2017.11.14
ジローラモに聞いた、超実践的! これが美人の口説き方【後編】
LEON的美人論を展開するうえで欠かせないということで、元祖モテるオヤジ、ジローラモに“美人の口説き方”を聞いてみました。なかなか興味深い恋愛論が展開されておりますよ!
- CREDIT :
文/持田慎司 写真/野口貴司
声をかけて一度NGでも諦めない。人の気分にはアップダウンがあるんだから
「基本はコミュニケーションをとる時、男性も女性も褒めるようにしています。でも、ただストレートに褒めるのは嘘くさい感じもしちゃうので、ワタシの場合はちょっとウィットを効かせて褒めるようにしますネ。ちょっとした笑いみたいなものを込めると、相手も喜んでくれる場合が多いと思います。実際それを繰り返すうちに、最初冷たかった女性とのメールのやり取りが段々増えてきたこともありますし」
「鉄板のトークというのがあったらワタシが知りたいくらい(笑)。相手によって話題を変えるようにしています。でもネ、だからこそ、オヤジの方が断然モテると思います。経験が違いますから。若いうちはなかなかそういう会話ができなかったですからネ」
――もし、声をかけてNGだった場合は、どうする? ジローさんでも落ち込むことはありますか?
「今がダメでも次があるかもしれないじゃないですか。人の気分にもアップダウンはあるし、タイミングも気分もありますよね。だから、落ち込むことはしないで、その人との関係をじっくり築いていくようにします。関係性がなくなっちゃったらそこまでだけど、それが続いていればいつかチャンスは来るかもしれないですから」
――若い時にはどんな失敗がありましたか? そこから何を学びましたか?
「キレイすぎて緊張して声かけられなかったとか、タイミングが読めずに相手を怒らせてしまったとか、失敗したことはいくらでもありますね。でもそれが今に生きているから、イケるというタイミングがわかるようになったり、余裕をもてるようになりましたね。
あと長いスパンで付き合っていくことが大切なんだということも学びました。それと、若い頃はお金がなかったからできなかったこともいっぱいありますけど、大人になるとみんなある程度お金があるようになりますよね。それでできることが増える。実際、そこも、オヤジのアドバンテージだと思います」
『LEON』のおかげでオヤジが若い女性と一緒にいても悪いイメージじゃなくなった
「外国人は女性として立ててもらいたいけど、自分もフリーダムでいたいという思いが強いですね。だから、こっち(男性)だけじゃなくて女性からも選ぶという人が多いですね。逆に日本人の女性は受け身、選ばれているという印象を時々感じることがあります」
――日本人男性の口説き方を見ていて、こりゃダメだと思うのはどういうところ?
「ベロベロになるまで飲ませてなんとかしようという日本人って結構多いと思いますが、あれはダメですね。もっと酔っ払う前を楽しめば良いのにっていつも思います。でも女性に安心感を抱かせるのって年齢もあるから。そういう意味ではオヤジの立場を上げてくれた『LEON』には感謝ですね。おかげでオジさんが若い女性と一緒にいることに対するネガティブなイメージは少なくなりましたから」
――女性に贈るプレゼント、どういうモノなら効果的?
「ジュエリーをあげてた時期もあったけど、最近だとiPhoneのグッズやイヤホンは喜ばれますネ。でもそれもやっぱり相手の人によって変えています。あと、最新のものを知っていると若い子と話もできますネ。ワタシはそれを特別努力しているとは思わないし、自分が好きだから苦でもないですけど。例えばヴィトンとシュプリームのコラボ物とか。あとカルティエのタンクのヴィンテージはよく喜ばれますね。10万円くらいで売っているので費用対効果も高いですし」
――最後に、ジローさんにとって美人とつきあうために最も大事なこととは?
「正攻法はないですけど、まずは諦めずにアプローチをしてみること。それで、お茶目さと、サプライズと、あと相手の好みを考えながら、自分が自信をもって紹介できる場所に連れて行ってあげること。それが、成功への近道かもしれませんネ。皆さん、ガンバって!」
●パンツェッタ・ジローラモ
1962年9月6日、ナポリ生まれ。建築一家の三男として、ナポリ建築大学在学中に亡き父の後を継ぐ。主に政府からの依頼を受け、歴史的建造物の修復にたずさわる。1988年から日本在住。以降、多数雑誌、番組などで祖国イタリアについて紹介。2006年、本国より騎士の称号「カバリエレ~イタリア連帯の星勲章」を贈られる。2014年3月、【連続して最も多くファッション誌の表紙を飾った数(男性モデル)】(もちろん『LEON』)という記録名でギネスワールドレコーズ2014に世界記録として認定。現在も更新中。