何も抱えないから、すべてがいい時間になる

ある意味で究極ともいえる、理想のライフスタイルに迫ります。
過ごしたい場所で、やりたいことをして過ごす

それでパソコンの電源アダプターをいちいち移動させるのが面倒になって、すべてのコーナーで電源を確保できるようにしたんです。2階のトレーニングルームやベッドルーム、踊り場のレコードスペースにも完備していますよ」
徹底して好きなことしかやらないという姿勢


世の中、自分ひとりで解決できないこととか、どうしようもないことが多すぎるじゃないですか。そこはタイミングを待つしかないし、寝かせとくしかない。で、やりたい仕事だけやっているうちに、自然とトラブルが解決したり、他の仕事からアイデアを得て解決に繋がったりするんです」
仕事したらすぐに頭をリセットして、その都度空っぽにする

仕事をした後に自分の好きなこと、やりたいことをすると、一旦リセットされるんですね。空っぽになる感覚。だから嫌なことがあっても引きずらないし、すぐに忘れます。どうせ忘れるなら、すぐ忘れたほうがいいじゃないですか。合計すると、けっこうな時間を仕事に使っているんですけど、間にリセットを挟むことでその都度空っぽになるから、結果、仕事もいい時間に変えることができていますね」



何も抱えないのが一番幸せ
とにかく溜めたくないし、抱えたくないんです。実践するなり、人に話すなりして、その日のうちに全部吐き出します。例えば、腹筋を引き締める良い方法を動画で見たら、すぐにやりたい。腹筋に必要なヨガマットも2階だけじゃなくて、いつでもできるように1階にもあります。腹筋すれば嫌なこともすぐに忘れますよ(笑)」


吐き出すのって、気持ちいい!

「吐き出すのって、気持ちがいいですよ。思いも、考えも、言葉も、汗も、涙も、出すのは気持ちがいい。出すことは快感だから、出さないとダメなんだろうって思います。僕は前に起きたことを全部空っぽにするために色々やっているのかもしれません。何も抱えないのが一番幸せだと思うから」

● 長瀬 次英 (ながせ つぐひで)
1976年、京都府生まれ。マーケター、経営コンサルタント、俳優/モデル。インスタグラム・ジャパン初代日本事業代表責任者、日本ロレアル初CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)、LDH JAPAN CDO等を歴任。PENCIL&PAPER.COM㈱ とVisionary Solutions㈱ を設立しCEOに就任。他アパレルブランドCEOやコンサル会社のCSO、社外取締役や顧問業を平行して務めるパラレルワーカー。「AdTech Tokyo」登壇スピーカーで、2017年、2018年2年連続1位受賞。「Forbes Japan」でカリスマ経営者の一人として称された。