2018.06.15
旅慣れたオトナに「ジオパーク・ツーリズム」のススメ
ジオパークという言葉を頻繁に耳にします。SNSの普及もあり、絶景を訪れ記録をすることが旅の目的になりつつある今、ジオパークはそのひとつの指針です。2016年に『下北ジオパーク』として認定され、注目を浴びる本州最北端の半島、下北半島を訪れました。
- CREDIT :
取材・文/前田陽一郎(LEON.JP)、撮影/yOU(河﨑夕子)、kana、佐々木信宏
『日本ジオパークネットワーク』のHPによると<ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所>とのこと。この活動は『世界ジオパークネットワーク』と連携しながら『ユネスコ世界ジオパーク』へと繋がっています。関東近郊では伊豆半島が『ユネスコ世界ジオパーク』に認定されたことでニュースにもなりましたね。
1皿目「雲丹とサンふじりんごの最中」下北半島の蓋かな自然の恵み、旬の津軽海峡産雲丹と青森特産りんごのマリアージュ(メニューより)
2皿目は「天然うどのクランブルスティック」下北半島で育った天然の山うどに色鮮やかなピスタチオを纒わせて雲丹と山うどのソース、そしてアクセントにはパッションフルーツを(メニューより)
3皿目「ホワイトアスパラガスとイカの冷麺」42℃でコールドボイルした津軽海峡産の新鮮なイカとホワイトアスパラガスを甜麺醤(てんめんじゃん)で味付け、冷麺に見立てました(メニューより)
4皿目「昆布〆東通牛と根曲がり竹」大間産昆布で一晩〆て旨味を深めた下北半島のブランド牛”東通牛”のカルパッチョ、柚子胡椒風味の根曲がり竹(姫筍)と共に(メニューより)
5皿目「じゃがいもと椎茸のおづけばっと 雲丹ボナーラ」横浜町産メイクイーンと椎茸のニョッキ、雲丹とアーモンドミルクでカルボナーラ仕立てに(メニューより)
6皿目「中トロの蒸し寿司」大間産マグロの旨味をより感じていただくため、あえて極上中トロを蒸してにぎりに かつお出汁と挽き干し出汁のダブルソース餡でどうぞ(メニューより)
7皿目「雲丹コロッケ」真っ黒な見た目のコロッケはその中身も雲丹そのもの ヨーグルトとケールのソースでどうぞ(メニューより)
8皿目「まぐろ吸い」大間産まぐろの骨でとった出汁と挽き干しイワシのダブルスープ とろろ昆布と絹ごし豆腐が味わいを引き立てます(メニューより)
9皿目「けいらんダンジュ」下北半島のお祝いの席に欠かせない伝統料理”けいらん”をヒントにクレームダンジュ風に仕上げました(メニューより)
スペシャルなメニューはこの若いシェフたちによるもの。右から東京・西麻布「HOUSE」の総料理長、谷裕二さん、むつ市の鮨割烹「東寿し」板長の柿本泰平さん、同じくむつ市のレストラン&ワインバー「パザパ」のオーナーシェフの新保敬仁さん、左端がむつ市でフレンチ&イタリアン「アグレアーブル」を営むオーナーシェフの竹川克範さん
1皿目「雲丹とサンふじりんごの最中」下北半島の蓋かな自然の恵み、旬の津軽海峡産雲丹と青森特産りんごのマリアージュ(メニューより)
2皿目は「天然うどのクランブルスティック」下北半島で育った天然の山うどに色鮮やかなピスタチオを纒わせて雲丹と山うどのソース、そしてアクセントにはパッションフルーツを(メニューより)
3皿目「ホワイトアスパラガスとイカの冷麺」42℃でコールドボイルした津軽海峡産の新鮮なイカとホワイトアスパラガスを甜麺醤(てんめんじゃん)で味付け、冷麺に見立てました(メニューより)
4皿目「昆布〆東通牛と根曲がり竹」大間産昆布で一晩〆て旨味を深めた下北半島のブランド牛”東通牛”のカルパッチョ、柚子胡椒風味の根曲がり竹(姫筍)と共に(メニューより)
5皿目「じゃがいもと椎茸のおづけばっと 雲丹ボナーラ」横浜町産メイクイーンと椎茸のニョッキ、雲丹とアーモンドミルクでカルボナーラ仕立てに(メニューより)
6皿目「中トロの蒸し寿司」大間産マグロの旨味をより感じていただくため、あえて極上中トロを蒸してにぎりに かつお出汁と挽き干し出汁のダブルソース餡でどうぞ(メニューより)
7皿目「雲丹コロッケ」真っ黒な見た目のコロッケはその中身も雲丹そのもの ヨーグルトとケールのソースでどうぞ(メニューより)
8皿目「まぐろ吸い」大間産まぐろの骨でとった出汁と挽き干しイワシのダブルスープ とろろ昆布と絹ごし豆腐が味わいを引き立てます(メニューより)
9皿目「けいらんダンジュ」下北半島のお祝いの席に欠かせない伝統料理”けいらん”をヒントにクレームダンジュ風に仕上げました(メニューより)
スペシャルなメニューはこの若いシェフたちによるもの。右から東京・西麻布「HOUSE」の総料理長、谷裕二さん、むつ市の鮨割烹「東寿し」板長の柿本泰平さん、同じくむつ市のレストラン&ワインバー「パザパ」のオーナーシェフの新保敬仁さん、左端がむつ市でフレンチ&イタリアン「アグレアーブル」を営むオーナーシェフの竹川克範さん
※今回のイベントで考案されたメニューはむつ市内の以下の店舗でいただけます。
※ただし、各レストランで提供できるメニューが異なりますので、お問い合わせください
アグレアーブル 青森県むつ市小川町2−17−1 TEL0175-23-9114
レストラン&ワインバー パザパ 青森県むつ市小川町2-10-1 TEL0175-34-9707
鮨割烹 東寿し(あずまずし) 青森県むつ市横迎町1-2-40 TEL0175-22-2031
仏ヶ浦の凝灰岩は水分を含むと薄く緑がかる特性を持っている。このような巨大な奇岩があちこちに散在する
凝灰岩が織りなす奇怪な風景。まるで映画のセットのような光景に、自分がどこにいるのか錯覚を覚えます
岩には地元の人々が呼ぶ俗称が与えられていることからも、地域の文化に根ざしたものであることがわかります
それぞれの奇岩には一ッ仏、地蔵堂、十三仏、観音岩、蓮華岩、極楽浜など、信仰に根ざした名称がつけられており、仏ヶ浦はそれらの総称
仏ヶ浦の凝灰岩は水分を含むと薄く緑がかる特性を持っている。このような巨大な奇岩があちこちに散在する
凝灰岩が織りなす奇怪な風景。まるで映画のセットのような光景に、自分がどこにいるのか錯覚を覚えます
岩には地元の人々が呼ぶ俗称が与えられていることからも、地域の文化に根ざしたものであることがわかります
それぞれの奇岩には一ッ仏、地蔵堂、十三仏、観音岩、蓮華岩、極楽浜など、信仰に根ざした名称がつけられており、仏ヶ浦はそれらの総称
完璧なテーブルセットはあたかも高級レストランに招かれたような雰囲気
イベント当日は小雨が降るあいにくの天気となったが、この風景の下でのディナーに参加者からは拍手が
まさに今採れたばかりのように新鮮な名産の雲丹をふんだんに使った料理が振る舞われた
青森のブランド牛といえば倉石牛や十和田牛が知られますが、生産量ごくわずかながら、通の間で知られるのが東通牛
海の幸から山の幸までの豊かな食材も下北半島の魅力だろう
クオリティの高い演出にこれから供される品々への期待が高まる
西麻布「HOUSE」の谷シェフとむつ市の3軒のレストランのシェフたちのコラボレーションによるメニュー作りは2年越しだそう。悪化する天候と狭い仮設キッチンのなかで格闘
サーブするのは皆、地元の有志による
主に東京から招聘された料理専門誌、旅行誌、ライフスタイル誌の編集者やジャーナリストたちに加え、同イベントを主催した自治体の首長も列席
住む場所も専門分野も異なるシェフらのコラボレーションから生まれたメニューはアイデア満載。舌の肥えたジャーナリストからも賞賛の声が
器や演出にも工夫が見られた
仏ヶ浦へは今回観光遊覧船で入ったが、国道沿の駐車場から岩場を下ってくるアプローチの方法もあるよう。大漁旗で出迎えてくれた
完璧なテーブルセットはあたかも高級レストランに招かれたような雰囲気
イベント当日は小雨が降るあいにくの天気となったが、この風景の下でのディナーに参加者からは拍手が
まさに今採れたばかりのように新鮮な名産の雲丹をふんだんに使った料理が振る舞われた
青森のブランド牛といえば倉石牛や十和田牛が知られますが、生産量ごくわずかながら、通の間で知られるのが東通牛
海の幸から山の幸までの豊かな食材も下北半島の魅力だろう
クオリティの高い演出にこれから供される品々への期待が高まる
西麻布「HOUSE」の谷シェフとむつ市の3軒のレストランのシェフたちのコラボレーションによるメニュー作りは2年越しだそう。悪化する天候と狭い仮設キッチンのなかで格闘
サーブするのは皆、地元の有志による
主に東京から招聘された料理専門誌、旅行誌、ライフスタイル誌の編集者やジャーナリストたちに加え、同イベントを主催した自治体の首長も列席
住む場所も専門分野も異なるシェフらのコラボレーションから生まれたメニューはアイデア満載。舌の肥えたジャーナリストからも賞賛の声が
器や演出にも工夫が見られた
仏ヶ浦へは今回観光遊覧船で入ったが、国道沿の駐車場から岩場を下ってくるアプローチの方法もあるよう。大漁旗で出迎えてくれた