2020.10.17
奈良県初のインターナショナルホテル「JWマリオット・ホテル奈良」に泊まってみた
京都から車で約1時間の奈良。これまでは京都に滞在しつつ、奈良の寺社・名所をめぐる急ぎの旅が多かったように思えます。宿泊するとしても、古色然とした高級旅館が主流。それが今年お目見えしたこの2つのラグジュアリーホテルによって、新たなる奈良の楽しみ方が広がりました。
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文/古関千恵子

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奈良県初のインターナショナルホテルが目指すことは?

総支配人のクリストファー・クラークさんをはじめ、レストランやスパなどの重要なポストに、ザ・リッツ・カールトン大阪の出身者がいるのも注目したい点。ファンを多く抱えるホテルの魅力が、ここJWマリオット・ホテル奈良で継承されています。

たとえば、滞在中の心やカラダのバランスを整えるサービスやアクティビティの「マインドフルネス アクティビティ」。チェックイン時、アロマセラピーアソシエイツのアロマオイルから好みの香りをチョイスする「マインドフル・チェックイン」、毎朝の軽いエクササイズ「マインドフル・モーメント」、ラベンダーのピロースプレーを枕元に添える「マインドフル・ターンダウン」。あのテこのテでゆるりと気分をほぐし、ゆとりある贅沢が味わえるのです。

奈良の伝統や自然美を、繊細さと大胆さで表現

ロビーラウンジでひときわ目を引くのが、両端の壁に掲げられた巨大な織物と絵画。ロビーカウンター背後にある織物は霧のたちこめる山並みが表現され、うつろう色合いが美しい。もう一方のバーカウンター背後の絵画は、インパクトのある巨大な鹿。この2点の作品は、ホテルのアイコンとなっています。


厳選食材の日本料理に、1ポット1万円以上の手もみ茶
シグネチャーダイニングは日本料理の「校倉(あぜくら)」。寺社などの宝物庫をイメージした重厚感のある華やかなデザインで、鉄板焼き、寿司、会席のコーナーに分かれています。





ナチュラルな色使いに、“若草山焼き”を思わせる鮮やかな色がアクセント




アロマセラピーアソシエイツとコラボ。柿の葉を取り入れたユニークな施術も



