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2020.10.28

カリスマCEO國分利治のやんちゃ道。その極意とは?

62歳にしてフェラーリ488スパイダーを走らせサーフィンやお洒落もバリバリこなす國分利治さんは、誰もが羨むカリスマCEO。今年建てたばかりという豪華な別荘にて、國分流やんちゃ道の極意をうかがってきました。

CREDIT :

写真/鈴木克典 取材・文/長谷川 剛

人を喜ばせたり驚かせたいという意識が大事 

競争の激しいことで知られる美容室業界。最初の店舗を1989年にスタートさせ、あっと言う間に美容室アースを全国約250店舗にまで拡大させたアースホールディングス。國分利治さんは、そんな成長著しい企業のCEOです。御年62歳にしてロングへアをなびかせ白い歯でニコッと微笑む國分さんは、すべてにおいてバリバリの現役。がっつり稼いでしっかり遊ぶスタイルを長年実践し続けており、そのプレーヤーぶりに憧れ、同社の扉を叩く若者が後を絶たないと言います。

フェラーリを買い揃え、趣味のサーフィンのために数億円のサーフハウスまで建ててしまうという國分さん。その遊びっぷりは、まさにやんちゃの鏡。本企画を地で行く先輩として早速インタビューをお願いしたところ、「新たな別荘を那須に作ったから、そこで色々話しましょう」とのこと。これはもうお会いするしかない! ということで一路那須に向ったのでした。

國分さんが構想に五年を費やしたというその別荘が建っているのは、名勝として名高い殺生石にほど近い、那須湯本温泉エリア。今年9月に完成したばかりのラグジュアリーな新築別荘にて、國分さんの考えるやんちゃについてお話を伺いました。

「やんちゃという言葉がハマるかどうかは別として、人を喜ばせたり驚かせたいという意識は常に持っているんです。僕の原点である美容に関しても、髪をキレイにカットして喜ぶ人の顔が見たいから。それには人と同じ手法では大きく成長できません。自分なりのアイディアを確立させ、強くアピールしていく必要があるのです。お洒落も同様で、人真似だけでは相手を“オッ”と驚かすことはできないように思います」

以前ほどではないものの、個性的な装いに着替えて企業やブランドのパーティに、よく顔を出しているという國分さん。そんなシーンに実際身に着けていくお気に入りのアイテムを、今回特別に見せていただきました。
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お洒落には“武装”の意味合いがある

「活動の場を広げていく意味で、人間関係は常に豊かにしておきたいもの。一種の出会いの場としてパーティは理想のシチュエーションです。参加することで多様な人に出会えるわけですが、やっぱり覚えてもらわないと意味がありません。相手の記憶に自分の印象を残すためには、“オッ”と注目してもらうことが一番。そう言う意味でインパクトある、やんちゃなアイテムを身に着けているんです。なかでもアイコン的な一着といえるのが、このエトロのジャケットですね」

「もともとスーツにしても靴にしても、エトロのアイテムが好きで定期的に購入しており、このジャケットはなかでも別格。着ていけば一発で誰もが覚えてくれるから(笑)。確かに派手なルックスですが、色使い自体はそこまで突飛ではなく、柄もエレガントで非常にバランスがとれています。出会う人皆が『見たことない!』と注目してくれるところもポイントですね(笑)。とは言え、かなり強烈なので、頻繁に着るワケにはいきません。これまで出会った皆が忘れたころに、また着てみようかと思っています」
ひとつの柄を大きく描いたインパクトあるデザインのエトロジャケット。これをさらりと着こなしてしまうなんて、とってもやんちゃ!
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そういった装いのシーンでは、足下にもこだわるのが國分流。なかでもスリッポンは脱ぎはきしやすいことから、ついつい買ってしまうのだとか。

「タキシードなどシックなパーティスタイルは、誰もが似通ったルックスになりがち。でも足下がこんなオペラパンプスだったら、ちょっとやんちゃじゃないですか? 全身モノトーンなど周囲に埋没してしまいそうなとき、この一足にてメリハリを出すようにしています。パーティスタイルも少々変わった着こなしのほうが、声を掛けられやすくなるんです」

「そして、このルブタンのスタッズモデルは、ほど良いやんちゃなテイストが気に入って手に入れたもの。普段のカジュアルスタイルに合わせる一足ですが、尖ったスタッズばかりでなく、丸型スタッズをランダムに混ぜ込んでいるところが秀逸。良い具合にデイリーウェアと馴染むように感じます。常々僕は“お洒落は武装”と考えているフシがあり、そういった意味でもこの一足は自分らしいアイテムだと感じています」
右/クリスチャン ルブタンのスリッポンはボートモカシン風。メタルのスタッズがハードな洒落感を引き立てます。 左/ドルチェ&ガッバーナのオペラパンプス。ゴールドの草木柄刺しゅうがなんともゴージャス!
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シックなスーツ姿には本格時計で個性をプラス

もちろん派手にキメるばかりが國分さんのやんちゃスタイルではありません。シックな装いを個性的に引き立たせる小道具もしっかり完備しているのです。そのひとつが本格機械式の腕時計。コレクションのごく一部を、今回取材のため用意していただきました。

「シリアスなビジネスシーンでは、当然ながらプレーンなスーツを着用しています。でもそれだけでは自分らしさが足りません。“オッ”と思ってもらう小道具として、印象に残るデザインの時計を身に付けています。特にお気に入りのひとつがカリブル ドゥ カルティエ。やんちゃな大きめケースですが、ローマンインデックスが非常にエレガント。でありながら、この一本はブラック仕上げゆえに男らしさも兼備しています。さらにオーダーメイドの赤いクロコストラップに替えており、ダークなスーツスタイルにおけるアクセント役になってくれるのです」

「こちらのルイ・ヴィトンのタンブールは、少し前のモデルですが、ヴィトンが初めて時計を出すというタイミングで手に入れたもの。他にはないケース形状やイエローの針が非常に個性的。こういった時計を身に着けていると、会話の切っ掛けになるところもひとつのポイントです」
右/ルイ・ヴィトンのタンブール。初期のクロノグラフはエレガントにしてアクティブ。 左/カルティエのカリブル ドゥ カルティエ。赤いクロコストラップが非常にやんちゃ。ドレススタイルに使用するとのこと。
いろいろとお話をお伺いしていくうちに見えてきたのは、國分さんのやんちゃスタイルは、自分の個性をはっきり相手に伝える目的に加え、「これスゴい!」「初めて見た!」など、出会う相手を退屈させたくないという一種のサービス精神。そしてそのマインドは、今回お招きいただいた場所にもしっかり直結していたのでした。
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もっとダイレクトかつシンプルに人を喜ばせたい

「先ほど、お洒落は“武装の面がある”“人を驚かせたい”と申しましたが、昨今は自分のスタイルでそういった要素を表現するよりも、もっとダイレクトかつシンプルに人を喜ばせることに興味がシフトしています。この別荘もそのひとつで、ここに招いた人達を驚かせつつも楽しんでもらえる仕掛けを随所にセットしているんです」

「なかでも象徴的であるのが、室内にて12人など大人数でもバーベキューを楽しめるテーブルセット。排煙装置も特別にオーダーしており、何度かのやり直しを経て完成させたもの。もちろん屋外でもバーベキューは可能です。しかし悪天候の場合も同じように楽しみたいと考え、無理を言って作ってもらいました。我ながらこのこだわりについては、やんちゃだと思っています(笑)」
那須別荘の大リビング。ウッドの壁面はあの森田恭通氏に相談したとか。左の円卓が屋内バーベキューセット。排煙装置は國分さんのキモ煎り。
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なるほど、國分さんの“やんちゃ”はその根底に、おもてなしのマインドを持っているところが最大のポイント。単に自身のセンスやステイタスをアピールするだけでなく、それらを入り口に喜んでもらおうとする心意気が國分さんのコアなのです。アースに関わるスタッフが、皆國分さんに心酔するというのもこういったスピリッツがあればこそ。真の男のやんちゃ道がここに完成していたのです。

ちなみにこのホットな那須の別荘ですが、なんと一泊30万円にて借り出しが可能とか(!)。國分さんのやんちゃスタイルを直に体験したい人は、ぜひアクセスしてみてください!

株式会社アースホールディングス 代表取締役
國分利治さん

1958年福島県生まれ。19歳のとき美容室の経営者を目指して上京。東京の美容室に住み込みで働き始め、30歳で独立。1989年に1号店をオープンさせ、1995年には米国美容サロン視察を機に、大型店舗展開への戦略を打ち出す。2007年に海外1号店をロンドンに出店。現在美容室アースは、国内外に約250店舗を構えるまでに成長。

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