2020.09.29
話題のホテル「キンプトン」を知ってますか?
いよいよ10月2日にオープンが迫ったキンプトン東京ですが、そもそもキンプトンってご存知ですか? 日本初上陸となるキンプトンも北米では人気のラグジュアリーライフスタイルを謳うホテルです。今回はニューヨーク在住のLEON特派員の菅 礼子が本場ロサンゼルスのキンプトンを訪れるとともに、開業迫った「キンプトン東京(Kimpton Shinjuku Tokyo)」の魅力もお伝えします。
- CREDIT :
文/菅Reiko Suga
唯一無二のキャラ立ちホテルが世界に点在
今回私はロサンゼルスにある2軒のキンプトンに宿泊してきました。ロサンゼルスと言っても広いので、そのエリアごとにそれぞれの魅力に溢れています。まず最初に伺ったのは2018年にオープンしたウエスト ハリウッドにある「キンプトン ラピア(Kimpton La Peer)」です。空港からUberで向かったのですが、ホテル周辺に差し掛かったところでテンションが上がりました! カリフォルニアの日差しとオープンカフェでくつろぐ人々、ショッピングエリアも充実した魅力的なエリアにホテルがあるのですから!
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照明はすべてLEDで統一され、蛇口も節水システムを採用。ローカルビジネスを支えるために建築資材の約10%を地元から調達するなど、さまざまな工夫がされています。
電気自動車用の充電ステーション、周囲を散策するための電子自電車も貸し出されるなど地球に優しい取り組みがいたるところに散りばめられているのですが、こうした試みは今の時代とっても大切だなと感じます。
ゲストもラグジュアリーなホテルに宿泊できるという優越感に浸っているだけの時代ではないというか、ホテルが地球に優しい取り組みをしているという、そのポリシーに賛同して宿泊するゲストも多いようです。
暮らすように滞在するためのローカルの助け合い
自転車もホテルで借りられますし、気軽にクルマなしで周囲を楽しめるんです。ホテルもローカルコミュニティの繋がりを大切にしていて、ホテルからすぐ近くにあるスポーツジム「DOGPOUND Weho」ともパートナーシップを結んでおり、ホテルのゲストは同ジムのレッスンを受けることができます。
ホテル内のジムとはまた違った雰囲気の熱気とマッチョなお兄さんたちで溢れかえった地元のジムでのレッスンはローカルコミュニティに入り込んだ感覚でワクワクするものです。
ザ・ハリウッドを満喫したいならココ!
こちらのホテルでも広いロサンゼルスの周辺エリアを楽しむことを推奨しています。一部の部屋からは、かの有名な“HOLLYWOOD”サインが見えるハリウッドの好立地にホテルが建っているため、徒歩圏内、自転車でちょっと足を伸ばせばさまざまな観光名所に行けるのもうれしいところです。
ロサンゼルスはひとたび渋滞にハマってしまうと1時間は抜け出せないので、観光地が周辺にある小回りの効くエリアはありがたいものです。
▲ キンプトン エブリーはハリウッド・ブルーバードから1ブロック。まさにLAの映画産業の発信地です。
▲ こちらのホテルもデッキに出るとLAの景色が目の前に広がります。
▲ プライベートカバナのレンタルができるプール。朝から晩までカクテルと共にのんびりできます。
▲ スタイリッシュなLAの人たちが打ち合わせなどに使用し、活気にあふれていたロビー。
▲ 天高で居心地がいいため、ついつい長居してしまう空間。
▲ ペットフレンドリーなため、ロビーでもくつろぐ犬の姿が。
▲ オールデーのカフェ「JANE Q」では仕事をする人たちの姿が目立ちました。
▲ 長い時間寛ぎたくなるライブラリー。燦々と日が差し込み、広々とした共有スペースもエブリーの魅力です。
▲ キンプトン エブリーはハリウッド・ブルーバードから1ブロック。まさにLAの映画産業の発信地です。
▲ こちらのホテルもデッキに出るとLAの景色が目の前に広がります。
▲ プライベートカバナのレンタルができるプール。朝から晩までカクテルと共にのんびりできます。
▲ スタイリッシュなLAの人たちが打ち合わせなどに使用し、活気にあふれていたロビー。
▲ 天高で居心地がいいため、ついつい長居してしまう空間。
▲ ペットフレンドリーなため、ロビーでもくつろぐ犬の姿が。
▲ オールデーのカフェ「JANE Q」では仕事をする人たちの姿が目立ちました。
▲ 長い時間寛ぎたくなるライブラリー。燦々と日が差し込み、広々とした共有スペースもエブリーの魅力です。
部屋から見える「HOLLYWOODサイン」も自転車で15分で、サインは山の上にあるのでエクササイズにもってこい。このエリアは外でワークアウトをできる公園や階段(みんな昇降トレーニングをしています!)があるので、観光だけではない楽しみかたもできるかと。
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東京にもキンプトンが上陸!
▲ オールデイダイニングのカフェバー「ザ・ジョーンズカフェ&バー」はニューヨークのカフェ&バーからインスピレーションを得ているそう。
▲ 和と洋が融合したようなインテリアのロビー。
▲ 新宿の摩天楼を眺めながら食事が楽しめるモダンブラッスリーの「ディストリクト」は東京を感じることのできるレストラン。
▲モダンなファサード。洗練されていながら気軽に立ち寄れる雰囲気のホテルで日常使いができそう。
▲ オールデイダイニングのカフェバー「ザ・ジョーンズカフェ&バー」はニューヨークのカフェ&バーからインスピレーションを得ているそう。
▲ 和と洋が融合したようなインテリアのロビー。
▲ 新宿の摩天楼を眺めながら食事が楽しめるモダンブラッスリーの「ディストリクト」は東京を感じることのできるレストラン。
▲モダンなファサード。洗練されていながら気軽に立ち寄れる雰囲気のホテルで日常使いができそう。
151の客室すべてにヨガマットが置かれていて、部屋の中でも好きな時にヨガや瞑想エクササイズを楽しめるそう。アメリカでも“マインドフルネス”がトレンドに敏感な人たちの間で多く取り入れられたりしているので、禅や瞑想はツボを抑えているなと感じます。都会のホテルにいながら「自分を整える」行為が当たり前の世の中なのかもしれません。
もちろんフィットネスジムも24時間利用可能で、リクエストに応じてパーソナルトレーナーの手配もできます。また、こちらのホテルも環境への配慮として、部屋のアメニティはミニボトルを使用せず、大きなボトルでリフィル式のものを使っています。また、ペーパーレスを意識し、施設内の情報はタブレットの中へ。やはり新しく開業するホテルはそのあたりのホテルとしての配慮も気になってしまいますよね!
インテリアの細部にも日本を感じさせる要素が取り込まれていて、ゲストルームのクローゼットは日本の幕の内弁当から着想を得た“Obento Box”をイメージしたそうです!
また、ホテルはペットフレンドリーという点も新しい。アメリカやヨーロッパではワンコがレストランやショップに堂々と入っていく姿をよく見かけますが、日本ではそういうホテルはなかなかないですから。2階にはテラス、モダンブラッスリーの「ディストリクト」があるので、ワンコと訪れるのもいいですね。もちろん宿泊もペットと一緒に可能です。
ロケーションは西新宿の「パークハイアット東京」の目の前で、このエリアに新規開業するホテルは26年ぶりというのだからフレッシュです。新宿の摩天楼を眺めながらお酒を外で飲める場所って、なかなかなかったのでうれしいところです。
ということで、新宿でも大人の雰囲気が漂うエリアが今後はもっと盛り上がるのかも! ホテルでレンタサイクルも用意されているので、東京探索にもオススメですよ。
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■ お問い合わせ
キンプトン ラピア(Kimpton La Peer)
HP/https://www.lapeerhotel.com/
キンプトン エブリー(Kimpton Everly)
HP/https://www.everlyhotelhollywood.com/
キンプトン東京(Kimpton Shinjuku Tokyo)
HP/https://www.kimptonshinjuku.com/
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● 菅 礼子
LEON編集部で編集者として勤務し、2018年に渡米。現在はニューヨーク在住、LEON特派員。ニューヨークのライフスタイルの情報から世界中の旅の情報までを執筆している。