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2022.05.19

ローランド「人生をポジティブな方向に変える……」そんな究極の服を作り始めた理由は!? 【前編】

言わずと知れたホスト界の帝王、ローランド氏。タレント・実業家として才覚を発揮する彼が、2022年4月に新たなアパレルブランド「MINIMUS(ミニマス)」を立ち上げた。機能・デザイン美を究極まで追究した服とは、一体……。

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文/瀧川修平 写真/椙本裕子

ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
現代ホスト界の帝王と称賛されるローランド氏が、ホストクラブや美容サロンなどのオーナーとしても成功を収めているのは周知の事実。だが、アパレル分野にも着手していたことを知る人は少ないかもしれない。
 
2020年から約2年間、タキシードスタイルを軸に展開を始めた「クリスチャン・ローランド」は、ご自身の言葉をお借りするならば「失敗に終わった」という。ただ、転んでもタダでは起きないのが氏の信条。自らの名を冠した“ファングッズ(同じく本人談)”には早々に見切りをつけ、去る2022年4月17日に新たなコンセプトと座組みで新ブランドを立ち上げた。その名は『MINIMUS(ミニマス)』。
 
ジュンハシモトのデザイナーとしてLEONでもお馴染みの橋本 淳氏とタッグを組み、無駄な装飾を削ぎ落とし、シーンを選ばず着用可能なハイスペックプロダクトを提案する。
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「LEONには男のロマンを標榜し続けてほしい」

ローランド こうして呼ばれるのは2年ぶりですね(※)。LEONは好きなのでうれしいなぁ。結構前だったと思うんですが、パンティをチーフ代わりに使うって記事がありましたよね。ああいうシャレ、賛否両論だとは思いますが、攻めの姿勢は嫌いじゃないなと。
※ 2020年にLEON.JPに登場(記事はコチラ
── そうだったんですね。それはありがとうございます。でもその記事は、その後少々炎上しまして……。

ローランド でも、“悪名は無名に勝る”っていいますもんね。

── いきなりの名言ありがとうございました。ちょうどLEONの話になりましたので少しお聞きしたいのですが、ローランドさんはLEONという媒体にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

ローランド このご時世だと槍玉に上げられがちな“男のカッコいい論”を忖度やブレなく追求している面白い媒体だと思います。ともすれば叩かれやすい価値観なのかもしれませんが、時代の圧力に負けてLEONすらマイルドになってしまったら悲しいですよ。これだって多様性の一つとして、10年後も折れずに男のロマンを標榜し続けてほしいですね。

── ありがとうございます。では本題に入りたいと思います。まずはさまざまな分野で成功を収めているローランドさんが、なぜ思うようにいかなかったアパレル事業に挑戦し続けるのでしょうか?

ローランド 端的にいうと、ファッションが好きだからです。アパレル業界に対しての情熱ですね。新規事業をやる時に、収益よりもやりがいを重視するのは、僕の人生のモットーでもあるので。でも、ただ闇雲に続けるのではなく、再参入するからには次こそ成功させたいという思いは当然あります。

クリスチャン・ローランドは僕が前面に出過ぎたことで、ファングッズのような位置付けになってしまいました。MINIMUSではそうならないよう僕は経営者としてだけ名を連ねるに留め、橋本 淳さんを中心としたプロフェッショナルたちに大半をお任せします。一般的なプロダクトと比較しても、デザイン、クォリティ、価格で認めてもらいたいのでね。
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ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
▲ ブルゾン2万7500円、パンツ2万900円/ともにミニマス、そのほかは本人私物

「ファッションに時間を取られている人々の人生を変えていきたい」

── MINIMUSに込めたコンセプトや、橋本さんに監修を任せた理由をお教えください。

ローランド MINIMUSは、一着あればそれだけでシーンレス、タイムレスにカッコ良く、そして心地よく過ごせるハイスペックプロダクトです。根底には僕の人生をポジティブに変えたミニマリズムの精神がありまして、MINIMUSの製品を通じてユーザーのライフスタイルを変えられるようになるといいなと思っています。
 
ならばシンプルなデザインで強いのは誰だろう? となった時に橋本さんの名前が挙がりました。ジュンハシモトには僕も昔から興味があったんですよ、ライダーズが欲しくて。柄やロゴなどによるデザイン性ではなく、シルエットやマテリアルで勝負しているブランドって日本じゃ珍しいですよね。

── ローランドさんご自身のワードローブもこれからはMINIMUS一本で行くおつもりですか?

ローランド 数着しか服が吊されていない整理されたクローゼットに、MINIMUSが整然と収納されている状態をユーザーにも望んでいるワケですから、僕自身もそうなっていくでしょうね。各用途一着の精神は変わりませんし、それが叶うようなモノづくりを心掛けていますから。

── 橋本さんとはどのような分業体制を取る予定ですか?

ローランド 僕の関わり方は前回の反省も踏まえて、経営戦略を考えることとマネージメントのみ。デザインは95%橋本さんにお願いすることにしました。とはいえ橋本さんとは密に話をしていますので、でき上がってくるものは良い意味でジュンハシモトとは一線を画します。もちろん通ずるところはありますが。

シンプルななかにもラグジュアリーな艶っぽさが宿るジュンハシモトは、クルマに喩えるとアストンマーチンだとしたら、MINIMUSは乗ってこそ違いがわかるメルセデス・ベンツのSL65 AMGといったところでしょうか。クルマを知らない人からするとCクラスやEクラスと同じように思えるかもしれませんが、搭載されるV12のエンジンをはじめ実はレベルが違うというね。
 
上がってきたプロダクトも、橋本さんが作る服のアドバンテージたる“-3㎏、+3㎝”の視覚効果はそのままに、着てみてはじめてわかる奥ゆかしい機能性がちゃんと備わっているんです。
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ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
── 読者にPR願います!

ローランド 最新のトレンドを追いかけることに疲れた方や、毎朝ゴチャゴチャしたクローゼットを開けては着ていく服がないとコーディネートにお悩みの方。そういった、日々の時間をファッションに取られてしまっている方は、ワードローブをシンプルにすることで思考やマインドがリセットされて、他にも大事なことがあったんだって気づくに違いありません。素材使い、デザインともに永久保証を謳っているMINIMUSがそんな方々のライフチェンジャーとなれたら良いなと思っています。

── ありがとうございました。今度はうまくいきそうですね!?
 
ローランド どうですかねー。まあダメだったらやり方を柔軟に変えて、成功するまでやり続けようと思っていますよ!

【Point Check】

機能美が至るところにちりばめられています!

ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
襟裏のジップは中に何も入っていないダミーですが、おかげで襟がピンと立つのだとか。ミニマム志向とはいえ、役割をもつ装飾は大歓迎。このひと工夫こそ、橋本 淳氏の真骨頂です。
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ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
ブランドロゴは胸にあしらわれるのが一般的ですが、あえて肩口に配してさりげなく。しかもブルゾン本体と同色だから、一見どこの服かわからないかも。でも、それが良いのです!
ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
接触冷感と速乾性を備えるパンツの裾には、スポーツシューズを履いたままでも脱ぎ穿きしやすいようにジップがあしらわれています。
ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)
シルエットは細身ですが、伸縮性に優れるポリウレタンを6%も混紡した4WAYハイキックバックナイロン製で、ご覧の通りストレッチが効きまくり。ゆえ窮屈さは皆無です。アクティブなシーンもお手のモノというワケ。
※ 【後編】に続きます
ROLAND(ローランド)、MINIMUS(ミニマス)

◼️ ROLAND/ローランド

1992年7月27日生まれ。帝京高校サッカー部出身。高校卒業後、進学した大学は早々に自主退学し、18歳で歌舞伎町ホストデビュー。名実ともにナンバーワンになると26歳で独立し、ホストクラブ『THE CLUB』をオープンさせる(現在閉店中)。実業家として美容や飲食、アパレルに携わり、投資家や慈善事業家として活動する傍らメディアにも多数出演。

オフィシャルウェブサイトはコチラ

※掲載商品はすべて税込み価格です

◼️ お問い合わせ

ミニマス https://minimus.online

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