2019.09.10
白洲次郎、S.マックイーン、J.レノン……いいオトコが愛したクルマたちとは?
オトコにとってクルマとは? 白洲次郎、伊丹十三、高倉健、スティーブ・マックイーン、チャーチル、ジョン・レノンのクルマ遍歴からオトコとクルマの関係に迫ります。
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文/持田慎司 イラスト/Isaku Goto
オトコにとってクルマは自分を表現する道具
また、伊丹も当時新興だったロータスがF1に参戦して速くてカッコいいから自分もロータスに乗ってみようとか。その頃はあまり外国の知識がなかった僕たちにとっては、伊丹が “世界に開いた窓のひとつ”だった。彼を通してヨーロッパのことを勉強したし、彼が乗っていたクルマがカッコ良かったんです。
外国車が次元を超えた特別な存在だったころ
運転が上手くても下手でもクルマ好きはいる
クルマなんかどうでもいい、という付き合い方も
“庶民”の買うクルマではなかったロールス・ロイスのファントムを手に入れて、それにサイケデリックというかすごいペイントをしたのは痛快でした。英国では老人たちからは大不評だったというのも、ジョンにとっては痛快だったのでは。ブラックユーモアが得意な人だったようですから。
自分のライフスタイルを映し出す鏡としてのクルマ選び
● 小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト
慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。