2023.02.04
日本屈指のトップファイター・堀口恭司が戦う場所は、リングの上だけじゃない!
昨年の大晦日に開催されたRIZIN.40での勝利が記憶に新しい、総合格闘家・堀口恭司さん。日本格闘技界のエースにして世界的な格闘家である堀口さんの今、そしてこれからを聞いてきました。
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写真/トヨダリョウ スタイリング/髙塩崇宏 文/安岡将文 編集/大崎文菊(LEON.JP)
名門ブランドとの協業に見るウエアへのこだわり
堀口 選んでいただけて率直にうれしいです。なにせ、名だたるレジェンドボクサーの方々が愛用してきたブランドですからね。その歴史の一部に名を刻むことができて、とても光栄です。
── 実際に着てみていかがでしたか?
堀口 動きやすいのはもちろんですけど、肌触りがすごくいいんです。サラッとしていて、ストレスがまるでありません。それから、サイズ感が適度にゆとりがあっていいですね。自分はタイトなトレーニングウエアってあまり好きじゃないので。
── 結構シンプルなデザインですよね。
堀口 そこが気に入っています。あまり色をいっぱい使った派手な服って着ないので。ロンズデールなら、スポーツシーンだけでなく普通に街着としても着られると思います。
堀口 僭越ながら名前を入れさせてもらいました。ダブルネームロゴを結構大きめにデザインしているんですけど、モノトーンなので意外に派手じゃないのがいいですね。サンドバッグをイメージしたバッグ付きなんです。今後も、何か面白いコラボができたらいいなと思っています。
新団体設立を発表し、広がる活躍の場
堀口 YouTuberになろうとしているわけではないんですが(笑)、興味があることだったり、面白そうと思えることだったり、または周りから求められていることなら積極的にやってみようという気持ちでいます。
── セルフプロデュースを積極的にやっていこうと?
堀口 いえいえ、プロデュース的な判断はマネージャーにお任せしているんです。僕はそれに乗せられているだけで(笑)。とはいえ、これからの時代は格闘家自身のセルフプロデュース力も大事だとは思います。
── 先日、格闘技の新団体立ち上げの発表がありましたが。
堀口 かねてより計画というか目指していたことなんです。自分はKIDさん(山本KID徳郁氏)から、子供の頃に格闘技の魅力を教えてもらい、いつしか格闘家として名を挙げることが夢になりました。その経験を、今度は僕が子供たちに伝えていきたいんです。格闘技団体としてレベルの高い試合を披露するとともに、子供たちの将来に向けた活動もしっかりとやっていく団体にしたいと思っています。とはいえ、まだ団体名も決まっていませんし、具体的な内容はこれから詰めてゆくところですが。
堀口恭司が考える、本当にカッコいい男とは
堀口 そうですね。そろそろ結婚とかどうなのって聞かれるようにもなりましたからね(笑)。まぁ、その辺りはタイミングですね。
── 堀口さんは女性ファンも多いですしね。気になるところです。
堀口 それはもちろんうれしいことですが、でも基本的に僕は男から好かれる男になりたいんです。やっぱり格闘家ですからね、同性からカッコいいなって思われるのが一番うれしいんですよ。僕の中でカッコいい男というのは、弱音を吐かない男。僕、結構古風なんです(笑)。昔ながらの日本男児的な思想っていうのかな? KIDさんもそうでしたから。見栄や威勢を張らず、人に優しく、でも強さが滲み出ているような男になりたいですね。
── ピークはいつ頃と考えていますか。
堀口 今がピークだと思っています。ただし、僕は常に現時点がピークだと考える人間です。その歳、タイミングでしかできないことってたくさんありますから。いち格闘家としてはいずれ衰えることがあったとしても、新団体での活動だったり、やりたいこと、やらなければいけないことはまだまだありますからね。
これまで以上に、そしてこれまでにしてなかったことも
堀口 それはもう、釣りです(笑)。釣り船を買って、思う存分釣りを楽しみたいです。ただ、今のところその時間がまるでないので、まだまだ先になりそうですね。それから、キャンプもしてみたいです。2、3年前から興味があって、何度か友人に連れて行ってもらいました。それをきっかけにテントとかギアを買い揃えたんですが、まだ満足に行けていなくて。
── 現在は海外が拠点ですが、新団体も旗揚げしたことですし、今後は国内での活動も活発になりそうですね。
堀口 そうですね。今はだいたいアメリカと日本を半々といった感じです。新団体の活動内容がまだ未定な部分が多いので今年どれだけ動くかわかりませんが、地元の群馬にも格闘技を通して恩返ししたいと思っていますし、今年はいろいろと忙しくなりそうです。
堀口 せっかくなのでぜひ(笑)。普段は楽ちんなのが一番で、バッチリお洒落をする機会ってあまりなくて。たまに会見などでスーツを着ることはありますが、自分からは着ませんね。
── スエードのライダースに白パンツ、いかがですか?
堀口 白いパンツなんて、普段いっさいはかないので自分では違和感あります(笑)。それも、結構細身ですからね。普段着のサイズに困ることはないんですが、細身のパンツはどうしてもふくらはぎがパンパンになるのであまりはかないんです。でも、これはスッキリして見えますね。あと、サングラスも新鮮でいいですね。大丈夫かなぁ、変じゃないですか? ただ、レザージャケットは大好きです。ダブルのライダースとかも持ってますよ。
── さすが、ファッション誌でも活躍されているだけあります。
堀口 いやいや、そんなことないですよ。いろいろとお声がけいただくことはあり、その都度楽しくやらせてもらっていますが、僕はあくまで格闘家。そこはブレずに今年も頑張っていきます!
● 堀口恭司(ほりぐち・きょうじ)
1990年、群馬県高崎市生まれ。幼少期より空手をはじめ、高校生の時に故・山本KID徳郁氏主宰のジムKRAZY BEEに入門。2009年にプロとなり、修斗、UFC、RIZIN、BELLATORと各団体で活躍。日本だけでなく世界トップクラスで活躍する総合格闘家。
ロンズデール×堀口恭司のコラボアイテムが展開!
今回インタビュー中に堀口さんが着用していたロンTとパンツは、ロンズデールとのコラボアイテム。フロントにブランドロゴを大胆にあしらい、右腕には堀口恭司のネームをプリント。カットソー、パンツ、収納袋の3つがセットになったスペシャツパッケージで、収納袋はサンドバッグをイメージしています。2万6000円(カットソー、パンツ、収納袋のセット価格)/ロンズデール
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