2019.01.06

津居山ガニをご存知ですか？刺身も焼きも鍋も絶品！のカニ料理が味わえる隠れ宿

兵庫県の城崎温泉は、江戸時代から親しまれてきた名湯。そこからほど近い城崎円山川温泉の「銀花（ぎんか）」は、津居山ガニ、但馬牛、日本海の幸など季節ごとのおいしい食材と美味な地酒を味わる素敵な宿なのです。

CREDIT :: 文／いとうゆうじ

今回の宿は、兵庫県の城崎円山温泉にある「銀花」。ゲストの4人にひとりがリピーターという、いつなんどきでも期待を裏切らない人気の宿なのです。

こちらの宿はとにかく贅沢！ひと口に贅沢と言ってもさまざまな解釈がありますが、旬の時期に旬の食材をいただくというのはその極み。それも2000坪の敷地に18室のみという「銀花」でなら、その喜びもひとしおです。

ただ、ちょっと気をつけたいのは、こちらを隠れ家として利用する関西の遊び好き大人の男も多いため、周辺に看板が出ていないという点です。それさえ乗り越えれば、あとは至福が待っています。

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本当の贅沢、旬の津居山ガニは、心も体も豊かにしてます

何より食事が絶品です。実際に美食を求めてリピートする人も多く、3月20日までなら松葉ガニ、通称・津居山ガニを満喫できるプランがオススメです。

「コストがかかっても信頼を大切にしたい」という男気溢れる料理長の言葉どおり、津居山ガニのフルコースには、惜しみなくカニが登場します。焼けば香りが際立ち、刺身は濃厚で甘く、鍋では食感をも楽しめる。こういう贅沢こそが心の中まで豊かにしてくれるのですよ。

宿の近くにある津居山港で水揚げされる津居山ガニは、最高に美味といわれる京都の間人ガニと同じ漁場で獲れるもので、津居山のほうがブランドとしてはまだ知られていないため、多少お得に味わえるのですね。しかも「銀花」が素晴らしいのは、鮮度の良さを維持できるワザをもった漁師さんが獲ったカニだけを買い付けているという点です。

これは料理長自らが毎日出勤がてら仕入れをするという日々の努力の結果であり、それと同時に、高い技術の調理法で提供されることによって、あのねっとりと甘く、芳しいカニの風味を満喫できるわけです。

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タグ付きのカニとは、きちんと選別されたブランドガニのこと。間違いなく美味しい、のお墨付き。
刺身なら濃厚な甘さが、鍋ならぷりぷりの食感が味わえる津居山ガニ。焼くと、身が引き締まり、その香りが際立つ。
カニ寿司。そのままパクリも美味しいが、自家製のカニみそをつけて食べると格別。

タグ付きのカニとは、きちんと選別されたブランドガニのこと。間違いなく美味しい、のお墨付き。
刺身なら濃厚な甘さが、鍋ならぷりぷりの食感が味わえる津居山ガニ。焼くと、身が引き締まり、その香りが際立つ。
カニ寿司。そのままパクリも美味しいが、自家製のカニみそをつけて食べると格別。

その好例として、一般的にはカニの刺身は氷水に浸けて“花を開かせる”技法を用いますが、味わいが水っぽくなるため、こちらでは長く水にさらしません。そして捌き方も身を根元まで食べられるように工夫することで、文字どおりしゃぶり尽くすことができます。

またポン酢や刺身醤油などの調味料は自家製で、和食の基本となる出汁に使うかつお節も当日必要分だけ料理人自ら削るというこだわりっぷり。どうりで、あれもこれもたまらなく美味なわけです。

その食材へのこだわりは肉料理にも反映されており、使用する但馬牛は、純粋な血統のものだけを約90頭飼育している契約牧場からしか仕入れていません。これを炭火の石焼で味わえば、それはもう至福なのは言わずもがな。

夕食、朝食ともに食事は個室を備えた食事処で提供されます。そこからの円山川の眺めもまたみごとです。

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温泉と景色でさらなる癒しを得られます

もちろん「銀花」の魅力は、食だけではありません。

前述したように。2000坪の敷地にわずか18室というゆとりある空間づくりの宿は、プライバシー性も高く、お忍びで訪れるのにもぴったり。和風のしっとりした造りの部屋には、円山川に面して大きな窓が設えてあり、そこからの眺めは、なんとも心が落ち着きます。

すべての客室には、専用の展望檜風呂があり、ふたりではいるのにちょうどよい大きさ。川につながるかのように配置された露天風呂のある大浴場は夜通し入浴可能。さらには檜造りと石造り、ふたつの貸切風呂があり、予約不要で利用できるのもうれしいですな。

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各客室には、2人で入ってもゆったりの檜風呂が設えられている。浴槽からは、空、山、川面まで見渡せる。
川につながるように作られた露天風呂に入っていると、川の中に浮いているような不思議な感覚になる。

各客室には、2人で入ってもゆったりの檜風呂が設えられている。浴槽からは、空、山、川面まで見渡せる。
川につながるように作られた露天風呂に入っていると、川の中に浮いているような不思議な感覚になる。

また、女性のアメニティはロクシタンと、そのあたりもヌカリなし。客室には地元の名店である「ヒグラシコーヒー」で焙煎された豆が置いてあるので、挽きたてをドリップできますよ。

今回の旅では、このような旬の城崎の美食、そして客室の大きな窓から眺める雪景色に、美肌の温泉と、まさに日本の冬の贅沢を大満喫。この美味で温かい誘惑に負けない女性はそうそういないはずですので、いますぐ予約が吉ですぞ。

◆ 銀花

住所／兵庫県豊岡市小島1177
アクセス／京都縦貫道〜山陰近畿道・京丹後大宮IC〜国道312号線経由
URL／www.hotespa.net/hotels/ginka/
ご予約・お問い合わせ／0796-28-3515

●料金／カニフルコース4万3000円〜(1泊・1名2食付き、税・サ別)
＊記事中の食事場所・アメニティ等のサービス品には利用条件がありますので、詳しくは宿にお問合せください。