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2022.09.18

物価高&円安でも楽しめる!? コロナ禍のハワイ4泊6日滞在レポート【後編】

サステナブル&地産地消の意識が急速に高まり、観光の質も変えて生まれ変わろうとしているコロナ禍のハワイ。それでもやっぱり訪れたい海外ナンバーワンの場所ですが、それを阻む(!?)のが物価高と円安。そんなハワイをどう楽しむか。ハワイ・オアフ島を訪れたLEON本誌の編集者がレポートする後編です。

CREDIT :

文/近藤高史(LEON) 写真/Hisashi Uchida コーディネーター/Maya Kudo

コレがウワサのハワイの物価!

ハワイ
▲ ハワイのコンビニエンスストア「ABCストア」も軒並み物価が高い!
いま、物価高と円安のダブルパンチで海外旅行の出費が半端ないという話はご存知のことかと。9月10日現在でUS$1が約140円。コロナ前の2020年は平均107円ほどだったことを考えると、約1.3倍の円安です。つまり、1万円が1万3000円ですから、30万円ほどで行けていたハワイ旅行が40万円という計算に。

さらに、航空運賃も値上がりしていて、燃油サーチャージに至っては往復で7万円ほどアップ。また、アメリカの平均賃金が高い!ゆえに物価も上がる!わけで、聞いた話によると皿洗いのアルバイトの時給がUS$20(約3000円)とか、副業のウーバータクシーの月収がUS$8000(約110万円)とかだそうで……。
ハワイ
▲ 見よ!「丸亀製麺」のかけうどんですら、一杯500円超え。
そのうえ、現在のハワイ(アメリカ合衆国)のチップは約15~20%と言われており、例えばタクシー運賃がUS$20、荷物をトランクに出し入れしてもらったとしたら運賃US$20+チップUS$3~4、荷物分のチップUS$1~2で、だいたいUS$25くらいの支払い。コレを日本円にすると3500円。これは数年前より1000~1500円高い計算です。

また、ホテルのベッドメイク代も同様で「アメリカン・ホテル&ロッジング協会」は、部屋の清掃員に対してUS$1~5のチップを推奨しているとのことで、シングルルームならUS$1、スイートならUS$5、普通のダブルとかツインならUS$2~3になります。筆者のようにツインの部屋にひとりで4泊したらUS$10ほどですから、約1500円。

ああ、US$10あればランチが食べられたのに!って思ってしまうところですが……、1500円で食べられるランチは残念ながらワイキキではあまり見かけません!
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ハワイ
▲ 「ABCマート」で見た物価。缶のコーラがセールで200円超え!は、もう笑うしかありません。
ハワイ
▲ サンドウィッチも650円オーバー。
例えば、みんな大好き「ABCマート」。各店で微妙に価格は違うものの、ワイキキのとある店舗で見たところ缶入りの「コーラ」がUS$1.49! ペットボトル入りがUS$2.79! しかも“Sale”と書かれていたり、ハムチーズサンドウィッチは4ドル69セントですから、日本のコンビニエンスストア感覚でABCストアを訪れると痛い目に遭ってしまうのです。

ちなみに、さらにお金の話を続けるとガソリンはレギュラーで約200円/リッター。帰国時のPCR検査は約2万円(※筆者が渡航した2022年7月時点では、日本帰国時のPCR検査が必須)と、どれもこれも足していくと渡航にかかる費用は数年前の2倍近くに跳ね上がることに。
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ハワイ
ハワイ
▲ ワイキキの中心にある「DFS」もフードコートもコロナの影響で一時閉店中。
そんななか、ワイキキ中心に位置していた「ワイキキTギャラリア by DFS」は、2020年に閉店(一部情報では2022年末に再開!?)、同じくワイキキ中心部に位置していた日本食フードコート「waikiki横丁」も閉店(こちらも年内にアジアンフードコートとして再開予定!?)など、コロナの影響で観光客が激減したあと、ワイキキの風景も様変わりしています。

とはいえ「ロイヤルハワイアンセンター」や「インターナショナルマーケットプレイス」などは健在! そして実はホテルも以前にも増して充実しており、2022年(7月時点)ホテルの稼働率はなんと79.3%。平均宿泊単価US$340/泊で、2019年比15%増なのだとか。
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気分はリッチに節約ステイならココ!

では、そんなワイキキのオススメの滞在先はというと断然、キッチン付きの高級コンドミニアムタイプの部屋のバケーション・オーナーシップリゾート。朝はコーヒーとフルーツだけとか、夕方に部屋で軽くアぺとか、軽食を取りながら部屋でのんびり、なんて使い方ができるのはとっても魅力的。ということでイチオシは暮らすように旅ができる『ザ・グランドアイランダー・ヒルトングランドバケーションズクラブ』です。
ハワイ
▲ ハワイのヒルトンと言えば毎週金曜日の花火と、通称レインボータワーと呼ばれるこの建物。
「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」
なんといってもコチラ、毎週金曜日の夜に花火を打ち上げることで有名な「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」内にあるバケーション・オーナーシップリゾート(つまり金曜日の夜にステイすれば、特等席で花火が観られちゃう!)。

ワイキキの中でも1、2を争う広大なビーチを有し、約9万㎡!という敷地の中には、プール、レストラン、スパ、各種レクリエーションやアクティビティ、さらにはショップも点在。ハワイに来てもこの敷地から一歩も出ないという御仁もいるとかいないとか。

空港からクルマで20分ほどというワイキキ西端に位置し、ヨットハーバーやアラモアナセンターも比較的近いという立地の良さを誇ります。
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「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」
▲ カラカウア大通りに面して建つ『ザ・グランドアイランダー・ヒルトングランドバケーションズクラブ』。
「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」
▲ 専用のプールも、もちろん完備。
「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」
「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」
▲ ベッドルームもキッチンもハワイを心ゆくまで堪能。
洗濯機もキッチン(電子レンジもオーブンも)だって完備、カトラリーや食器類も揃っているので、手軽に暮らすように過ごせるのです。で、何が楽チンって、オーダーすれば使った食器類はルームサービスで片づけてくれること。世界各地にある高級コンドミニアムスタイルの部屋に滞在できるオーナーシップを基本週単位で所有するので、ハワイはもちろんニューヨークや沖縄などで、“暮らす”のではなく“暮らすように”という適度な日常と非日常感のバランスが取れた滞在を満喫できるのもポイントなのです。

これもすべて、新しい旅の楽しみ方、バケーション・オーナーシップという考え方だからできること。ヒルトンというラグジュアリーホテルブランドゆえの安心&信頼感、別荘は欲しいけど維持や管理がちょっと……という向きには実にオススメなので、チェックを。
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ロコ気分が味わえるオススメのスーパーマーケット

ちなみに筆者も毎日のようにフルーツを買って、部屋のソファやラナイでCoors Light(ナゼかアメリカではクアーズ ライトと決めている)かコナコーヒーと共に(もちろんコーヒーメーカーも完備)簡単な朝食を楽しみました。
「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」
▲ 部屋で南国のフルーツをた~っぶりと。ハワイで食べるパパイヤは最高の味です!
ハワイアンミュージックをBGMに海を見ながら気分はロコ。レストランのブレックファーストも良いのですが、少しでも自分の手を動かして支度をして食べるというのが、ちょいローカル気分も味わえるので楽しさ倍増、かつお財布に優しくてオススメなのです。

なので、必要なモノをカカアコ地区にあるナチュラル&オーガニック系食料品の「Whole Foods Market」クイーン店へ買い出しに。何でも揃うこちらで、ついでにお土産もゲットです。
「Whole Foods Market」クイーン店
▲ カカアコ地区にある「Whole Foods Market」クイーン店。
「Whole Foods Market」クイーン店
「Whole Foods Market」クイーン店
▲ 新鮮なフルーツや野菜などが手軽に購入できます。
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あちこちで見かける青空市的なマーケット

さらにコンドミニアムでの過ごし方をより楽しいものにしてくれそうなのが、屋台のようなマーケットでのお買い物。訪れたのは毎週水曜日の夕方にカカアコ地区にオープンする「Honolulu Farmers Market」。

タイ、韓国、中国、ベトナム、インドなどなど、アジアの全料理がそろっているのではないかと思ってしまうほど充実したアジアンフードを中心に、地元の食品がずらり。ココで調理された料理を買い込み部屋に戻って電子レンジで温めて食べれば、これまたすっかりロコ気分! こんな過ごし方がとってもオススメなのですよ。
 「Honolulu Farmers Market」
▲ 「Honolulu Farmers Market」。青い空とヤシの木とビルと屋台!
 「Honolulu Farmers Market」
▲ テントもあれば移動式のワゴン販売もあって、見ているだけでも楽しい。
 「Honolulu Farmers Market」
▲ アジアンフードが充実。
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ハワイ気分満喫のディナーショー!

でも、せっかくのウン年ぶりのハワイ。到着した初日は、久しぶりに思いっきりハワイアン気分を満喫したかったので、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジで週5日開催されている「ワイキキ・スターライト・ルアウ」ディナーへ。

ウクレレなどを使った生演奏とフラのエンタテインメントは、夕陽を見ながらビーチの目の前の芝生の上で楽しめて最高のひと時でした。このルアウショー、プレミアム席(大人210ドル)のステージ向かって右側、ビーチサイドのテーブルがオススメ。ステージを見ながら背後に沈む夕日と両方が楽しめちゃいますからね!
「ワイキキ・スターライト・ルアウ」
「ワイキキ・スターライト・ルアウ」
▲ 「ワイキキ・スターライト・ルアウ」ショーでは、ダイナミックなフラショーと地元の食材をふんだんに使ったディナービュッフェが楽しめます。
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それでもやっぱりハワイはハワイ!

前編(※記事はコチラ)と後編とでご紹介してまいりました“いま”のハワイ。ですが、四の五の言ってもやっぱりハワイ好き女子&淑女が多いのは紛れもない事実。裏を返せば渡航が大変ないま、ハワイに連れて行ってあげれば、オヤジの株もウンと上がるはず。

現在、ワクチン接種を3回していれば、帰国時のPCR検査が不要になっていますから、この秋から冬にかけてハワイ旅行を企画するのは絶好のタイミング! 「ハワイに行こうよ」と誘われて断る女性を、いまだかつて見たことはありませんからね。
「ロイヤルハワイアンセンター」
▲ 「ロイヤルハワイアンセンター」。「DFS」は閉店なれど、コチラにある世界各国のブランドショップはいまだ健在! どこも店内はさほど混んでいない(むしろ空き気味)ので、ゆったりお買い物するにはチャンスかも!?
ザ・グランドアイランダー・ヒルトングランドバケーションズ

■ 『ザ・グランドアイランダー・ヒルトングランドバケーションズクラブ』

数多くのホテルが立ち並ぶワイキキになって常に高い評価を受け続ける全室がスイートの『ザ・グランドアイランダー・ヒルトングランドバケーションズクラブ』。ビジター利用も可(US$300~[1泊])。でも、何度でも訪れたいハワイなら、やっぱりバケーション・オーナーシップリゾート
がオススメ。

日本語サイトはコチラ

ハワイ好きなアナタは、こちらもチェック!

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