2020.12.18
コロナ禍だからこそソロキャンプツーリング
フォトグラファー兼ビジュアルクリエイター・桐島ローランドさんによるライフハック術。今回は、バイク歴36年の桐島さんに、ソロキャンプツーリングの必須アイテムを伺いました!
- CREDIT :
写真・文/桐島ローランド イラスト/田中むねよし コーディネイト/JUBILEE
ソロキャンプツーリングのメリットは?
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/12/16112807764526/0/kirishima_bike.jpg)
僕のバイク歴はかれこれ36年。中でも30歳の記念にバイクで全国をソロキャンプツーリングしてからは、毎年どこかへキャンプツーリングをしています。クルマと違い、バイクは操縦する楽しさも素晴らしいし、直接感じる風や匂い、目に飛び込んでくる広大な景色は最高です。もちろん大勢でツーリングするのも楽しいですが、ソロツーリングの面白さはフットワークが軽くなるぶん予定も自由に変えられること。行先でも色んな偶然や出会いがあったりするんですね。
よく仲間には「寂しくない?」と聞かれることがあるのですが、実際バイクで走っている時は常に一人ですし、逆に一人だと自分のペースで走れるので気楽です。それもこのネット時代、SNSに旅行の過程をアップしていれば、リアルタイムでみんなと繋がっていますし、偶然同じエリアに居る仲間に合流できたりと、寂しさを感じることはまったくありません。
またこのコロナ禍においては、バイクは理想的な乗り物と言えるでしょう。常にヘルメットを被っていますし、基本的に人と話さないからです(笑)。
ということで今回は、そんなソロキャンプツーリングをもっと楽しくしてくれるアイテムなどを紹介していきたいと思います。
キャンプツーリングのオススメバイク4選!
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/12/16112701588883/1600/rd1920_LEON_Rowland_sama_main_retake.jpg)
しかし、やはり長距離を走るとなると、ビッグオフロードまたはアドベンチャーバイクが一番理想的でしょう。林道を走るかどうかで選び方も変わりますが、正直な話、日本で走れる林道はかなり限られています。そういう意味ではロード寄りのアドベンチャーバイクが万人受けするのではないでしょうか。
ちなみに個人的に今おすすめの4台は、KTM 「790 ADVENTURE R」、HONDA「Africa Twin」、BMW「R 1250 GS Adventure」、YAMAHA「Ténéré700」です。次に、それぞれの特徴をお伝えしましょう。
おすすめアドベンチャーバイク(1)
KTM 「790 ADVENTURE R」
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/23192354082396/0/PHO_BIKE_90_RE_790-advr-2019-90-re_SALL_AEPI_V1.png)
おすすめアドベンチャーバイク(2)
HONDA「Africa Twin」
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/23192843113071/1600/rd1920_2191212-crf1100l_001H.jpg)
おすすめアドベンチャーバイク(3)
BMW「R 1250 GS Adventure」
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/23193339969228/0/2019_R1250GSA_N2H_1-thumb-630x412-5194.jpg)
おすすめアドベンチャーバイク(4)
YAMAHA「Ténéré700」
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/23193458912547/0/tenere700_color_003_2020_001.jpg)
バイクをカスタム & ソロキャンプにオススメのアイテムは?
![](https://assets-www.leon.jp/image/2020/12/19041141480646/1600/rd1920_leon-gadgets-rescan.jpg)
アクロポビッチのマフラー、野口シートのカスタムシート、YsGearのパフォーマンスダンパー、ツアラテックのワイドステップ、オーリンズのサスペンション、A&Gのアンダーガード、GIVIのパニアケースなどなど、挙げ出したらキリがないのですが、YAMAHA「Ténéré700」はカスタムしなくても十分楽しめるバイクなのであしからず。
▲ブリヂストン「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」(価格は各タイヤサイズによる) https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/products/detail/pr154/
▲Y'S GEAR「ミッドランド BT X2 PRO S」参考価格:2万7500円~4万9500円 https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/item/QQ1LIK203077
▲YAMAHA「Performance Dampers」 https://www.yamaha-motor.co.jp/pd/
▲ブリヂストン「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」(価格は各タイヤサイズによる) https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/products/detail/pr154/
▲Y'S GEAR「ミッドランド BT X2 PRO S」参考価格:2万7500円~4万9500円 https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/item/QQ1LIK203077
▲YAMAHA「Performance Dampers」 https://www.yamaha-motor.co.jp/pd/
▲DAINESE「GRAN TURISMO SHORT/TALL GORE-TEX® JACKET」参考価格:18万400円 https://www.dainesejapan.com/product/1593992?ColorCode=U40
▲COTOP「サイクル インナーパンツ3Dゲルパッド」参考価格:1589円 https://www.amazon.co.jp/
▲DAINESE「GRAN TURISMO SHORT/TALL GORE-TEX® JACKET」参考価格:18万400円 https://www.dainesejapan.com/product/1593992?ColorCode=U40
▲COTOP「サイクル インナーパンツ3Dゲルパッド」参考価格:1589円 https://www.amazon.co.jp/
普段着っぽいウエアで揃えるのもお洒落で良いんですが、やっぱり雨や風との戦いになるので、せっかくならばちゃんとしたライダーズウエアがオススメです。その中でもデザイン性が高くて性能面でも素晴らしいのがダイネーゼの「GRAN TURISMO SHORT/TALL GORE-TEX® JACKET」 。長年MotoGPをサポートしてきたブランドだけあって膝、肘、脊髄のプロテクションは完璧です。公道はもちろん、林道などを走るのであればマストアイテムかと思われます。
それと長距離のツーリングで意外と重要なのがお尻。長時間座っていると結構きつくなります。シートが良い物を使うのもそうですが、サイクリスト用のパッド入りインナーパンツをはくとかなり楽になるのでオススメです。
▲AGV「AX9 MONO JIS - MATT CARBON」参考価格:9万6800円 https://www.dainesejapan.com/product/763194LY-001?ColorCode=001
▲AGV「AX9 MONO JIS - MATT CARBON」参考価格:9万6800円 https://www.dainesejapan.com/product/763194LY-001?ColorCode=001
ちなみに自分が使っているAGVの「AX9 MONO JIS - MATT CARBON」はさすがイタリアブランドだけあってデザインは素晴らしく、それでいて軽量なので疲れが少なく気に入っています。
また、ツーリングで重要視したいのはまずインカムを後からつけられる耳の部分のスペースがあるかどうかです。スマートフォンをナビ代わりに使用する時にBluetooth対応のインカムがあると音声案内が聞こえるようになるのとグループツーリングにおいてもヘルメットをつけたままで会話をすることができます。
▲Hilleberg「ALLAK2」 参考価格:13万3000円 https://www.hilleberg.jp/product/tent/detail/12770083/
▲Moon Lence アウトドアチェア 参考価格:2699円〜 https://www.amazon.co.jp/
▲Hilleberg「ALLAK2」 参考価格:13万3000円 https://www.hilleberg.jp/product/tent/detail/12770083/
▲Moon Lence アウトドアチェア 参考価格:2699円〜 https://www.amazon.co.jp/
まずはテントです。色々なサイズがありますが、ソロ用の物だとさすがに小さいでしょう。バイクに積めるコンパクトさは重要ですが、二人用のテントでも十分収まります。今回紹介するテントHillebergの「ALLAK2」は最高峰のテントで全シーズン対応。なによりこのテントが優れている所はタープとテントが一体型な所。雨が降っていたとしても直ぐに設営できるし、仕舞うのもあっという間。パーツがすべてハイクオリティで感動します。
ちなみにテント内の寝具で言うと、自分はマットではなくコット派です。意外かも知れませんが、最新のコンパクトなタイプであればコットでもバイクに詰め込めます。
あと、到着した時に重宝するのがアウトドアチェア。フルサイズの物を持っていくのはバイクだと厳しいのでアマゾンなどで売っているMoon Lenceあたりが安くて良いでしょう。他にマストなアイテムはヘッドランプ、ミニテーブル、クッカー、とコンロが在れば十分楽しめると思います。
▲「DJI Mini 2」参考価格:5万9400円〜 https://www.dji.com/jp/mini-2
▲「GoPro MAX」参考価格:5万円(1年間のGoPro サブスクリプション登録時)、6万1000円(サブスクリプション登録なし) https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/max/CHDHZ-201-master.html
▲「DJI Mini 2」参考価格:5万9400円〜 https://www.dji.com/jp/mini-2
▲「GoPro MAX」参考価格:5万円(1年間のGoPro サブスクリプション登録時)、6万1000円(サブスクリプション登録なし) https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/max/CHDHZ-201-master.html
一人旅の充実感を友達と共有したい場合は撮影機材がとても重要になります。それも自撮りとなるとハードルが高まりますよね? そこで、自分が特に気に入っているのが360°カメラです。
基本360°を撮りっぱなしにしてくれるので、アングルなどは後から好きな向きに変えることが出来ます。カメラを設営する場所がポイントになりますが、最新のアドベンチャーバイクであればウィンドスクリーン、もしくはハンドルに延長ポールを付けてちょうど目線の上あたりにカメラが来るようにするとベストでしょう。機種は色々ありますが、オススメは「Insta360 ONE X2」や「Go Pro Max 6K」です。
また、チャレンジャーには究極の自撮り機であるドローンが最高です。特にDJIの最新機種「DJI Mini2」は小型かつ日本の法律をクリアした機種なので、都心や大勢の人が居ないエリアであれば飛ばせる場所が多いのがオススメです。
今はツーリングの映像を楽しく記録するガジェットがたくさんあります。ちなみにですが、2018年に、英国とアイルランド共和国を2週間、6000kmをバイクで走破してきた時の動画をアップしていますので、ご興味のある方はご覧になってイメージを膨らませていただければと思います。
寒さが苦手な方も、今回ご紹介したガジェットをヒントに、スタイリッシュなグッズを春までにバッチリ準備して、新緑の中でツーリングやソロキャンをエンジョイしてみてはいかがでしょうか?
ツーリングは、一人でもグループでも楽しめる最高の時間です。好きなバイクやガジェット、ウエアを身に纏えば、さらに最高。自己満足でもいいんです(笑)。
最後になりますが、何より、安全運転を心がけてください! そしてどこかでばったりお会いしたら、一緒に走るチャンスもあるかもしれません。ツーリングが盛り上がっていくのを楽しみにしています。
![null](https://assets-www.leon.jp/image/2018/10/01090329187707/0/rd_rowland_prof.jpg)
●桐島ローランド
フォトグラファー・3DCGエバンジェリスト。
1991年 ニューヨーク大学芸術学部・写真家卒業後、本格的にフリーランス・フォトグラファーとしてのキャリアをN.Y.でスタート。
1993年 東京に活動拠点を移し、多くのファッション撮影、広告撮影の他、ムービー作品も手掛ける。
2007年 パリ・ダカールラリー完走。
2014年 株式会社AVATTA設立、代表取締役に就任、3DCGエバンジェリストとしての活動を開始。国内外を問わず、多数のテクノロジーオリエテイティドなカンファレンスなどにも出席、マイクロソフトの販売代理店アドバイザー、自動二輪車メーカーのアンバサダー等も務める。
2018年 AVATTAがサイバーエージェントグループとなる。
2019年 3DCGプロダクション 株式会社CyberHuman Productions 取締役。
2023年 AI、3DCG、VIRTUAL 等、最先端技術を活用した制作会社、株式会社Cyber AI Productions 取締役。