2017.12.27
女性がメイクで“化ける”とはどういうことか?
- CREDIT :
文/池山章子 写真/服部健太郎 メイク/原倫子(LONESS) モデル/鳥谷部知愛
そして女性たちも自分の容姿を、相手や状況に応じていかようにも変えられる。
付き合う男性が変わればメイクが変わる。あるいは目的に応じて相手好みの「美人」にもなれる。それが当たり前の時代なのですね。
そこで、男にはとんとわからぬメイクの裏側を探ってみようという企画です。
1. 誰もNOとは言えない! OL風愛されメイク
なるほど、こんな部下に笑顔で見つめられたら、大抵のオヤジ上司はイチコロですよね。
2. 狙った獲物は逃さない! 色仕掛け勝負メイク
上品なのにセクシー、そのギャップこそが男心をざわつかせるツボ。そこを効果的に攻撃する、まさに女子力全開の戦闘モードメイクかと。
3. 近寄ったら火傷する!? クールなモードメイク
「ポイントは、カラーレスであること。男性が思うメイクとは、“色を使って顔を華やかに見せるもの”ですよね。だからこそ、あえて“カラーレス”という選択肢が女子にはあるのです。
確かに近寄りがたいイメージではありますが、このクールで隙を見せない感じにかえって惹かれてしまう男子も多いことかと。
4. 男の牙を抜く!? キュートなアイドルメイク
「仕事で疲れきって帰った日に、こんなメイクで『お帰り』なんて出迎えられたら、うれしくないですか(笑)」
ハイ、確かにどんな男でもフニフニしてしまいそう。実は、メイクにはそんな、男たちの闘争本能を押さえて骨抜きにしてしまう力もあるのです。
ピンクには人の興奮を沈め心を落ち着かせる効果があるのだそう。
「こんなメイクなら、疲れた心と体をホッと和ませてくれるに違いありません」
なんならコスプレも併せてお楽しみいただければ、より盛り上がるかと。でもこちら、実は男性を飼いならすために効果的なメイクでもあるのでご注意くださいませ。
●メイク 原倫子さん(「LONESS」スタイリスト)
「4パターンのメイクをお見せしましたが、これはまだまだ序の口。同じナチュラルメイクでも、メイクの色味や質感+テクニックの組み合わせで、イメージは無限に広がります。リップやアイシャドウの色やアイラインの引き方など、わかりやすいところにばかり目が行きがちですが、実は、肌の質感やまつ毛のあげ方など、細かい点でも雰囲気がガラリと変わるんです。女性はメイク次第で百面相のようにどんな顔にも化けますので、男性の皆さんは騙されないようにしてくださいね(笑)」
●モデル 鳥谷部知愛さん(29歳)
「私が初めてメイクをしたのは、中学生の頃だったかな。なんだか少し大人になったような、恥ずかしいような。自分の知らない自分のようで、不思議な感じでしたね。
今の私にとってのメイクは『少しだけ背筋が伸びるもの』。化粧崩れを防ぐために、ほんの少し丁寧に行動できるし、ルージュを塗っていれば飲食時の作法も自然と上品になるような気がします」