「1/fゆらぎ」で彼女もうっとり！ 大人なランタン3選

手提げ、またはつり下げ式の灯りのことをランタンと呼びます。キャンプにおける夜シーンでは焚き火を主役とするなら、ランタンは脇役。でも、ナメちゃいけません。時に脇役が主役を喰っちゃうってことは、よくある話ですから。

いくら焚き火台があっても、実際に周囲や手元を照らすのはランタン。最近はLEDを使用したタイプも多く、扱いやすく光量も多いので1台持っておくと便利ですが、雰囲気を求めるならやっぱり火を使ったランタンがおすすめです。

ゆらめく火から発生する1/fゆらぎ効果に加え、火ならではのアンバーな灯りは実にロマンティック。同じ火でも、ホワイトガソリンやオイルなど燃料と燃焼方法によってその形も明るさもまるで違うので、周囲を照らす用に光量の大きなランタンと手元を照らす用に光量の小さなランタンを一緒に用意しておくといいですよ。

キャンドルの灯りを効果的に使ったレストランがロマンティックなように、キャンプでも灯りを制するものがキャンプナイトを制すると言って過言ではありませんからね。

実にエレガントなデザインが目を引くランタン。光の雫のような丸みのあるガラスに、レザーストラップ、そして鏡面仕上げのステンレスパーツは、キャンプシーンを一気にラグジュアリーな空間に演出してくれます。1825年に創業したデンマーク王室御用達のガラスブランドと聞けば、納得です。

燃料はパラフィン系炭化水素オイル。光量自体はさほど大きくありませんが、それゆえ温かみのある灯りを楽しむことができます。

1912年創業の英国WILLS&BATES社の技術を継承し、1台ごとにハンドメイドで製作されるコチラ。ポリッシュドブラスから漂うアンティークな雰囲気の通り、その灯りも実にぬくもりたっぷりです。点灯するにはちょっとコツが要りますが、その工程自体も楽しみのひとつなんです。

燃料は灯油を使用。マントルを取り付けたらタンクに灯油を入れ、アルコールを用いて予熱作業。燃焼機関が暖まったところでポンピング開始。空気と混じった燃料がマントルに噴射し明るい光を放ちます。面倒なようですが、一度経験すれば意外に簡単です。

別売りのガス缶にセットして使用する、マイティランタン。マントルを使用するタイプで、ガスランタンならではのシューという音とともに優しい灯りを届けてくれます。見どころは、コンパクトなサイズ。手のひらサイズとあって、ふたり用のテーブル上に置くのにうってつけです。