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2022.10.30

【連載】REIKOのNY通信

ラグジュアリーの極み! オープンしたてのAman NewYorkに潜入!

さまざまなトレンドが発信されるニューヨークの現状をLEON特派員の菅礼子がお届けする本連載。コロナ禍で開業が遅れていたラグジュアリーホテル「アマン ニューヨーク」が待望のオープン。早速その魅力に迫ります!

CREDIT :

取材・文/Reiko Suga 写真/@AMAN

アマン ニューヨーク テラス
9割の人がマスクを着用しない光景がみられるようになったニューヨークは紅葉も深まり、行楽シーズンに突入しています。最近では日本からの出張者や旅行者も以前に増して格段に増えてきた印象ですが、何と言っても円安の加速が止まりません!

アメリカ在住者が日本に行けば何でも安く感じてしまうのですが、今、日本からアメリカに来るとなかなか過酷。そんな声がちらほら聞こえてきます。話は逸れましたが、最近では多くのホテルや工業施設もオープンしています。8月にはラグジュアリーブランドがひしめき合う5thアヴェニューのセントラルパークが望めるロケーションに「アマン ニューヨーク」がオープンしました。

世界中に“アマン ジャンキー”というアマンを熱烈に愛するファンを抱えるほど、そのおもてなしやアクティビティなど、質の高いサービスに惚れ込んでいる人が多いホテルなんです。筆者も伊勢にある「アマネム」や東京の「アマン東京」、ヴェネチアの「アマン ヴェニス」を訪れたことがあるのですが、すべてが違った魅力に溢れています。

すでにアメリカにはワイオミング州の「アマンガニ」、ユタ州の「アマンギリ」がありますが、世界最大都市とも言われるニューヨークにアマンが誕生するということで、以前から話題になっていたわけです。
アマン ニューヨーク 外観
▲ 100年前の歴史的な建物がアマン ニューヨークとして生まれ変わりました。
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築100年の歴史あるビルとアマンブランドのアイデンティティが融合

アマン ニューヨークが開業したのは1921年に建設された由緒ある「クラウンビル」という建物で、ネオクラシカル・ボザール様式のビルは活気のある当時のニューヨークの象徴のような威厳を放っています。

同ビルは初めてMOMA(ニューヨーク近代美術館)が出来た場所でもあり、マンハッタン内で最も家賃が高い建物のひとつとも言われています。また、セントラルパークにほど近い場所で、5thアヴェニューを挟んで目の前にはトランプタワー、「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「クリスチャン ディオール」「ヴァン クリーフ&アーペル」が軒を連ねる57丁目という、ニューヨークのラグジュアリーブランドが集まる象徴的な立地なんです。
アマン ニューヨーク ラウンジ
▲ ランタンのような和紙アートが天井から飾られたラウンジ。
建物に入ると東洋のエッセンスがちりばめられた落ち着いたインテリアに、どこかアジアのホテルに来たような感覚が呼び覚まされます。ロビーは14階にあるのですが、プライバシーを重視し、限られたゲストに心地よい時間を過ごしてもらいたいというアマンのポリシーを反映してか、大々的なチェックインフロントのようなものはありません。

“アーバンサンクチュアリー”をテーマにした同ホテルはニューヨークの喧騒を忘れてしまうかのような、マンハッタンのど真ん中にあるのにリゾートホテルのような雰囲気で、リラックスした居心地の良さを覚えました。

デザインは世界中のアマンも手がけているジャンーミッシェル・ギャシー氏を起用しているとのことで納得。アマンのブランドコンセプトを熟知していらっしゃるとあり、大都会のど真ん中のオアシスのような空間を生み出しています。
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ロビーフロアには天高のバーラウンジとセントラルパークと五番街の喧騒を見下ろすことのできるテラスとバーがあり、中層階のテラス席は緑にも囲まれた隠れ家のような場所でした。ニューヨークの新たなホットスポットとなるのは間違いありません!

レストランはオールデイダイニングのイタリアン「Arva」と若手日本人シェフで大阪のミシュラン店、ニューヨークのミシュラン店、「Sushi Zo NY」でキャリアを積んだ米丸琢馬氏!が料理長を務める和食「Nama」があり、Namaはディナーで本格的な懐石料理をおまかせスタイルで提供しています。また、56丁目側の入口から入るスピークイージー的なジャズクラブもあり、こちらも夜の新たな社交場となる予感です。
アマン ニューヨーク ジャズバー
▲ 9月にオープンしたばかりのジャズバー。
アマン ニューヨーク 客室 寝室
▲ 和の素材が使われたインテリアは落ち着いた雰囲気。
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初のレジデンスと会員制クラブを有した特別な空間

「アマン ニューヨーク」には83の客室(すべてがスイートルーム!)の他にアマン初の22戸の都市型レジデンス「アマン ブランデット レジデンス」もあり、ほぼ完売とのことです。

また、こちらもアマン初の会員制クラブ「アマン クラブ」を創設し、クラブラウンジ、プライベートガーデンテラス、シガーラウンジ、ワインルームなど、会員しかアクセスのできないスペシャルエリアを使用できるなど、特別なプログラムが用意されているそうです。もちろん、会員になれるメンバーも厳選されているとのことなので、富裕層向けのプライベートな空間とサービスが利用できる格別の場となることは言うまでもありません!
気になるお部屋の宿泊料金は現在ニューヨークのホテル一高いと言われており、最低金額は5th ジュニアスイートの$3200〜(約48万円〜)だそうです。部屋のタイプは7種類あり、一番大きいお部屋が「アマン スイート」で人気のタイプなんだそう。インテリアも木や和紙、大理石などが使われ、東洋と西洋が融合した落ち着いた雰囲気です。

家具はすべて特注窓が防音の二重窓になっていることもあり、お部屋の中はとっても静か。全部屋に暖炉もあり、とってもリラックスできそう。1カ月や2カ月滞在するお客様もいるということで、別荘のような使い方をしているのかもしれません。
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アマン ニューヨーク スイートのリビングルーム。
▲ スイートルームの中でも最も大きいアマン スイートのリビングルーム。
アマン ニューヨーク プール
▲ 何時間でも過ごしたくなるゴージャスなプール。
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3層にまたがるスパは「アーバンサンクチュアリー」の象徴です

大都会にありながら、巨大なスパがあるのもアマン ニューヨークの特徴です。20メートルのインドアプールがあり、エクササイズ用のプールというよりは、リゾートプールのような豪華さ。10室のトリートメントルームにサウナ、最新機器を揃えたジム、カイロプラクティックもあり、総合的なスパジャーニーにゲストを導いてくれます。

スパ内部は窓もないため、リラックスを誘う静けさに包まれニューヨークにいることを忘れてしまう場所です。大都会のニューヨークは忙しくストレスフルな都市とも言われるため、ゲストには非現実の空間で身体を癒してもらおうというもの。滞在中はゆったりとスパで寛ぐ時間が至福の体験になりそうです。
また近々訪れたいと思わせるアマン ニューヨークはニューヨークを象徴するホテルのひとつになる存在感でした。アマンはこの後、2025年にはマイアミビーチに、2026年にはビバリーヒルズに開業予定とのこと! アマンジャンキーたちにも朗報です。では!
AMAN New York

AMAN New York

HP/https://www.aman.com/hotels/aman-new-york

■ お問い合わせ
TEL/0120-951-125(アマン共通日本語フリーダイヤル)

菅 礼子 Reiko Suga

● 菅 礼子( Reiko Suga)

LEON編集部で編集者として勤務し、2018年に渡米。現在はニューヨーク在住、LEON特派員。Instagram @sugareikoにてニューヨークのライフスタイルの情報から世界中の旅の情報までを執筆している。

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