2019.09.18
ミスコン受賞の常連国は、美人を国策として育成していた!?
整った顔立ちに抜群のプロポーション、世界の美女が集うミスコンの中でも圧倒的に強い国があります。いま、どこが美女の産地なのか、なぜ、美女は世界の一部に固まるのか。その秘密に迫りました。
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文/平井敦貴(LEON.JP)

ミスコン優勝者の最多国とは?
さて、そんなミスコンにおいて、圧倒的な優勝回数を誇る国があるのをご存知でしょうか。
気になるその国は、南米の国ベネズエラ。
世界3大ミスコンと呼ばれる大会だけを見ても、その数は他を圧倒しています。「ミス・ユニバース」の優勝者数はアメリカに次ぐ7名、「ミス・インターナショナル」では世界トップの7名、「ミス・ワールド」でも世界トップの6名の受賞者を輩出する、ミスコン優勝の常連国なんですね。それではなぜ、ベネズエラにはそんなに美人が多くいるのでしょうか?
その答えは、ベネズエラは国策として美人を育成しているからなんです。

ベネズエラは国策で美人育成
そんな中、1950年代に、主にヨーロッパからの観光客誘致のためにベネズエラ政府が打ち出したのは、なんと「美人の育成」という政策でした。
政府は国立のモデル養成学校やエステ学校を設立し、さらには国が主催する小中学校のミスコンの開催など、徹底して国民美人化教育を行っていったのです。
この直球的な考えは見事に花開き、以後、国際的なミスコンを総ナメ、ベネズエラ=美人の国という認識が世界中に浸透していったのです。
実際に日本人の目線で見ても、健康的な小麦色の肌や黒髪など親しみやすい要素が多く、さらにどことなく白人的な顔立ちのベネズエラ美人は、特に魅力的に映るのではないでしょうか。
中南米の国々は美女揃い?


そのようなわけで、ベネズエラ、プエルト・リコ、コロンビア、これらの中南米・カリブ海周辺の地域は、まさに「美人の産地」と言って間違いはないかもしれませんね。
やっぱり北欧は美人の一大産地だった?


ちなみにですが、雪国という土地柄のためか、スウェーデン人の女性はシャイでおしとやかな性格が多いのだそう。こういった内面的な特徴も、日本人にとっては好感の持てる要素ではないでしょうか。
北欧の仲間入りをしたバルト3国も美人大国?
バルト3国と一括りに言いますが、それぞれ言語体系の異なる民族で構成された国家です。最も北に位置するエストニアはスウェーデンなどのスカンジナビア半島の影響を受け、その下のラトビアはロシア系の移民が多く混血も進んでいます。また南端のリトアニアはポーランドに隣接しているため、いわゆるスラブ系の要素が強いという特徴を持ちます。



余談ですが、ラトビアは男女比率が女性100人に対して男性84人と、世界で最も男性の割合が低い国だそう。つまり美女の過剰供給状態(?)にあるのだとか。北欧美人に興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
アジアの美人はどこにいる?

イスラム、スペイン、アメリカの要素が入った混血
このように、様々な人種によって混血が進んだ結果、フィリピン特有の美人が生まれていったのです。

美意識が高く「ミス・アース」の開催国にも
ちなみにフィリピンでは町内会レベルでミスコンが開催され、小さな頃から多くの人がミスコンに興味をもったり参加をしたりしています。また、先ほどの世界3大ミスコンに、2001年からフィリピンで始まった「ミス・アース」を加え、世界4大ミスコンと言われることもしばしば。フィリピンはミスコン文化の盛んな地域になっているんですね。
基本的に親日で、英語が公用語となっているためコミュニケーションも取りやすいフィリピン人。明るくおおらかなので、親しみやすさとセクシーさを兼ね備えた美人がお好きな方は、まずは一度、フィリピンを訪れてみてはいかがでしょうか。
美人の基準とは?
それは、外見の美しさだけでなく、知性や人間性などの内面も重視されるということ。
そう。あくまで外見の美しさというのは美人の一つの要素でしかないのです。ベネズエラやスウェーデンやフィリピンは決して大国ではなく、むしろ大国の影響を大きく受けてきた国々です。しかしながら、その中でひたむきに美意識を高め、世界に羽ばたく女性を多く輩出してきたことは特筆すべきことでしょう。
多様化が進む日本でも、今後、そんな知性や人間性を含めた意味での美意識を高め、世界に飛び立つ美人が多く生まれてくることに期待したいですね。