洗練されたNYのフーディー御用達！ イタリアンレストラン「スカルペッタ」が虎ノ門にオープン！

競争激しいニューヨークのレストランで2008年にマンハッタンのノマド地区にオープンし、ニューヨークタイムズ紙三ツ星を獲得し、洗練されたニューヨークのフィーディー達から支持を得ているイタリアンレストランが「スカルペッタ」です。

その「スカルペッタ」が来たる10月3日に虎ノ門にできた神谷町トラストタワー（ラグジュアリーホテル、東京エディション虎ノ門と同ビル）の1階に「スカルペッタ東京」としてオープンします。まずは、ニューヨーク本店の魅力＝「スカルペッタ」の魅力とは何か？を解剖していきましょう。

「気取らない、でもエレガントなサービス」をコンセプトにしたスカルペッタの本店は、まさにその言葉を体現したお店の造りとサービスです。場所はマディソンスクエアパークからほど近いノマドエリアでアクセスも良く、周辺には高級レストランやラグジュアリーなブティックホテルが並ぶエリアです。

スカルペッタもザ・ジェームズ・ホテル・ニューヨーク・ノマドの一階にあり、国家歴史登録財にも指定されているボザール様式の歴史ある建物は気品を備えています。

そんなニューヨークらしいクラシカルな建物内にあるレストランは落ち着いた雰囲気を保ちつつ内装などでモダンさがプラスされています。

入口を入るとバーカウンターとハイテーブルのスペースがあります。奥にメインダイニングがあるのですが、まず、照明がとってもいい！ 割と暗いな〜と感じるレベルなのですが、天井から吊るされたライトが煌々とバーエリアを照らすため、実に素敵な雰囲気を演出しています。個人的に、この手前の空間は大好きです。筆者が訪れた日も、バーの周りは混んでいて、いわゆる人気店ならではのエネルギーで溢れていました。

このエリアはカクテルを何杯か頼んで奥のメインダイニングで食事を楽しむ人もいれば、そのまま別のお店に行く人、帰宅する人などそれぞれ。ですが、気軽にスカルペッタの素敵な雰囲気が味わえ、仕事帰りに一杯飲むようなニューヨーカーで溢れていて、お店の雰囲気を洗練されたものへと昇華させています。

ニューヨーク本店はランチもあり、ランチに加え、バーを気軽に楽しむという使い方や、もちろんディナーでゆっくりと食事を楽しむなど、さまざまな使い方が可能です。いずれの場合もお店のコンセプトでもある「気取らない、でもエレガントなサービス」を体現した素敵な時間が過ごせます。

メインダイニングはシンプルな内装なのですが、壁面に掛けられた大きな鏡に食事を楽しんでいるゲストが映し出されるため、活気溢れる店内の様子がまるでアートの一部のように素敵な演出効果を生んでいます。

ディナーはアラカルトメニューをみんなで取り分けて食べるスタイル。店名の「スカルペッタ」はイタリア語で残ったソースをパンですくう仕草「fare la scarpetta」に由来しているとのことで、最後のひと口まで食事を味わえる喜びを表すそう。人気No.1のシグニチャーメニューでもある「トマトバジル」パスタはガラスの蓋を開けると丸く綺麗に整えられたバジルパスタが現れるというプレゼンテーションも名物です。

モチモチの生パスタはリピートしたくなる味わい。また来ます！ その他、お肉やお魚料理も食べやすく、どれも記憶に残り、どれが一番か甲乙つけ難いものでした。また、ワインをサーブしてくれたジェネラルマネージャーのAlessioさんの人柄も気取らず、イタリア特有の温かいサービスが心地よかったです。

食後は同敷地内の地下にある隠れ家的なナイトクラブ「The Seville」へ。コチラのクラブ、スカルペッタと同じオーナーで他のレストランも展開するLDV Hospitalityのファウンダー、John Meadow氏のクラブなのですが、センスが抜群！ ナイトクラブというよりは、ラグジュアリーラウンジと呼んだ方が表現が正しいかもしれません。

ドレスアップした人々で賑わっているのですが、音楽はアップテンポなクラブ音楽で、振る舞われるカクテルはニューヨークらしくハイレベル。スカルペッタで食事を味わった後の次の流れとしてもう一度体験したいものです。

後日、オーナーのJohn Meadow氏にお会いする機会があったのですが、彼がまたカリスマ的なオーラを放っている方で(笑)。イタリア系のバックグラウンドを持っているそうですが、スーツはナポリまで仕立てに行くそうで、シンプルに言ってカッコいいのです。

スカルペッタはそんな彼の表現したい世界観が詰まったレストランでもあるわけです。彼はレストランをライフスタイルの一部と考えているようで、この店に行くために何を着ていくかを考え、食事をした後はどこで遊ぶかなど、一連の流れまで想定してレストランを楽しみたいのだそう。まさにスカルペッタの魅力そのもの。彼を見てそれがストンと落ちるようでした。John Meadow氏はこの方。

ニューヨーク本店ですっかりスカルペッタファンになったわけですが、東京店も10月3日オープンとのことでその魅力に迫ります。東京店は東京エディション虎ノ門のある神谷町トラストタワーにあり、ここはトレンドに敏感な人たちも多く訪れる場所。1階にあるスカルペッタは広々としたテラスもあり、開放的です。

東京店はニューヨーク本店のコンセプトを継承しながらもオリジナリティにも溢れています。内装には日本を感じさせる桜のモチーフが使われたり、アートにも和を感じられるものが取り入れられています。

店内に入るとすぐに大きなバースペースとローバーがあり、ニューヨークのようにハイテーブルのスペースもあって、ここは活気が出るだろうなと予想ができました。バー&テラススペースではアペタイザーをはじめ、シグニチャーのトマト＆バジルパスタ他のアラカルトメニューもオーダー可能です。

メインダイニングは旬の食材や日本ならではの食材を使った3種類のコースが用意されています。ドリンクはワインやビールの他、ニューヨークでも味わえるカクテル、それに東京オリジナルカクテルも充実しています。

東京チームはメインシェフに本場イタリアでの経験も長い菅野彰造氏とホスピタリティ業界のキャリアが長い総支配人の田村滋氏をメインに構成されていて、アットホームな雰囲気が印象的です。

ニューヨーク本店でお会いした際にも「この照明と音楽は日本のレストランにはないので、東京店でもぜひ採用してください！」とリクエストさせていただきましたが、オリジナルのBGMも用意しているとのことでオープンが待ちきれません！

ぜひご予約はお早めに！