2017.07.31

Vol.04 林裕さん（クリエイティブ・ディレクター）

お酒があまり飲めないコピーライターが通うフルーツたっぷりのカクテルバー

CREDIT :: 文／秋山都　写真／菅野祐二

「デキるオトコ」のみなさまにおかれましては、さまざま行きつけの店をお持ちかと思います。それも、誰と行くか、どんなオケージョンでいくか、下心の有無、予算はいかほどか――複雑なデータを解析し、瞬時に最適化されたお店リストが浮かんでこそ、LEON読者代表といえるはず。本連載は、デキるオトコのみなさまにリアルな行きつけ（グルメなセットリスト＝セトリ）を公開してもらい、なぜそのお店を選ぶのか、どんな風に活用しているのか、つまびらかにしちゃうというもの。「今夜どこへ行こう？」と悩んだら、LEON.jpの本連載をポチッと開けばすべて解決！

「一本いっとく？」を産んだ名コピーライターの“ハヤログ”

林裕さんはコマーシャルのコピーを創り、制作物のディレクションを行うクリエイティブ・ディレクター。2011年に16年間在籍した博報堂から独立し、現在はフリーランスで活動しています。

代表的な仕事にアスパラドリンクの「一本いっとく？」、最近ではAKB48を脱退した前田敦子さん卒業公演DVD「前田敦子とは何だったのか？」、是枝裕和監督の映画「海街diary」における「家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。」など。

多くの受賞歴もある有名コピーライターですが、一方で「ハヤログ」と評されるほどグルメな一面も。

「ハヤーシ（林さんの愛称）、どこかおいしいお店教えて」

と知人・友人から頼まれることも多く、彼のグルメリストは「ハヤログ」と呼ばれているのだとか。そんな彼のSNSは意外にもフルーツサンドやパフェ、スイーツの画像がズラリ。

「ぼくはあんまり（酒を）飲まないので、甘いものも大好き。いろんなものを食べたいので、単価は下げてバリエーションを増やす作戦です」

そんな気になるハヤーシのセトリへGO!

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ひとりでしっぽり行きたいときもある

デュランバー（池尻大橋）

「基本そんな飲まないんですけど、それでも通っている店です。だから、飲まない子を連れてくのにもいいはず。とにかく果汁を贅沢に惜しみなく使ってくれて、例えば葡萄ならミキサーを使わず摺鉢でゆっくりあたって、皮の旨味まで絞り出してくれる。相当度数のきついカクテルでも、美味しくて全然それを感じないのが不思議なんです」

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フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。
フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。
フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。
フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。

フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。
フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。
フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。
フレッシュフルーツカクテル1,000円～、クールレモンサワー900円、夜の青汁1,200円など、新鮮な旬の食材をふんだんに使ったカクテルが人気。

◆ Fruits・bar Duranbar （デュランバー）

住所／東京都世田谷区池尻3-21-33 セリーヌ池尻大橋2F
予約・お問い合わせ／☎03-5980-8343
営業時間／19:00～翌3:00
定休日／日曜休

重要な相手を「ここぞ」という場面で接待するなら

小滝野［コタキノ］（白金高輪）

「タン刺し、タンしゃぶなど牛タン料理の専門店。小さめの個室があるところがいいですね。名物は六本木の『たんや又兵衛』と似た感じの牛タン串焼なんですが、喧騒を離れた街にある二階の小部屋がより密談向き。牛タンやサガリの串も絶品だと思います。締めに小さなカレーとかあるのもいい感じ」

◆ 小滝野

住所／東京都港区白金1-14-10
予約・お問い合わせ／☎03-6408-9537
営業時間／月〜土18：00〜26：00（LO.25：00）、日・祝日17：00〜24：00（LO.23：00）
定休日／無休

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最近ちょっと気になる女性から「お食事つれてってください」と言われたら

LE SEVERO［ル・セヴェロ］（西麻布）

「事前リサーチによってかなり変わってくると思うんですけど、全く情報が無い状況なら、ここかなあ。パリの熟成肉専門店の海外出店1号店で、肉のうまさには定評があります。雰囲気は重くなく、軽すぎず、品もあって。『いい雰囲気で、高すぎない』をテーマにしますかね。肉って感じでもなければ『味のなかむら』（広尾）とか」

◆ LE SEVERO （ル・セヴェロ）

住所／東京都港区西麻布4-2-15 水野ビル 1F・2F
予約・お問い合わせ／☎050-5593-1053
営業時間／12:00～14:00(L.O.) 、18:00～22:00(L.O.)
定休日／日曜・祝日休

部下のプロジェクト成功をみんなでわいわい祝うなら

泰興楼［タイコウロウ］（八重洲/自由が丘）

「大勢で同時に同じ話をして盛り上がりたい時は円卓のあるところを選びます。長テーブルとかだと結局、数組でバラバラで話をすることになっちゃうんですよね。泰興楼はジャンボ餃子が有名だけど、おすすめは海老蒸し餃子。ぷりっぷりで美味しい。あと忘れちゃいけない卓上のC八醤（シーパージャン）。この店オリジナルのラー油なんですが、他の店の餃子もC八醤をつけて食べたいくらい好きです」

◆ 泰興楼八重洲本店

住所／東京都中央区八重洲1-9-7
予約・お問い合わせ／☎03-3271-9351
営業時間／11:00～15:00（LO.14:30）、17:30～22:30（LO.22:00）土／11:30～15:00（LO.14:30）、17:30～21:30（LO.20:30 ）
定休日／日曜・祝日休

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記念日や家族サービスに使うなら

京亭［キョウテイ］（埼玉県・寄居）

「このシチュエーションだと自分で決めずに「何食べたい？」って聞いちゃう気がしますが、なんでもいいなら季節の、旬のものを食べに行くかなあ。今の時期なら、京亭の鮎尽くし。基本は宿なんですが食事だけでもOKです。ここは建物もお庭も素晴らしいので、夜より昼がいい。お庭の向こうには川が流れていて、見事な借景。そんな中、旅館のおばちゃんみたいな方が、土鍋の鮎ご飯をざくざく取り分けてくれます。これがまたいいんですよねえ」