2024.08.15
大阪ステイの常識を変える!? 「フォーシーズンズホテル大阪」がついにグランドオープン!
「フォーシーズンズホテル大阪」が、堂島川のほとりに建つ新築高層ビル「ONE DOJIMA」内に、ついにオープン。全175室のゲストルームの中には旅館の要素を取り入れた畳敷きの部屋も用意。大阪のラグジュアリーホテルシーンに旋風を巻き起こしそうな新定番をいち早くご紹介します。
- CREDIT :
文/矢吹紘子
舞台は、江戸時代に世界初といわれる米の先物取引所である巨大市場が存在し、西日本の経済を牽引した堂島エリア。梅田駅からのアクセスがよく、話題のダイニングやバーが鎬を削る北新地にも隣接。いわゆる「キタ」の繁華街に位置し、ショッピングにも事欠かないうえ、かつての地元経済の海運の要であった堂島川が高層ビルの間を悠々と流れる様子がまたアイコニック。「水の都・大阪」を体感できる絶好のロケーションがウリです。
洋と和のいいとこ取り。ホテル内に全室畳敷のフロアも
設計には3つのデザイン会社とタッグを組み、それぞれの強みを活かして作り上げていったというから、なかなかチャレンジング。例えばレセプションやメイン客室は、気鋭のフランス人建築家・グエナエル・ニコラ率いる「キュリオシティ」によるもの。メインダイニング「江南春(ジャンナンチュン)」のある37階フロアは、「フォーシーズンズホテル東京大手町」をはじめ、世界の名だたるラグジュアリーホテルから引っ張りだこの「デザインスタジオ スピン」が手掛けています。
ホテルの28階に位置する特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」は、なんと全21室すべてが畳敷。マットレスタイプの敷布団で、旅館気分で滞在することができるという、ある意味「フォーシーズンズ」らしくない、攻めたデザインになっています。
同じホテルとは思えない! 趣の異なる16タイプのゲストルーム
▲ 邸宅スタイルの「プレジデンシャルスイート」。寝室はオンスイートで、堂島エリアの高層ビル群をぐるっと見渡せる。
▲ 寝室に隣接したバスルーム。二人で入ってもまだまだ余裕なバスタブを中央に、両サイドに洗面台をレイアウト。
▲ バーカウンターのあるリビングでは、とことん贅沢な気分に浸れる。大阪城をイメージした石壁にも注目だ。
▲ 展望付きのバスタブを備えた「プレミアムコーナースイート」は全客室のうち6部屋だけとレア。お風呂重視ならこの部屋がおすすめ。
▲ 邸宅スタイルの「プレジデンシャルスイート」。寝室はオンスイートで、堂島エリアの高層ビル群をぐるっと見渡せる。
▲ 寝室に隣接したバスルーム。二人で入ってもまだまだ余裕なバスタブを中央に、両サイドに洗面台をレイアウト。
▲ バーカウンターのあるリビングでは、とことん贅沢な気分に浸れる。大阪城をイメージした石壁にも注目だ。
▲ 展望付きのバスタブを備えた「プレミアムコーナースイート」は全客室のうち6部屋だけとレア。お風呂重視ならこの部屋がおすすめ。
▲ これぞ「フォーシーズンズ」なスタンダードタイプの客室「デラックスルーム」。上層階に位置し大阪のスカイラインを一望できる。
▲ 80㎡の空間に掘り炬燵式のリビングを備えた「GENSUI」の「グランド畳スイート」。ベッドスペースは引き戸で仕切ることができる。
▲ 「GENSUI」フロアのバスルームは黒を貴重にシックな雰囲気で統一。「グランド畳スイート」はビューバスになっている。
▲ こちらも「GENSUI」、ほどよい広さの「畳プレミアムルーム」は、まるでモダンな旅館!? 全客室に完全遮光のカーテンを備えていて、安眠にもしっかり配慮。
▲ 一段上がった畳フロアに、地元大阪の寝具メーカー「昭和西川」と開発した特殊なマットレスを2枚重ねに設置。ローベッド感覚で寝心地もパーフェクトだ。
▲ 「GENSUI」のゲストだけが利用できる「ティーサロン SABO」。17:00〜20:00の間はウィスキーや日本酒などアルコールも提供。チェックイン・アウトの手続きもここで完結する。
▲ これぞ「フォーシーズンズ」なスタンダードタイプの客室「デラックスルーム」。上層階に位置し大阪のスカイラインを一望できる。
▲ 80㎡の空間に掘り炬燵式のリビングを備えた「GENSUI」の「グランド畳スイート」。ベッドスペースは引き戸で仕切ることができる。
▲ 「GENSUI」フロアのバスルームは黒を貴重にシックな雰囲気で統一。「グランド畳スイート」はビューバスになっている。
▲ こちらも「GENSUI」、ほどよい広さの「畳プレミアムルーム」は、まるでモダンな旅館!? 全客室に完全遮光のカーテンを備えていて、安眠にもしっかり配慮。
▲ 一段上がった畳フロアに、地元大阪の寝具メーカー「昭和西川」と開発した特殊なマットレスを2枚重ねに設置。ローベッド感覚で寝心地もパーフェクトだ。
▲ 「GENSUI」のゲストだけが利用できる「ティーサロン SABO」。17:00〜20:00の間はウィスキーや日本酒などアルコールも提供。チェックイン・アウトの手続きもここで完結する。
コンテンポラリーな中華にアイコニックなカクテル、朝食も抜かりなくハイレベル
▲ 中華の固定概念を覆す、ペスカタリアン仕様のヘルシーな広東料理のコースがウリ。ランチは13800円、ディナーは23800円からそれぞれ2種類のコースを提供。
▲ シグネチャー・蟹の甲羅詰め。蟹をココナッツミルクと合わせ、中華鍋で油をかけながら揚げた一品。蟹形のジンジャーゼリーを溶かしていただくのもオツ。
▲ 女性陣が喜びそうな、豆腐のデザート・鏡花水月。京都産の豆腐には包丁で細かく切れ込みが。花のように開く姿は、さながらアート!
▲ 中華の固定概念を覆す、ペスカタリアン仕様のヘルシーな広東料理のコースがウリ。ランチは13800円、ディナーは23800円からそれぞれ2種類のコースを提供。
▲ シグネチャー・蟹の甲羅詰め。蟹をココナッツミルクと合わせ、中華鍋で油をかけながら揚げた一品。蟹形のジンジャーゼリーを溶かしていただくのもオツ。
▲ 女性陣が喜びそうな、豆腐のデザート・鏡花水月。京都産の豆腐には包丁で細かく切れ込みが。花のように開く姿は、さながらアート!
▲ 「バー・ボタ」は書斎のようなくつろげるインテリア。一方でウェルカムかき氷のサービスがあったり、遊びも忘れない。
▲ ウメボシマティーニ(右)の他にも、味噌やワサビ、七味唐辛子など意外な食材や地元産のハーブを大胆に組み合わせた、クリエイティブなカクテル&モクテルがずらりと。
▲ ルーマニア出身のバーマネージャー、アンドレイ・マルク(左)たちが気さくに迎えてくれる。
▲ 「バー・ボタ」は書斎のようなくつろげるインテリア。一方でウェルカムかき氷のサービスがあったり、遊びも忘れない。
▲ ウメボシマティーニ(右)の他にも、味噌やワサビ、七味唐辛子など意外な食材や地元産のハーブを大胆に組み合わせた、クリエイティブなカクテル&モクテルがずらりと。
▲ ルーマニア出身のバーマネージャー、アンドレイ・マルク(左)たちが気さくに迎えてくれる。
▲ 卵料理をはじめグラノーラ、スイーツなど選べる一品のバリエーションも豊富。和系なら焼きおにぎりのベネディクトというチョイスも。
▲ 「ファリーヌ」のベーカリーセレクションは、クロワッサンやパン・オ・ショコラアなど。このサクサク感はクセになる!
▲ ゲージフリー卵を使ったオムレツ。具材はオニオンやポークハムなど5種類からセレクト。卵料理は他にホワイトオムレツやスクランブルエッグが。
▲ 朝から甘いモノでいきたい派なら、バターミルクパンケーキというチョイスもあり。味も見た目的にも女性ウケ間違いなし。
▲ 卵料理をはじめグラノーラ、スイーツなど選べる一品のバリエーションも豊富。和系なら焼きおにぎりのベネディクトというチョイスも。
▲ 「ファリーヌ」のベーカリーセレクションは、クロワッサンやパン・オ・ショコラアなど。このサクサク感はクセになる!
▲ ゲージフリー卵を使ったオムレツ。具材はオニオンやポークハムなど5種類からセレクト。卵料理は他にホワイトオムレツやスクランブルエッグが。
▲ 朝から甘いモノでいきたい派なら、バターミルクパンケーキというチョイスもあり。味も見た目的にも女性ウケ間違いなし。
ホテル時間をさらに格上げする、パブリックスペースの充実度
▲ アーティスト・田中潤の作品がインパクトたっぷりな、36階ウェルネスゾーンの入り口。
▲ 全長16メートルの室内プール。奥にはハイドロマッサージ機能付きのバイタリティプールも。6:30〜22:00までなので、夜景をバックにナイトプール的な使い方も可能。
▲ パブリックバス(6:30〜21:00)もご覧のゆったりサイズ。サウナのほか、男性用には水風呂もあり。
▲ こちらが噂の貸切風呂。大阪のスカイラインを見下ろしながらの非日常が、1時間1組3万8000円で味わえる。
▲ この眺めを独り占めしてのワークアウトは贅沢すぎる。9:00〜18:00の間はスタッフが常駐。
▲ アーティスト・田中潤の作品がインパクトたっぷりな、36階ウェルネスゾーンの入り口。
▲ 全長16メートルの室内プール。奥にはハイドロマッサージ機能付きのバイタリティプールも。6:30〜22:00までなので、夜景をバックにナイトプール的な使い方も可能。
▲ パブリックバス(6:30〜21:00)もご覧のゆったりサイズ。サウナのほか、男性用には水風呂もあり。
▲ こちらが噂の貸切風呂。大阪のスカイラインを見下ろしながらの非日常が、1時間1組3万8000円で味わえる。
▲ この眺めを独り占めしてのワークアウトは贅沢すぎる。9:00〜18:00の間はスタッフが常駐。
奇想天外なアクティビティで、二人の時間をメモリアルに
そのラインナップはというと、豊臣秀吉ゆかりの場所を訪れ、お茶会や酒の試飲、殺陣などに挑戦する「1日豊臣秀吉体験」や、堺の「堺刃物ミュージアム」を訪れ、自分の名前を彫ったマイ包丁を持ち帰る「包丁作り体験」といった具合。どれもオリジナリティたっぷりで、パートナーと一緒に参加したら盛り上がりそうですよね。
▲ 船の種類は色々あり、この日は屋形船風(笑)。これも夏らしくてよし。
▲ ということで早速シャンパンで乾杯。左手の木の茂みの奥に小さく見えるのは大阪城。
▲ 堂島川にはたくさんの橋が架かっている。なかには船の高さギリギリのものもあってハラハラ。
▲ 大阪出身の安藤忠雄による、噂の児童図書館「こども本の森 中之島」を横目に。
▲ こちらは「中之島美術館」。19世紀後半から現代までの美術品6000点を収蔵・展示している。
▲ 遠くにホテルを望みつつ、サンセットに乾杯。これが大阪のど真ん中だなんて、信じられますか?
▲ 船の種類は色々あり、この日は屋形船風(笑)。これも夏らしくてよし。
▲ ということで早速シャンパンで乾杯。左手の木の茂みの奥に小さく見えるのは大阪城。
▲ 堂島川にはたくさんの橋が架かっている。なかには船の高さギリギリのものもあってハラハラ。
▲ 大阪出身の安藤忠雄による、噂の児童図書館「こども本の森 中之島」を横目に。
▲ こちらは「中之島美術館」。19世紀後半から現代までの美術品6000点を収蔵・展示している。
▲ 遠くにホテルを望みつつ、サンセットに乾杯。これが大阪のど真ん中だなんて、信じられますか?
■ フォーシーズンズホテル大阪
住所/大阪市北区堂島2-4-32
電話/06-6676-8682
HP/https://www.fourseasons.com/jp/osaka/
アクセス/梅田駅から徒歩約10分。関西国際空港からタクシーで約50分。伊丹空港からタクシーで約25分。
客室料金: 13万3125円/泊~(1室料金。税サ込、宿泊税込)
● 矢吹紘子(やぶき・ひろこ)
ライター、編集者、通訳案内士。小誌のほか『BRUTUS』『POPEYE』などライフスタイル誌を中心に記事を執筆・編集。ロンドン大学で修士課程修了後、プライベート通訳としても活動。京都を拠点に海外からのVIPゲストの旅のキュレーションやアテンドを行なっている。
Instagram/@tokyoai_hiroko