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2021.07.26

カッコいい大人たちの「挑戦する心を刺激する名言」を集めてみた【02】矢沢永吉ほか

ある人の何気ないひと言が心に響いてその後の人生が変わってしまうようなことがある。言葉とはそれほどまでに大きな力をもっている。ここではそれぞれの道で名を成したカッコいい大人たちの「挑戦」にまつわる名言に耳を傾けたい。

CREDIT :

構成・文/松永尚久 イラスト/Isaku Goto

シリーズ第3弾のテーマは「挑戦し続ける大人はカッコいい」。人はとかく同じことを長く続けていると、変化を嫌って守りに入りがちです。けれど、そこで丸くならず新しい刺激を求めてチャレンジし続けられる大人ってやっぱりカッコいい。

ここに各界でトップランナーとして挑戦し続けたカッコいい大人たちが発した、心に響く「名言」を集めてみました。さまざまな困難に直面しながらも、怯まずチャレンジを重ねていった彼らの言葉には、大人の男として新たな戦いに挑むための強い心を育てるヒントがちりばめられています。

◆矢沢永吉(ミュージシャン)

「臆病っていうのは、ある種のレーダー。臆病だから考える。臆病だから、勝つために冒険する」

著書『アー・ユー・ハッピー?』より
1970年代から日本の音楽界を牽引し続ける、永遠のロックンロール・アイコン。そのクールでワイルドな音楽だけでなく、独自の表現力で伝えられる言葉の数々も、人々の心をとらえている。50歳を超えた頃に刊行された著作は、自身のこれまでをより深く掘り下げた内容。常にエモーショナルかつストレートに音楽を追求している印象であるが、その裏では戸惑いもあった。それをあえて口に出して伝える潔さの中に、真のロックンローラーの佇まいを感じた。

◆マザー・テレサ (聖職者)

「神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ」

片桐弘史『The Life ほんとうの自分になるために マザー・テレサに導かれて』より
カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。世界の人々に無償の愛を届け続け、1979年のノーベル賞をはじめさまざまな賞を獲得し、97年にこの世を去った彼女の言葉。名誉や富を求めるのでなく、常に自分の新しい領域を創造し続けることが、世界に光明をもたらすことを優しく伝えている。

◆内村航平(体操選手)

「『できない』じゃなくて『どうやったらできるか』をみんなで考えて、どうにかできるように。そういう方向に考えを変えてほしい」

体操大会での閉会スピーチより
21年の東京オリンピックで4大会連続の五輪出場を決めた、日本体操界のレジェンド的存在。20年に開催された国際親善大会「Friendship and Solidarity Competition(友情と絆の大会)」の閉会スピーチでは、新型コロナウイルスが蔓延し、オリンピック開催を危ぶむ声が広がるなかで、選手としてまた日本国民のひとりとして発したメッセージ。何事も否定したり、諦めたりするのは簡単だけれど、どのようにしたら世界、人々がより良い方向に進めていくか試行錯誤をしてみることが、社会さらに自身の人生を充実させるのではないか。ストイックに体操を極めようとしている彼ゆえに、説得力のある言葉として響く。
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◆孫正義(企業オーナー)

「幸運の後には必ず不運が来る。大切な事は、その時にめげず、諦めず、耐えて、闘いぬく事だ」

Twitter投稿より
2021年3月期の連結決算で、日本企業として過去最高となる約4.9兆円の最終利益を上げたソフトバンクグループの会長兼社長。さまざまな気づきを与えてくれる彼のTwitterの発言より。新型コロナウイルスにより疲弊している現代社会。この時代をどう生き抜いていかなくてはいけないのか。闘い続けることの必要性を教えてくれる投稿である。

◆石橋貴明(タレント)

「昔みたいに100mを9秒台でダッシュできないけど、30mは3秒でいけるぞみたいな」

TV番組での発言より
1980年代よりお笑いコンビ「とんねるず」として活躍、バラエティ番組だけでなく、歌手や役者としても活躍し、TV界第一線を走り続けてきたが、18年に長年続けてきたレギュラー番組の終了をきっかけに、活動のメイン・フィールドをウェブ上に変更。公式YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』が、幅広い世代から支持を受け、再び脚光を集めるようになった。これまでの主戦場とは異なる感覚を味わいながらも、どんな環境でも全力で走り抜け続ける姿勢を持ち続けることの大切さが伝わる。

◆ピーター・ドラッカー(経営学者)

「未来は明日つくるものではない。今日つくるものである」

著書『創造する経営者』より
オーストリアの経営学者で、「現代経営学」もしくは「マネジメント」の発明者。日本では2009年に刊行された書籍『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』で一躍脚光を浴びた。彼が提唱していたのは、個人のプロフェッショナル化。「自分が何ができるか」を探し、追求していくなかで生まれた「特性」がこれからの世界を生き抜く術になるということ。それを得るために、今やるべきことは「挑戦」。その積み重ねによって、輝かしい明日や未来が約束されるのだ。
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◆マイケル・ジョーダン(元プロバスケット選手)

「私は失敗を受け入れることが出来る。しかし、挑戦しないことだけは受け入れられないのだ」

『世界の名言100』より
15年の選手生活を通じて得点王10回、年間最多得点11回獲得し、6度のNBAファイナルMVPも受賞。また、1990年代には自身の名前の入った「エア・ジョーダン」シリーズが発売され、日本でもスニーカー・ブームを巻き起こした、バスケットボール界の神様的存在。時にはバスケットを引退し、野球にも挑戦するなど、常に自身の可能性の幅を広げてきた彼。どんなに世間から意見を言われようとも、自身のやりたいことを純粋に追求してきたそのストイックな姿勢があったからこそ、現代でも輝く存在感を得ているのかもしれない。

◆野村克也(元プロ野球監督)

「『失敗』と書いて『成長』と読む」

著書『野村再生工場』より
プロ野球選手としてだけでなく、数多くの球団を優勝(日本一)に導いた名監督で20年にこの世を去った野村克也。田中将大を筆頭に数多くの才能を開花させた敏腕として知られる彼であるが、必ずしも最初からそれが成功していた訳ではない。数多くのトライ・アンド・エラーを重ねることによって、成し遂げられたものだとわかる言葉。失敗が人を成長させる、最大のファクターである。

◆根岸英一(化学者)

「仕事が面白くなると趣味になっていく。私自身も仕事という趣味が突出している。仕事が趣味になった時、素晴らしい人生と呼べるのではないだろうか」

ノーベル賞フォーラムでの発言より
有機化合物どうしを結びつける新しい化学合成の手法を発見し、2010年にノーベル化学賞を受賞、今年6月にこの世を去った日本の研究者。ノーベル賞を獲得した後、凱旋帰国した際におこなわれたフォーラムにて、「仕事」への取り組み方について語ったもの。何事も楽しむ気持ちが、社会にイノベーションをもたらし、かつ人生を豊かにするものなのかもしれない。

 ◆江頭2:50(芸人)

「手を抜いたら江頭2:50じゃなくなる。俺を見ろ! 笑え!」

YouTube発言より
人間の身体能力の限界にまで挑戦する破天荒なスタイルで、日本のお笑い界において孤高の存在感を放っている江頭2:50。現代のTVの枠では伝わりきらない彼のお笑いスタイルを味わえるYouTubeチャンネル『エガちゃんねる 』を開始。300万人に迫るチャンネル登録数を誇る人気を獲得した。しかし、21年体調不良により一時活動休止に。やがて体調が戻り、復活を果たした最初の投稿でファンへのメッセージとして声を詰まらせながら、感謝の言葉として伝えたのがこちら。体調や年齢などで言い訳を作らない、徹底して自分の選んだ道を突き進もうとする、彼の魂を感じる言葉だ。

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