2021.11.28
京都に誕生した噂のラグジュアリーホテル「ROKU KYOTO」に泊まってみた
京都洛北、鷹峯三山が目の前に迫る山深き絶景の地にオープンした「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」。ヒルトンのアジア太平洋地域初進出となるラグジュアリーブランドホテルというだけあって、象徴的な北山杉がすくっと立つ車寄せから、もうただならぬ雰囲気が漂っています。
- CREDIT :
文/小野アムスデン道子
その立地は西陣の染匠“ しょうざん”が築いた約3万5000坪の広大な庭園“しょうざんリゾート京都”の一角、南エリアに位置し、敷地は約7000坪もあるといいます。
天神川は紙屋川とも呼ばれ、平安時代には川のほとりで紙を漉いた紙座があったそう。ホテル名の「ROKU」は紙を漉く「漉(ろく)」という言葉に由来するとか。
まずは、エントランスから天井の高いレセプションに迎え入れられると、正面の壁に掛かる11色の色合い異なる漆パネルの作品や重厚感のある陶芸作品が飾られていて、ギャラリーのような雰囲気を醸しています。
▲ 洗練された空間のレセプションでは、伝統をモダンに生かした作品が飾られている。
▲ 漆のアーティスト工房「表望堂」の作品。11色もの漆が作り上げる微妙な色合いのパネルが美しい。©Jimmy Cohrssen
▲ 陶芸家の安齋賢太の作品。陶芸の現代作品にも息づく京都の重厚な伝統。©Jimmy Cohrssen
▲ 洗練された空間のレセプションでは、伝統をモダンに生かした作品が飾られている。
▲ 漆のアーティスト工房「表望堂」の作品。11色もの漆が作り上げる微妙な色合いのパネルが美しい。©Jimmy Cohrssen
▲ 陶芸家の安齋賢太の作品。陶芸の現代作品にも息づく京都の重厚な伝統。©Jimmy Cohrssen
バスルームは贅沢な広さに加えて、バスアメニティは日本のホテルで初採用というボタニカルな香り溢れる英国の「VOTARY」、ドライヤーは「レプロナイザー」とラグジュアリーにふさわしいものが備えられています。ミニバーにはユニークなお酒とペアリングしたスナックも。時間を忘れて部屋で過ごせそう。
鷹峯三山を借景に広がるスケールの大きな美、今に続く京都の伝統を感じるアート、京都の奥山に抱かれたサーマルプールと極上の食、唯一無二という言葉がふさわしいリゾートなのでした。
■ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
住所/京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1
HP/https://www.rokukyoto.com/
TEL/075-320-0111
●1室2名利用時 1泊10万5030円〜(税サ・京都市宿泊税・入湯税込)