのパウダースノーでの滑走は、浮き沈みを繰り返していくような不思議な浮遊感があり、バランスの取り方がむずかしい。こうして1本目の滑走は恐る恐る500mほど下り、ガイドさんたちの姿が見えて胸を撫で下ろした次第です。
現場は標高1000m以上のため、やはり寒気は厳しいものでしたが、目まぐるしく変わる冬山の天気は時に、感動的な美しい情景を作り出します。
「ようこそ、パウダーの沼へ!」
3本目を無事に滑り終えたところで、広報の担当者さんに、そう声を掛けられました。
この日の滑走はこれにて終了。後ろ髪を引かれながらも、CATツアーのもうひとつのお楽しみ、ランチをいただくスポットへと移動します。
冬山で新鮮魚介の熱々鍋をいただけるなんて!
食後、私たちは宿泊棟「リゾナーレトマム」へ戻りましたが、CATツアーの本来のプランですと、午後は再び狩振岳エリアにて滑走を数本実施するそうです。まさにスキーパラダイスな一日を過ごせるわけですね!
■ 星野リゾート トマム
所在地/北海道勇払郡占冠村中トマム
予約・お問い合わせ/TEL0167-58-1111
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