2021.01.30
内臓力が整えば人生まで好転する! その理論をゲッタマンが提唱
カラダがダル重い、ヤル気が湧かない、といった心身の悩み。それは、アナタの内臓力の低下が原因かも!? 長年、コンディショニングのスペシャリストとして第一線で活躍するGETTAMAN(ゲッタマン)さんに、内臓力を上げ、ひいては人間の潜在能力まで覚醒させる独自のメソッドについてお伺いしました!
- CREDIT :
写真/福本和洋 ヘアメイク/田島沙智子 取材・文/アキヤマケイコ イラスト/林田秀一
![ゲッタマン](https://assets-www.leon.jp/image/2021/01/17093849768448/0/_X1I9381_a.jpg)
「神経が緊張しっ放しだと
心身がオーバーヒートを起こしてしまう」
ゲッタマン いまはコロナ禍ということもありますが、多くの現代人は漠然とした不安やストレスを感じていますよね。常に緊張状態に置かれている。つまり、交感神経が先立ちすぎて、副交感神経のスイッチが入りづらくなると、人間の心身もオーバーヒートを起こしてしまうんです。すると、脳・免疫力・内臓力の三位一体のバランスが崩れて、さまざまな不調を引き起こしてしまう。40〜50代の多くの男性は、まさにその傾向にあるコアな世代です。
また、現代ならではの生活リズムの乱れや、内臓を疲れさせる食生活も、私たち人間に本来備わっている「自己治癒力」「自己浄化力」「自己免疫力」を損なわせているんですね。
ゲッタマン オフィスや自宅で座りっぱなしだったり、利き手側を酷使するような生活スタイルだったり、さまざまな要因で骨盤が開き、骨格や姿勢が歪んでしまっている人がものすごく多い。骨盤が安定していないと、横隔膜・腹横筋・骨盤底筋といった内臓を支えるインナーマッスルも正常に働かないので、これも内臓の機能を低下させてしまうんです。
![ゲッタマン](https://assets-www.leon.jp/image/2021/01/23051759908840/1600/_X1I9409_a.jpg)
ゲッタマン カラダの面では、歪みを直して内臓がうまく機能するようにすることです。そのためには、内臓を支える骨盤を安定させ、骨盤に乗っている背骨を整えて美しい姿勢を保つこと。立ち姿を横から見たとき、頸椎7本・胸椎12本・腰椎5本で構成される背骨が、美しいS字カーブを描いているのが理想です。
── 美しい姿勢って思った以上に大切なんですね。
ゲッタマン そうなんです。横から見た時の姿勢がS字カーブを描くボディラインは当然、魅力的ですから、ファッションも自信をもってこなせるようになりますよね。それに、内面が整ってくると、大人の自信溢れる、凛とした佇まいが身についてきます。『LEON』の読者は、そういうセンシュアル(官能的)な人であってほしいと僕は思っています。
「“ももクロゲッタマン体操”は
内臓力を上げるエクササイズの最終形」
ゲッタマン まずは起床してすぐ、カラダにスイッチを入れるために1回。そして、人間に備わったサーカディアンリズムで最もトレーニング効果が上がるとされる起床してから11時間後に1回。1日2回、ルーティンワークとして取り入れれば、カラダだけでなく心にも徐々に変化が現れるのを実感できるはずです。ここでは4種目のうち参考までに2種目を紹介しますが、フルバージョンはぜひこの本を手に取って、確認してみてください。
■ ももクロゲッタマン体操 (01)
インナーマッスル全体を刺激する
▲ 【1】 脚をクロスさせて両腕を前に出し、手の甲を合わせる。この時、お腹は引っ込める。
▲ 【2】 お腹は引っ込めたまま(ドローイン)息を吐き、ゆっくりと腰を落としていく。同時に、脇を締めながら手首を返し、手のひらを上に向ける。
▲ 【3】 さらに深く腰を落とす。同時に、ひじはもっと後ろまで引いて数秒キープ。息を吐きながら、【1】の姿勢に戻る。【1】から【3】を5回繰り返し、脚を組み替えてさらに5回を行う。
▲ 【1】 脚をクロスさせて両腕を前に出し、手の甲を合わせる。この時、お腹は引っ込める。
▲ 【2】 お腹は引っ込めたまま(ドローイン)息を吐き、ゆっくりと腰を落としていく。同時に、脇を締めながら手首を返し、手のひらを上に向ける。
▲ 【3】 さらに深く腰を落とす。同時に、ひじはもっと後ろまで引いて数秒キープ。息を吐きながら、【1】の姿勢に戻る。【1】から【3】を5回繰り返し、脚を組み替えてさらに5回を行う。
■ ももクロゲッタマン体操 (02)
骨格と呼吸をダイナミックに整える
▲ 【1】 片方の脚を一歩前に出してひざを曲げ、同じ側の腕を太ももの上にのせる。反対側の腕は下に伸ばし、手の甲を内側に向ける。おへそは立ててお腹全体に力を入れて。
▲ 【2】 息をゆっくりと吸いながら腕を頭上まで上げて、3秒キープ。指先から肩・背中、足先まで伸ばす意識で。次に、外側に向いていた手のひらを内側に向ける。
▲ 【3】 頭上に上げた腕は、親指からリードするイメージで後ろ側に下ろして、【1】の姿勢に戻る。この時、息はゆっくりと吐き出す。
▲ 【1】 片方の脚を一歩前に出してひざを曲げ、同じ側の腕を太ももの上にのせる。反対側の腕は下に伸ばし、手の甲を内側に向ける。おへそは立ててお腹全体に力を入れて。
▲ 【2】 息をゆっくりと吸いながら腕を頭上まで上げて、3秒キープ。指先から肩・背中、足先まで伸ばす意識で。次に、外側に向いていた手のひらを内側に向ける。
▲ 【3】 頭上に上げた腕は、親指からリードするイメージで後ろ側に下ろして、【1】の姿勢に戻る。この時、息はゆっくりと吐き出す。
![ゲッタマン](https://assets-www.leon.jp/image/2021/01/23052132378041/0/_X1I9330_a.jpg)
■ GETTAMAN(ゲッタマン)
人々の心身をデザインし、生き方まで変える“ヒューマンアーティスト”。屋久島で生まれ、自然に囲まれて育つ。NTT本社に入社し、エリート集団にもまれつつ会社員生活を送るも、トライアスロンで優勝したことをきっかけに、関連事業であるフィットネスクラブの支配人となり、その後、独立して健康サポート事業を展開。現在は有名アーティストやモデル、アスリート、財界人などのクライアントに、コンディショニングチェック・トレーニング、ケア、食事、メンタル面などのトータルサポートを行なっている。全国への講演や企業研修なども多数。『ももクロゲッタマン体操』(主婦と生活社刊)など、著書も多数。“ゲッタマン”の名は、ホノルルマラソンに羽織・袴・高下駄姿で完走し続けたことに由来する。2021年1月30日(土)に日本テレビ系『世界一受けたい授業』に出演決定。
HP/https://www.gettaman.jp
![https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/978-4-391-15363-7/](https://assets-www.leon.jp/image/2021/01/20074723704762/0/gettaman_cover_3.jpg)
■ 『ももクロゲッタマン体操』
多くの著名人のコンディションをサポートするゲッタマンが独自に編み出し、ももいろクローバーZとのライブから生まれた「ももクロゲッタマン体操」のハウツーをていねいに解説。ほかにも食事や生活リズムの見直し方など、人間に本来備わっている免疫力や自己回復力などの機能を正常に戻し、パワーを底上げするための方法を総合的にまとめたゲッタマン渾身の一冊です。ももクロゲッタマン体操のDVD(67分)付き。
● 主婦と生活社刊 本体1600円+税
※ ご購入はコチラから