2024.03.25

極上の雪だけじゃない! 白馬が大人のデート旅に最適な理由、レポートします

長野県・白馬村。先日、北海道・ニセコと並ぶ一大スノーリゾートに足を運んでみたら、スキー客のほとんどが外国人。なぜこんなに海外からの人気が高いの!? 取材を進めてみると、日本のオヤジさまたちにこそ享受していただきたい数々の素晴らしき点が見えてきました！

CREDIT :: 写真／長谷川直紀　文／吉田奈緒子（Web LEON）

晴天率の高さが国内随一のスノーリゾート

こんにちは、Web LEON編集部の吉田です。

だんだんと春めいた陽気になってきましたが、国内各地の雪山ではまだまだスノースポーツが盛んな様子。3月前半に続いた恵みの降雪によって各リゾートは賑わっているようですが、その代表格と言える長野県・白馬村に訪れる機会がありました。

LEON本誌3月号クルマ特集でご紹介した「レンジローバー SV」の目的地だったことがきっかけだったのですが、今回は1998年開催の長野オリンピックの会場にもなった国内最大規模の八方尾根スキー場周辺を取材することになりまして。

到着前、同スキー場の「咲花ゲレンデ」に近づくにつれてまず驚いたのが、車窓から見える歩く人々が外国人ばかりだったことです。今回宿泊させていただいたスーパーラグジュアリーなホテルレジデンス「ROKA by Hakuba Hotel Group」のスタッフさんをはじめ、現地で働く方たちもほぼ外国人で、「ここは海外のスキーリゾート!?」と錯覚を起こしてしまいそうなほど。

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▲ 「ROKA by Hakuba Hotel Group」の4・５階はメゾネットタイプのペントハウスとなっており、最上階のLDKにはバーカウンターやワインセラーもある。

「ROKA by Hakuba Hotel Group」
所在地／長野県北安曇郡白馬村和田野4787
予約・お問い合わせ／TEL0261-75-5511
宿泊料金／12万5000円〜（2ベッドルームタイプ　税・サ込）
詳細はコチラ
▲ ワインセラーには各種高級ワインが揃う。特別な夜はルイナールの「ブランドブラン」で乾杯を。
▲ 白銀のゲレンデを眺めながらのひと風呂は至福の時間。
▲ ペントハウスはサウナ付きなので、スキーで冷えたカラダも一発で回復。

▲ 「ROKA by Hakuba Hotel Group」の4・５階はメゾネットタイプのペントハウスとなっており、最上階のLDKにはバーカウンターやワインセラーもある。

「ROKA by Hakuba Hotel Group」
所在地／長野県北安曇郡白馬村和田野4787
予約・お問い合わせ／TEL0261-75-5511
宿泊料金／12万5000円〜（2ベッドルームタイプ　税・サ込）
詳細はコチラ
▲ ワインセラーには各種高級ワインが揃う。特別な夜はルイナールの「ブランドブラン」で乾杯を。
▲ 白銀のゲレンデを眺めながらのひと風呂は至福の時間。
▲ ペントハウスはサウナ付きなので、スキーで冷えたカラダも一発で回復。

昨今の円安の影響に加えて、日本のスキー場は利用料がもともと安価で欧米の3分の１以下の価格で遊べるのも外国人スキーヤーたちの増加に拍車をかけているようです。

「ROKA」をはじめ、白馬でホテルや貸別荘、レストランなど多くの施設を展開する「白馬ホテルグループ」代表のマーカス・パウダーさんは、この地の魅力をこう語りました。

「白馬は標高約800mの盆地ですが、3000m級の北アルプスに囲まれた風景はまるでスイスの山岳地方を思わせるほど美しい。冬に降雪量が多くて雪質も良いのは、北海道のニセコと一二を争います。けれど、大きな違いは気候です。冬のニセコは吹雪が多くて寒さも厳しいですが、白馬は比較的穏やか。青空の下、スキーやスノーボードを楽しめる確率も高いのです」

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白馬は暖かくなってグリーンシーズンに入っても遊べるアクティビティは豊富で、トレッキングやサイクリングで汗も流したり、湖・川ではウォータースポーツに夢中になることだってできます。山々に磨かれる水、地元の信州食材も美味しく、自然環境に恵まれたこの地で長期の休日を過ごす外国人が多いのも納得。

3つのゲレンデを横断滑走！

到着したら、まずはスキー体験！……というわけで、「ROKA」の目の前に広がる咲花ゲレンデからリフトに乗り、初中級コースで足慣らしをします。この日はあいにくの強風のため、上のほうに乗り継ぐリフトやゴンドラが止まってしまい、横移動する形で国際ゲレンデ・白樺ゲレンデを通り抜けることに。一番南側の名木山ゲレンデのほうまで行って滑走を楽しみました。

ウワサに聞いていた雪質は、朝イチの圧雪バーンではなかったにしろ、きめ細かくてサラッとしていて滑りやすかったです。八方尾根スキー場は、さすがにオリンピックや大きな競技会も開催されるだけあって広さも十分ですし、外国人ゲストのような長期滞在は難しいにせよ、私も３〜4泊のワーケーションをココでしてみたい……！

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この日はひと滑り終えてから、名木山ゲレンデの麓にあるドイツ風シャレー＆レストラン「Marillen（マリレン）」でお昼休憩を取ることに。

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▲ ウッディな内装や暖炉がほっこりする「マリレン」の客席。

「Marillen（マリレン）」
所在地／長野県北安曇郡白馬村大字北城八方4075
予約・お問い合わせ／TEL0261-72-2225
▲ チーズ・生ハム・ドライフルーツの盛り合わせはどれも、「ヴーヴ・クリコ」のイエローラベルとも相性バツグン！
▲ 本場仕込みの濃厚チーズフォンデュが名物。

▲ ウッディな内装や暖炉がほっこりする「マリレン」の客席。

「Marillen（マリレン）」
所在地／長野県北安曇郡白馬村大字北城八方4075
予約・お問い合わせ／TEL0261-72-2225
▲ チーズ・生ハム・ドライフルーツの盛り合わせはどれも、「ヴーヴ・クリコ」のイエローラベルとも相性バツグン！
▲ 本場仕込みの濃厚チーズフォンデュが名物。

ヨーロッパ山岳地方の山小屋レストランさながら、店内に入るとカントリー調の暖かみ溢れるインテリアが出迎えてくれました。メニューもヨーロピアンで、この日はヴーヴ・クリコのイエローラベルとともにシーザーサラダ、チーズや生ハムの盛り合わせ、そして名物のチーズフォンデュをいただいた次第です。その本格派のお味に、ますますココが日本国内とは思えなくなってしまい……とってもハイクオリティでした！

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アフタースキーも美食を選び放題！

雪山のお楽しみはアフタースキーも続きます。白馬には昔ながらの地元レストランが多数あり、食べるのに事欠きませんが、「ROKA」をはじめ白馬ホテルグループの宿泊施設を利用の場合、系列の飲食店まで送迎サービスが使えて便利です。せっかくのホリデーはお酒だってじっくりと飲みたいじゃないですか!? そんな、白馬の夜を特別にしてくれる人気レストラン＆バーはコチラ！

◆ 「mimi's（ミミーズ）」

日本人シェフとイタリア人スタッフが創出するリッチな時間

白馬きっての高級イタリアン「mimi's（ミミーズ）」では、日本海から直送されるフレッシュな魚介類、地元信州の牛肉や野菜を日本人シェフが繊細で美しいディッシュを創作。イタリア人スタッフのきめ細やかなサービスと相まって、ラグジュアリーなひと時を提供してくれます。イタリアンワインを中心にしたワインペアリングも可能です。

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▲ この日のアミューズには、兵庫県赤穂市・坂越湾で獲れた大きなオイスター。シチリア発祥の氷菓グラニータとエシャロットを添えて。

「mimi's（ミミーズ）」
所在地／長野県北安曇郡白馬村北城八方4690-2
予約・お問い合わせ／TEL0261-72-4148
▲ 信州サーモンにエディブルフラワーを添えた一品も。
▲ コースの中盤に登場した濃厚なミートソーススパゲティも美味！

▲ この日のアミューズには、兵庫県赤穂市・坂越湾で獲れた大きなオイスター。シチリア発祥の氷菓グラニータとエシャロットを添えて。

「mimi's（ミミーズ）」
所在地／長野県北安曇郡白馬村北城八方4690-2
予約・お問い合わせ／TEL0261-72-4148
▲ 信州サーモンにエディブルフラワーを添えた一品も。
▲ コースの中盤に登場した濃厚なミートソーススパゲティも美味！

◆ 「THE CLUBHOUSE Powered by Stars’n Cacio」

ラグジュアリーホテル出身シェフが繰り出すモダンイタリアンを堪能

白馬の目抜き通りに面したホテル「THE HAPPO」1階にオープンしたレストラン「THE CLUBHOUSE Powered by Stars’n Cacio」もオススメ。「ブルガリホテルミラノ」や「シャングリ・ラ東京」でエグゼクティブシェフを務めた経歴の持ち主、アンドレア・フェレーロ氏が指揮を執るチームが、モダンにアップデートされたイタリアンを提供しています。アンティパストからパスタ、そしてメインディッシュまで種類豊富。大切な彼女とシェアしながら、美味しくて居心地の良いディナータイムを過ごせること請け合いです。

アルコールも、クラフトジントニックやクラシックカクテルまで各種取り揃えており、レベルの高さが光っていましたよ。

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▲ 「群馬県川場村ブッラータチーズトマトとバジル添え」税込2800円

「THE CLUBHOUSE Powered by Stars’n Cacio」
所在地／長野県北安曇郡白馬村北城5090−1
予約・お問い合わせ／TEL0261-75-5511
▲ 「昔ながらのラザーニャ和牛、アジアーゴとパルメザンチーズ、卵入りパスタ」税込4000円
▲ 「アッラペスカトーラエビとムール貝、トマトソース」税込2600円
▲ カジュアルながら居心地の良い店内。

▲ 「群馬県川場村ブッラータチーズトマトとバジル添え」税込2800円

「THE CLUBHOUSE Powered by Stars’n Cacio」
所在地／長野県北安曇郡白馬村北城5090−1
予約・お問い合わせ／TEL0261-75-5511
▲ 「昔ながらのラザーニャ和牛、アジアーゴとパルメザンチーズ、卵入りパスタ」税込4000円
▲ 「アッラペスカトーラエビとムール貝、トマトソース」税込2600円
▲ カジュアルながら居心地の良い店内。

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◆ バー「No. 898」

大人の隠れ家バーで過ごす白馬のナイトライフ

美味しいディナーとお酒でお腹を満たしたら、やっぱり2軒目バーで彼女としっぽり過ごしたいですよね。白馬にもとっておきの隠れ家バーがあるんです！ 2023年12月に名木山ゲレンデ麓にオープンしたバー「No.898」は、エントランスでキーコードを入力しないと入店できないシステム。落ち着いた大人の空間をキープするために、入店人数がコントロールされています。予約はウェブサイトから申し込めますよ。

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いかがでしたでしょうか。白馬はいま、極上のパウダースノーだけでなく、美食も充実したリゾートとして発展中です。その点はやはり北海道のニセコと比較されがち。けれど、開発が急速に進むニセコと異なり、古き良き時代のノスタルジーが残っている白馬は、オヤジさん世代がホッと安心できる懐の深さを感じます。何と言っても、晴天率が高いというのがうれしいじゃないですか！

ゴールデンウィーク頃までスキーシーズンは続きますが、その後のグリーンシーズンの白馬もぜひご注目ください。春以降は、清涼な水も豊富なこの地で、トレッキング以外にも川・湖のアクティビティで汗を流してリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

活動的な彼女と一緒なら、きっと思い出深い時間を紡ぎ出せること、間違いありません！