彼女とより親密になれる、ワンコ連れデート＠軽井沢ならこちらがイチ推し！

ペットフード協会の最新（2022年）の調査によると、日本における犬の飼育数は約705万頭。うち新規飼育頭数は過去10年間で最多の42万6000頭を数えます。そんな状況を受けてか、このところ、ワンコと宿泊できるホテルが急増中。筆者も相棒である愛犬（ミニチュアダックス、9歳のおばちゃん）と、リフレッシュを兼ねて時々お泊りに出かけています。

愛犬同伴で泊まることができる宿泊施設は今や決して珍しくありません。でもホテルによってサービスの内容や宿泊のルールは全然違ってくるわけでして。なかには、「泊まらせていただいている」的な、申し訳ない気持ちになる宿泊施設もあったりします。そんななか、ワンコ旅でおススメのホテルを聞かれて、筆者が真っ先に挙げるのは、「軽井沢マリオットホテル」。“彼女とワンコ連れで旅行”というシチュエーションでも自信を持って推せます！

東京からアクセスしやすく、ドッグフレンドリーな宿泊施設や飲食店の多い軽井沢は、ワンコ旅の初心者にぜひおススメしたい場所。標高が高く、古くから避暑地として親しまれている軽井沢ですからね、都内では散歩もままならない夏から秋にかけてのワンコ旅にはうってつけです。軽井沢・プリンスショッピングプラザをほんの少し歩けば、軽井沢がいかにワンコ天国であるかを実感できるはず。

「軽井沢マリオットホテル」では、2棟のドッグ対応コテージの計10部屋で、愛犬を受け入れています。犬連れだと周囲の人の目が気になってしまうものですが、コテージは本館から少し離れたところに独立していて同じコテージにステイするのは基本ワンコ連れ。「気兼ね」というハードルは一気に下がります。

ドッグ対応コテージは、アパート型とでも言うのか、共通の玄関から棟に入り、各部屋に入室するという形。これまで、さまざまな宿泊施設に、愛犬とお泊りしている筆者ですが、これは初めてのスタイルでした。

今回、筆者はA棟の２階にある「温泉付コンフォートコテージツイン」（46m²）にステイしました。窓越しに軽井沢の景観が迫ってきます。大きなソファも快適です。サークルの用意はありましたが、ワンコは、ベッドと浴室を除き、客室内を自由に歩き回ることができます。万一、粗相した時のために床や壁は水気がしみ込まない特殊材が使われているというのも心強い限りです。うちの仔も、「なんかいつもいるところよりだいぶ快適なんだけど、ここはどこですか……⁉」なんて感じで、いそいそと部屋を探索していました。

今回、ステイした客室には温泉がひかれていました（ドッグ対応コテージのすべての客室に温泉がひかれているわけではありません）。ワンコをお留守番させることなく、湯浴みができるのはうれしいポイントです。「軽井沢マリオットホテル」では、（温泉がひかれている）客室では保温効果に優れた塩沢温泉に、メインウイングにある大浴場では「美肌の湯」を称される小瀬（こせ）温泉に浸かることができます。敷地内での湯めぐり、バシッとキメちゃってください！

ワンコ用のアメニティも充実していました。食器、ウェットティッシュ、足拭きタオル、消臭スプレー、トイレシート、粘着ローラー、脱臭機などなど、ひととおりのものは揃っています。ワンコ連れの旅はどうしても荷物が多くなってしまいがちですからねぇ～。荷物を減らすことができるのは、かなりうれしいポイント。リードと首輪、わんこを運ぶためのケージやバギー、そして、ワンコの食事さえ持参すれば滞在できるレベルです。

「温泉付コンフォートコテージツイン・温泉付デラックスコテージキング」の客室に至っては大型犬2頭まで同伴可能です（同伴可能な犬の大きさ、頭数は部屋によって異なります）。都内のホテルだと1室につき、小型犬１頭までというところがほとんど。大型犬を飼っている友人、「うちのワンコと泊まれるところ、ほとんどないよ～」と嘆いていたので、速攻教えてあげました。お互いのワンコを連れて軽井沢デート、なんて、海外ドラマに出てくるようなシチュエーションが実現できちゃいます。

２つのコテージの間にはドッグランがあります。また、それぞれのコテージの前にはテラス席が用意されていて、森の音を聴きながら、ゆるゆるとした時間を過ごせます。

テラス席ではお茶はもちろん、インルームダイニングの食事も楽しめます。折しも、８月全日と９月の土曜日には、テラス席で、愛犬とともにバーベキューに興じることができる宿泊プラン「BBQ Dinner Stay with Dog」も展開中。「楽しいに決まってる！」とすかさず予約を入れてみましたが、これ、予想以上にうっきっきーなプランでしたよ。

調子に乗って、料理をアップグレードしてみたのですが、なかなかのボリュームです。信州リンゴ和牛ミスジや信州産ソーセージ、信州産キノコを使ったアヒージョなど、信州の食材にとことんこだわっているのもナイス！　愛犬に味付けしていないお肉をおすそ分けしたところ、目の色を変えて食いついていました。ほ～ら、やっぱり来て良かったでしょ（笑）？　

軽井沢の涼やかな風のなかでワンコとバーベキュー、愛犬家冥利に尽きます。軽井沢ビールなど1人3本のドリンク付きというのも、よくわかってらっしゃる。

もうひとつ食関連のトピックを。わんこは関係ないのですが、朝食が非常にすばらしかった点も、声を大にして世界に知らしめたいです（ワンコはメインウイングには入れないのでお部屋でお留守番です）。

朝食は、メインウイングのダイニング「Grill ＆ Dining G」でいただきます。ブッフェスタイルなのですが、これが信州の食材がふんだんに使ったラインナップでして、どれもこれも魅力的で、お皿も持たずにビュッフェ台の前を右往左往してしまいました。犬なら尻尾をちぎれんばかりに振りまくるはず。

ソバもあれば、朝カレーもあります。パンは、軽井沢で長く愛されている浅野屋のものが並んでいました。わさび丼を作ることができるし、とろろやなめたけ、野沢菜など信州が誇るごはんのお供もずらり。炭水化物ラバーには堪えられません。というかマジ危険です。ま、朝ですしね、ちょっと食べすぎたら、ワンコと走ればいいのです！

そんなわけで（笑）チェックアウト前に、もう一度、ドッグラン、からの最後に部屋のお風呂にどぼん。悔いなく遊び尽くして、ホテルを後にしました。ワンコとの軽井沢リフレッシュ旅、きっと、ワンコ以上にエンジョイし、そして癒されますよ。