2022.01.15
「パーク ハイアット 京都」が本物志向の大人たちに指名される理由
2019年に日本で二番目、25年ぶりの「パーク ハイアット」ブランドとして開業し話題を呼んだ「パーク ハイアット 京都」。本物が分かる大人たちに圧倒的に支持される同ホテルの魅力を、開業2周年記念で登場した超ユニークな宿泊プランの全貌と共に徹底リポートいたします!
- CREDIT :
写真/大杉隼平 取材・文/高橋大(LEON.JP)
guesthouse
唯一無二の存在感。京都の街に佇むラグジュアリーゲストハウス
「パーク ハイアット 京都」は、25年ぶり、日本では二件目の「パーク ハイアット」ブランドとして、その東山の地に2019年に開業した、世界的に見ても非常に稀有なラグジュアリーホテルです。
3000坪という広大な敷地に、ハイアットの中では最も少ない客室数70室という超絶な贅沢さ。その敷地内には400年の歴史がある日本庭園、1877年創業の歴史を誇る料亭「山荘 京大和」が共存。東山の中でも絶好のロケーションを誇る二寧坂の街並みに溶け込むように建つ、低層建築。
これだけでも、そのスーパーラグジュアリーっぷりが分かるかと思います。
というわけで、この超リッチでユニークなホテルの魅力を、私、LEON.JPのタカハシが徹底リポートいたします!
前述した70室という客室数や、プライベート感の強いエントランスは、まさに!という感じです。
正面の門を抜けると、まず目に飛び込んでくる「プリツカーガーデン(叡心庭)」と名付けられた日本庭園。それを手がけているのは高台寺などの庭園修復・作庭で知られる、世界的な作庭家の北山安夫氏。
建物内に入り、ロビーラウンジの扉を開けると、ラグジュアリーな高原リゾートのような、ウッディでくつろぎ感のある、ラウンジ「ザ リビングルーム」が広がります。和から一転する、この雰囲気も素敵!
ラウンジを抜け、中間にある棟から、エレベーターで5階へゆくと、「山荘 京大和」の日本庭園が眼前に広がるティーラウンジが!
そして振り返ると、エレベーターホールの先には東山の街並みと八坂の塔が!
さらに客室棟へ向かうと、脇に再び「山荘 京大和」の庭園が!
客室棟へ入ると、今度はプライベートなライブラリーまで!
もう移動するたびに素敵ゾーンと景色が現れます。
移動がこんなにも楽しめる、都市部のラグジュアリーホテルって今まで出会ったことがありません。
最も敷地奥にある客室とエントランスは3棟をまたぐため、時間がかかるのですが、それが苦になるどころかむしろ移動したくなる、そんな素晴らしい建物の配置構造です。
素材の温もりと、美しい庭園に囲まれた大人の空間
京都のなかでもとりわけ歴史的な景観を残す東山にこれだけ馴染んでいる理由の一端を、そんな建材へのこだわりからも感じました。
客室も本当に素晴らしく、今回宿泊した部屋はプライベートな庭園付き!
しかもそのマイ庭を二面の大きな窓ガラスで楽しめる仕様。部屋にいながら、庭園にいるかのような感覚を味わえる、最高に贅沢なお部屋でした。
そんな具合で、エントランスから客室まで移動しただけであっという間に虜になってしまった「パーク ハイアット 京都」ですが、そのポテンシャルはまだまだそんもんじゃありませんでした。
そう、食です!
dining
和の息吹がモダンに昇華する、4つの極上ダイニング
まず、前述したラウンジスペース「ザ リビングルーム」そして、ホームスタイルカフェと銘打つ「KYOTO BISTRO」、シグネチャーレストランの「八坂」と、バー「琥珀」です。
ここは本当にゆったりくつろげるんです。暖炉とタモ材の香りでいつのまにかうつらうつらしちゃうほど。
自宅のリビングのように安らげる場所を目指したそうで、本当にず〜っと居たくなるラウンジでした。
で、ここでおすすめしたいのが日本茶とペアリングで楽しめるコース仕立てのアフターヌンティー。
中でもシグネチャーの最中は、絶対味わいたい逸品です。
メインダイニングといえる、こちらは二寧坂にもエントランスがあり、地域の方たちも気軽に利用できるような配慮がされているのが特徴。滞在中は地元の方がリラックスしながら食事をしている姿も多く見かけました。「パーク ハイアット 京都」が地域との繋がりを何より大事にしていることが伝わります。
オープンキッチンで供されるメニューは山椒が香るボロネーゼだったり、ほどよく和のアレンジが効いています。
そして朝ごはんが素晴らしい!
特に「山荘 京大和」の和朝食は大おすすめです。
ここでは本当に驚きの体験が待っています。
オープンキッチンの鉄板料理は、いわゆる鉄板焼きとはまったく次元の違うもの。
目の前には八坂の塔と東山の街並み。夕方には刻々と変わっていく夕陽のショーにうっとりしながら、フランスの数々のレストランで研鑽を積んだ久岡寛平料理長のフレンチの技法を使った鉄板料理を堪能できます。
スペシャリテのパンケーキは絶対に味わって欲しい逸品!
今回は「山荘 京大和」の送陽亭でのスペシャルプランで供されるカクテルをいただきました。
もちろん「琥珀」の女性ヘッドバーテンダーによるものです。
それがまた最高!
京都蒸溜所とコラボレーションした「パーク ハイアット 京都」、オリジナルジン「季の美青龍」をベースにした、「山荘 京大和」とのコラボカクテル「The Gardens」や、松本酒造守破離ID591(こちらもホテルオリジナル)に季節の柑橘を加えた「The KYOTO Experience」。
送陽亭からの眺めと雅な味わいのカクテルとのペアリングは、本当に素晴らしかったです。
STAY Plan
ライカとのコラボで生まれたラグジュアリーな宿泊プランとは?
その名も「ライカコラボレーション・パッケージ プレミアムプラン」!
そう、あのライカとのコラボレーションプランなんです。
「パーク ハイアット 京都」が共生する東山という最高のロケーションをライカで自由に撮ってもらおう、という素敵すぎる企画。
しかも、プロのレクチャーまで付いちゃうんです。
実際にご一緒させていただきましたが、さりげなく的確に教えてくださるので、写真撮るのがとにかく楽しくなります。
さらにさらに、そうして撮影した写真を、150年前から今に続く超レアな印刷方式「コロタイプ印刷」でプリントし額装までしてくれるんです。
編集歴30年の私も初耳だった、この「コロタイプ」は、非常に精細な再現性があるため国宝級の美術作品の複製保存や、世界の著名な写真家に支持されている、というこれまたラグジュアリーな印刷様式なんです。
カメラを持って東山の街を歩いていると、どんどん童心に帰ってゆき、気づけば夢中でシャッターを切りまくっていました。一緒に回っていた方達も同じように夢中になっている様子でした。最終日の「便利堂」でのコロタイプ印刷でも、みなさん熱中していたのが印象的です。
あんなに夢中になれる時間って最近なかなか無かったなぁ、と今振り返っても思います。
「パーク ハイアット 京都」がなぜ本物志向の大人に指名されるのか?
その理由は、そこに地域と共生しながら、文化を作ろうとしているから、なんだと強く感じた次第。
未体験の読者貴兄には、ぜひその魅力を体験していただきたいと思います!
『ライカコラボレーション・パッケージ プレミアムプラン』
商品概要:大杉隼平氏によるフォトグラフィーセッション、ライカ京都店訪問、便利堂でのコロタイプ印刷体験を含む2泊3日プラン。
※日時指定のプランになります。詳しい実施時期はお問い合わせください。
※お申込のゲストにはライカ製のカメラをお貸し出しします。
価格:¥547,950~(2名1室、税・サービス料込み)
オンライン予約
問い合わせ:075-531-1234
大杉隼平
1982年東京生まれ。ロンドンで写真とアートを学ぶ。現在、雑誌や TV、広告、カタログなどで活動する 傍ら、約200人の国内外の役者の宣材写真やアーティスト写真を手掛け、様々なブランドとのコラボレーション、国内外の企業のプロモーション撮影と活動は多岐に渡る。また 2020 年にはCP+主催の 「THE EDITORS PHOTO AWARD ZOOMS JAPAN 2020」では一般投票で最多票を獲得しパブリック賞を受賞。