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2021.09.19

箱根で“ふたり一緒”に温泉&レトロモダンな非日常を楽しめる噂の新ホテル!

箱根の奥座敷、強羅に2020年1月にオープンしたIHGホテルズ&リゾーツの日本初上陸ブランドが「ホテルインディゴ箱根強羅」。全室に天然温泉の和式風呂付き、そして温泉大浴場は水着着用で彼女と一緒に入れてしまうという非日常を楽しめるホテルなのです。

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文/小野アムスデン道子

▲ スクリーンを見ながらジェットバスに寝そべったり、カウチソファでリラックスしたり。水着で入る温泉大浴場は斬新。
箱根の奥座敷、強羅と言えばかつて政財界人、文化人が訪れた格式高い温泉郷のイメージ。そんな強羅のレトロな雰囲気をモダンに昇華したのが2020年1月にオープンした「ホテルインディゴ箱根強羅」。全室に天然温泉の和式風呂付き、そして温泉大浴場にも水着着用で一緒に入れてしまうという、ふたりのための非日常なホテルなのです。

過去と現在、和と洋が交わる不思議な雰囲気が魅惑的

ホテルの前には、早川が流れ、背後に箱根の峻険な山が迫るという豊かな自然に囲まれた「ホテルインディゴ箱根強羅」は、エントランスロビーに入ったとたん、まずユニークな空間に驚かされます。寄木細工のモチーフが飾る天井、自在鉤が吊るされた囲炉裏のようなレセプションなど箱根の歴史的な工芸や民芸的なスタイルを取り入れているのに、全体はとても居心地のいいモダン!
▲ モダンなロビーに古民家の木材や自在鉤で囲炉裏を思わせるレセプションが不思議にマッチ。 
インディゴは、総部屋数世界最多を誇るIHGホテルズ&リゾーツのライフスタイル・ブティックホテルブランドで、その土地でしか出逢うことのない「ネイバーフッド ストーリー」をコンセプトにしています。「ホテルインディゴ箱根強羅」は、その日本第一号。世界的な規模のライフスタイルブランドでありながら、ローカルに根ざすコンセプトが、この不思議な魅力の秘密なんですね。まるで、昔に西洋人がこの地に逗留した時に感じた箱根の魅力が現代に甦ったような雰囲気がたまりません。
▲ インテリアや小物も凝った全客室に温泉風呂があるのがうれしい。レトロなヘッドボードの写真にはドローンが飛んでいたり隠れモチーフが!
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凝ったデザインの全室に温泉風呂とゆったりソファ

エレベーターホールの壁にかかる電話は、アンティークなダイヤル式。フロアの数字はモダンな寄木細工。過去と現在が交差したような感覚で客室へ。寄木細工や木をふんだんに使って、隠れモチーフを仕込んだ強羅の街のモノクローム写真がヘッドボードを飾る部屋は懐かしくも心地よく、ほっこりと落ち着いた雰囲気。

寄木細工モチーフの棚に冷蔵庫が隠れ「ばぁ」という木枠のサインボードがかかるミニバーや、バスアメニティの入った手桶など細かいところまで凝ってます。バスローブと浴衣の両方が揃い、温泉用のアメニティかごに和模様の木のサンダルがあるのも大浴場に水着で行くのにうれしい心遣い。

窓側にあるバスルームとの仕切りは襖を思わせるデザインで、開ければオープンに外の眺めが楽しめます。全98室がプライベートな温泉風呂つきで、うち80室のリバービューは露天風呂。部屋で温泉に入って、ソファでまったりもまたよし。
▲ 立ち湯は温泉エクササイズができそう。寄木など箱根らしいモチーフに囲まれて。

大スクリーンにサウナやカウチ 水着で楽しむ温泉大浴場

「ホテルインディゴ箱根強羅」の最大のポイントは、何と言っても水着着用の温泉大浴場。つまりは、彼女と一緒に思う存分箱根の名湯を楽しめるってこと。さらに、新緑・花火・紅葉と時季によって季節感あふれる鮮やかなデジタルアートを映し出す5.2×1.7メートルの巨大スクリーン、横になれるジェットバスやラウンドカウチの寛ぎスペース、深さ1.2メートルの立ち湯やサウナなど、従来の温泉イメージを覆す楽しさが満載なのです。

脱衣場は、明治時代の銭湯をイメージさせるレトロな造りなのに、中に入ると強羅の大きな岩をモダンに表現したタイルや照明とデザインも斬新で、エンタテインメントな温泉クア施設といっていいほど。
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レストラン「リバーサイド キッチン&バー」は、寄木細工のモチーフを使ったバーカウンターの向こうに大きな窓からの景色が見通せます。ダイニングは、歌川広重の浮世絵がカラフルなガラス絵になって、窓の借景と美しいコンポジションを描き、洗練された空間を作っています。
中央ではグリルが炎を上げていて、ドライエイジングさせた足柄牛のステーキや小田原で仕入れた新鮮な魚介類などが目の前で焼き上げられていきます。サイドやスープに使われる近郊野菜も歯触りや甘みがひと味違うおいしさで、ビタミンのバランスも考えてチョイスされているのがうれしいところ。インディゴのオリジナルクラフトビールや片浦レモンサイダーを注ぐとマジカルに色の変わるカクテルなどを合わせてみて。
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▲ タイのスパブランド「HARNN」の上質な香りのオイルに包まれ、ふたりでまどろむ時間になりそう。
そして「ホテルインディゴ箱根強羅」にはタイ発の有名スパ「HARNN (ハーン)」が入っています。桜や柚子とタイハーブのエッセンシャルオイルを使った箱根センセーションは、オリジナルメニュー。腕や肘も使って夢心地にさせるテクニカルマッサージをふたりで楽しめるペアルームも。2021年12月15日まで、このHARNNのトリートメント2回に、Vuudh(ヴッド)のルームディフューザーまたはルームスプレーとサシェ(プランによる)などを含む1泊2食付きの「HARNNコンセプトルーム in 箱根」というプランもあって、贅沢なおこもりを楽しむのにはぴったりかと。

東京からクルマで約2時間と近いのに別世界の感じがする箱根強羅で、温泉も一緒に楽しんで特別な思い出が作れそうです。

■ ホテルインディゴ箱根強羅

住所/神奈川県足柄下郡箱根町木賀924-1
HP/https://hakonegora.hotelindigo.com/
TEL/0460-83-8310

●1室2名利用時 1泊3万5000円〜(税サ込/入湯税別) 

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