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2021.09.26

沖縄本島のプチ離島「古宇利島」にリゾートが続々!

沖縄本島からクルマで渡れる離島、古宇利島(こうりじま)から、今、目が離せません! 2021年7月に沖縄自動車道の終点、許田から今帰仁(なきじん)など北部へつなぐ「名護東道路」が開通。グンと行きやすくなったうえに、上質なリゾートが2021年夏、4軒も立て続けにオープン! それぞれ絶景自慢、そして上質でコージーな雰囲気が共通しています。いち早く訪れたい、最注目の沖縄本島の離島です!

CREDIT :

文/古関千恵子

▲ 多彩な青が塗り重ねられた海にかけられた1960メートルの古宇利大橋。

小さな島に話題のNEWリゾートが4軒も!  古宇利島ってどんなところ?

古宇利島は一周約8キロの、ほぼまん丸な形の島。「琉球版アダムとイブ」的な伝説が残り、かつては「恋島」と呼ばれていたそうです。それがやがて「くい島」→「こうり島」と変化していったとか。島内には角度によってハート形に見える岩があるなど、彼女を旅に誘うのに格好な口実がいろいろとあります。

2005年に古宇利大橋がかけられるまでは、船でしかアプローチできず、訪れるツーリストの数も限られていました。そのため今でも、観光でにぎわうエリアから少し離れると、サトウキビ畑が広がり、素朴な沖縄の暮らしが残されています。

そんな古宇利島にとって、2021年夏はマイルストーンと呼べるかもしれません。
▲ 主要道路から外れると、一面のサトウキビ畑が広がる、沖縄の原風景と出会えます。
7月31日に沖縄自動車道の許田から本部半島、今帰仁、国頭へ続く「名護東道路」が全線開通。これにより、古宇利島ががぜん、行きやすくなりました!

しかも、これまで古宇利島の宿といえば、一棟貸しや、数室のみのバケーションレンタル、あるいは民宿など、小規模なものが主流でしたが、新しいリゾートが続々と登場!

今回オープンしたリゾートは40室前後など、ある程度のキャパシティがあり、プールやレストランなどのファシリティを備えています。それでいて、キッチンやランドリーなどレジデンシャルな装備も整え、ホテルとバケーションレンタル、両方の良さを取り入れたところも。
これまで船でしか行けなかった島が、古宇利大橋で結ばれて16年。今、古宇利島では小さな島が進むアコモデーションの進化の軌跡を、目の当たりにできるといっても過言ではないかも!?

4軒のリゾートはそれぞれ個性が異なり、しかも圧倒的な絶景を誇ります。プライベート感も上々なので、お忍びの旅にも万全!? 今回の記事ではまず2軒をご紹介します。
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◆「アウェイ沖縄古宇利島リゾート」

レジデンシャルなリゾートライフと、眺めのいいイノベーティブレストラン

▲ 人気が高い、プールの浅いエリアに置かれたシート。
タイを中心にアジアで20軒以上を展開しているクロス・ホテルズ&リゾーツ。いくつかブランドを抱える中で、“エスケープ”をコンセプトとするリゾートブランドの「AWAY」が、7月1日に日本初上陸。

「アウェイ沖縄古宇利島リゾート」は、古宇利大橋を一望にする、高台に位置しています。38室すべてオーシャンビューでプライベートバルコニー付き、機能的なキッチンもしつらえています。それでいてフロントは24時間対応、レストランもあり、ホテルとしての機能も併せ持っています。

全室オーシャンビュー、キッチン付きのゆったりした間取り

ホテルウィングと、1棟のみのヴィラの、計38室。ホテルウィングは1階がガーデンフロア、2・3階がオーシャンビューフロア、最上階の4階にスタービューフロアと、フロアごとにタイプが分かれます。

広さは68平方メートルと、ゆったり広々。窓の近くにU字型抱きマクラを置く大きめのデイベッド、古宇利大橋を望むビューバス、キッチン、リビング&ダイニング、ベッドルームからなります。ミニバー内のソフトドリンクは無料です。
ハイエンドなスタービューフロアには、スペシャルなアメニティやサービスが用意されています。スパークリングワインのボトルのプレゼントや古宇利島ならどこでも送迎OK、望遠鏡も装備されています。
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イノベーティブ料理のレストラン目当てのゲストも

レストラン「REST LE SACRO(レスト レ サクロ)」は、大阪でキャリアを積んだイタリアンのIKEDOシェフと、フレンチのTAKEUCHIシェフがチームをけん引しています。

料理はイタリアン寄りの創作料理。地元の食材を使い、鶏の出汁やスパイスの組み合わせによって、素材の旨みを引き出しています。朝食は八寸とメイン。トマトのコンポートやイタリアのオムレツの“フリッタータ”など、八寸は少しずつ、いろいろな味を楽しめます。
ランチはイタリアから取り寄せたピザ窯で焼く、もっちりとしたナポリピザがおすすめ。ディナーはイタリアンのコースで、こちらのピザはクリスピーなローマ風。

料理をさらにバージョンアップしてくれるのが、圧倒的なビュー。ワイドなパノラマウィンドウからは、海にかかる古宇利大橋の眺望が迫ります。ディナーの料理が運ばれるにつれ、茜色サンセットから薄暮のトワイライト、やがて漆黒のナイトへ、大スクリーンを前にするように、ロマンティックな自然絵巻が繰り広げられます。
「AWAY」ブランドの特徴はサスティナブルであること、そしてローカルな体験。今後は三線教室や沖縄そばの名店の案内などを予定しているそうです。

■AWAY OKINAWA KOURIJIMA RESORT
アウェイ沖縄古宇利島リゾート

住所/沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利480-2
HP/https://crosshotelsandresorts.com/jp/away-resorts
TEL/0980-51-5550

●オーシャンビュースイート5万1818円~、スタービュースイート7万円~など(朝食付き、税サ込み)

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◆「ロワジール テラス & ヴィラズ 古宇利」

ファシリティの充実度は随一! “今帰仁ブルー”の迫力の絶景を!

▲ 「ラグジュアリー プールヴィラ」のテラスにて。古宇利大橋を見下ろしながら、シャンパンタイム。
古宇利大橋を見下ろす高台に、7月12日にグランドオープン。「ロワジール」は日本各地に展開しているソラーレ ホテルズ アンド リゾーツのブランドのひとつで、沖縄には那覇に2軒あります。

「ロワジール テラス & ヴィラズ 古宇利」は、なんといっても、あらゆる場所から愛でられる“今帰仁(なきじん)ブルー”とも呼ばれる海の眺めが圧巻! そして施設が充実しているのも、ポイントです。
メインプールや24時間利用できるフィットネスジム、祭壇の向こうに海を望むチャペル、ラウンジのようなカフェなど、ホテルにあったら嬉しい施設がぬかりなく揃っています。ヒルサイドなのでビーチまで距離はありますが、トゥクトゥクによる送迎サービスもあります。
加えて、客室によってはキッチン付き、全室にランドリーやダイソンの掃除機を用意しているなど、レジデンシャルな要素も抑えてあります。ホテルとコンドミニアムの、いいとこ取りなのです。

エントランスの最初の扉が開くと、レセプションエリア。次の扉が開くと、パブリックエリアから光あふれるメインプールへ。ドラマティックな展開でヴァカンスがスタートします。

全長142メートルの絶景インフィニティプールをシェアするヴィラ棟

高台にあった小学校跡地を活かしたリゾートは、芝生の中庭を挟んで、海に向かって2列に客室ウィングが並んでいます。

前列に位置しているのが、赤瓦が沖縄らしい「ラグジュアリー プールヴィラ」。扉を開けたとたん、横6.8×縦2.15メートルものワイドな窓から古宇利大橋の眺めが飛び込んできます。まさに、ピクチャーウィンドウ!
テラスにはジャグジーとビーチベッドが置かれ、そのままインフィニティプールへと下りられるプールアクセスです。プールは仕切りがない共用タイプで、全長142メートル! プールサイドでの時間が長くなりそうです。

海に向かって置かれたベッド(奥にも1ベッドルーム)、リビング、少し奥まった畳エリアが、広いオープンなエリアに配置されています。電子レンジやケトル、ブルートゥース・スピーカーは、デザイン家電のバルミューダで統一されています。
背後にあるバスルームは天井がガラス張り。昼間なら流れる雲を、夜は星空を見上げながらバスタイムを過ごせます。アメニティは沖縄産の黒糖やハイビスカスを使ったオーガニックな「YUMEJIN」です。

ラグジュアリー プールヴィラには、ユニバーサルデザインタイプもあり、計14室あります。
ヴィラ隣の3階建てのコンドミニアム棟には、1・2階にメゾネットの「コンドスイート メゾネット」、3階にはベッドルーム2室がワンフロアにあるワイドな「コンドスイート オーシャンビュー」と2タイプの客室があります。どの部屋タイプもオーシャンビューです(部屋タイプごとに家電やアメニティは異なります)。
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女心をつかむ、まるでアフタヌーンティーのような朝食

メインレストラン「ティーヌ」は古宇利大橋のパノラマビューが広がります。テラス席なら、景色も間近に迫ってくるよう。

ユニークなのは、朝食! アフタヌーンティーのようにティートレイにのせてサーブされます。見た目のインパクトで勝負なのかと思いきや、フレンチをベースにした本格派。
古宇利島産の食材をふんだんに取り入れ、旬を中心に野菜も多め。アグー豚の生ハムや紅芋、野草のハンダマなど、沖縄らしい食材も、フレンチに仕立てています。

また、メインプールの脇には、「プールサイドカフェ チグヌ」があります。こちらは軽食やドリンクを用意しているカフェ。朝食付きのプランなら、こちらは無料で利用できます。無料の軽食といっても、充実したランチになりえるラインナップです。

■Loisir Terrace & Villas Kouri
ロワジール テラス & ヴィラズ 古宇利 

住所/沖縄県国頭郡今帰仁村字古宇利126番地
HP/https://www.loisirterrace.com/kouri/
TEL/0980-51-5500 (受付時間 9:00-17:00)

●コンドスイート オーシャンビュー3万8000円~、ラグジュアリープールヴィラ5万4000円~など(朝食付き、税サ込み)

※続編で古宇利島の新リゾートホテル残り2軒をご紹介します。

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