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2018.01.17

Wもエディションもやってくる! これからの外資系ホテルは百花繚乱

昨年のコンラッド大阪、フォーシーズンズホテル京都に続き、今月はハイアット セントリック銀座と次々開業する外資系ラグジュアリーホテル。今後も次々にオープン予定です。

CREDIT :

文/長谷川あや 写真/Teppei Hoshida(W上海)

新しいホテル誕生のニュース、ここ数年はよく耳にしますよね。東京オリンピックを控えて、この勢いはまだまだ留まる気配がありません。特にラグジュアリーホテルは都会のオトナの仕事場であり遊び場。ホテル上手は恋愛上手、というわけで、しっかり情報をおさえておきたいところ。
そこで、今後、オープンが予定されている主な外資系ラグジュアリーホテルの情報をまとめてみました。彼女との会話にネタにもどうぞお使いくださいませ。

最高にお洒落で刺激に満ちた「Wホテル」が、いよいよ大坂上陸を発表

まずは朗報を。一部のホテルファンの間で、その上陸が切望されていた、W(ダブリュー)ホテルがついに日本上陸を発表しました。2021年2月、大阪の本町駅と心斎橋駅の中間付近に、「W 大阪」をオープンします。これまでのラグジュアリーホテルの概念をひょいっと飛び越えた革新的なデザインと、“いつでもどんなことでも”(Whenever/Whatever)に対応する刺激的なサービスを引っ提げ、Wホテルがニューヨークで誕生したのは1998年のこと。デザイン主導型のラグジュアリーホテルブランドの先がけとして誕生し、現在、マリオット・インターナショナルのホテルブランドとして、世界各国で展開。2020年までに75軒に達する見込みです。
Wホテルのとんがりっぷりを解説する簡単な例を挙げると、夜はフロント周辺がクラブ状態と化します。同ホテルグループのラグジュアリーブランド マーケティング担当、ヴァイス・プレジデントのブルース・ライド氏によれば、「Wに音楽は欠かせない要素」とのことで、ガンガン音楽が流れ、初めて訪れるゲストはチェックインに少々戸惑うかも!?
これまでは、コンサバな日本人の気質に合わないから、Wは日本では展開しないのでは? という声もありましたが、「ぬり絵で言えば、線をはみ出ていろいろな色で彩っていくというのがWホテルの姿勢。Wは万人に向けたホテルではありませんが、それはどこの国にも言えること。日本はファッションやアートなど、さまざまな分野で世界をリードしてきたし、日本にも革新的な部分がたくさんある。親和性は高いはず」とライド氏。
また、2017年9月にオープンした「W上海-外灘」には、部屋に小籠包のクッションが置いてあったりと、地域の個性をデザインやサービスに反映させるのも、Wホテルのスタンスです(W上海の記事はこちら)。大阪ではいったいどんなホテルが誕生するのでしょうか。
なお、御堂筋沿いに27階建ての新築ホテルとして開業する「W 大阪」は、安藤忠雄氏が設計顧問を担当。完成予想図の漆黒のガラスで覆われた建物はなんともスタイリッシュで、今から開業が待ち遠しいですね。
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カルチャーを発信するホテル「エディション」は東京に2軒オープン

そして、マリオット・インターナショナルは、ほかにも日本初進出となるラグジュアリーブランドの開業を計画しています。2020年春には東京の虎ノ門と銀座の2ヵ所に「エディション」を誕生予定。
「エディション」は、マリオットとニューヨークの人気ディスコ「スタジオ54」を手掛けたことで知られるイアン・シュレーガー氏のコラボにより誕生したラグジュアリーライフスタイルホテルで、2013年、ロンドンでの開業をスタートに、現在はニューヨークを含め4軒で展開。独自のライフスタイルや交流の場を提案し、文化発信拠点となっています。虎ノ門と銀座の2つのホテルのデザインは建築家の隈研吾氏が担当します。
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横浜、京都、奈良にも注目のラグジュアリーホテルが

さらにマリオットは「エディション」よりワンランク上のブランドとなる、「JWマリオット」も日本に初進出するとのこと。2020年春の開業を目指し、「JWマリオットホテル奈良」の着工がスタートしました。
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JWマリオットホテル奈良のイメージ。
マリオットだけではありません。そのほかのホテルブランドも元気いっぱいです。2019年には、清水寺からほど近い料亭を改築し、「パークハイアット京都」が開業予定。「グランド ハイアット 東京」「アンダーズ 東京」などにも携わった、トニー・チー氏の事務所がホテルのインテリア設計を担当するというのも気になるところです。
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パークハイアット京都。
また、ハイアットブランドの中では「パークハイアット」に次ぐ2番目のカテゴリーとなる、「リージェンシー」が新たに横浜に進出。2020年春をめどに、横浜市中区山下町に「ハイアット リージェンシー 横浜」が開業します。同じ時期には、アメリカ・オークウッド系のホテルのオープンも計画されており、横浜のホテルシーンも活気を帯びてきそうですよ。
この秋、デビューを飾る「プルマン東京田町」は、フランスに拠点を置くホテルチェーン、アコーホテルズの上級ブランド「プルマンホテルズ&リゾーツ」の日本第1号ホテル。「ハイパーコネクテッド」をキーワードに、効率性とウェルネスを同時に提供するプルマンブランドは、現在世界 33ヵ国に 117 のホテルを展開中。JR 田町駅直結、三田駅からも徒歩 3 分という立地は、コスモポリタンな旅行者を主なターゲットとする同ブランドにぴたりと合致しそうです。
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プルマン東京田町は日本初上陸ブランドのホテル。
なお、フォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツも、2020年春を目指し、東京・大手町に新たなホテルの出店を発表しています(ホテルの正式名称は未定)。数年後、日本のホテル事情は、今とはまったく異なる展開を見せているかもしれません。新たなホテルの誕生を楽しみつつ、その動向を見守っていこうではありませんか。

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