2019.02.14
【まとめ】いま時計のプロがこぞってブルガリに再注目するワケ
数多ある時計ブランドのなかから、注目すべきブランドをひとつ取り上げて、そのブランドの特徴や最新作をご紹介する時計連載。時計初心者の方にも、時計に一家言おもちの方にもおすすめの時計ブランドをリコメンドします。今回はその卓越したマニュファクチュールが注目される「ブルガリ」です。
- CREDIT :
文・編集/福田 豊
イタリア・ローマの老舗ハイジュエラーとして知られるブルガリは、実は時計づくりの歴史も古く、今年=2018年は腕時計を誕生させて100周年。それを記念し、BASELWORLD=バーゼルフェアの会場では、1918年につくられた最初のレディスウォッチが展示され話題となっていました。
しかしブルガリが「時計ブランド」として注目されるいちばんの理由は、いまのブルガリが傑出したマニュファクチュールであるため。「マニュファクチュール」とは、自社一環でムーブメントの開発・製造をすることのできる時計メーカーのこと。その技術にブルガリは長けているのです。
しかもブルガリはケースやダイヤル、ブレスレットなどの制作技術も優れているのが特筆点。つまりブルガリは、中身も見た目も素晴らしい。そこが多くの時計のプロたちを魅了しているのです。
マニュファクチュール=ブルガリを代表する超薄型コレクション
時計を薄くするには、当然、ムーブメントを薄くしなければならず、それには高度な時計技術が欠かせない。そのため超薄型ムーブメントはトゥールビヨンや永久カレンダーなどと並ぶ「超複雑機構のひとつ」とされています。
ブルガリはそれを「オクト フィニッシモ」で実現。しかも独特の110面体構造の立体的ケースも洗練さを加え、超薄型に仕上げたのが大きな見どころ。まさに「オクト フィニッシモ」は、中身も見た目も素晴らしい。ブルガリを代表するモデルなのです。
そこでここでは「オクト フィニッシモ」の歴代モデルをご紹介。それにより、マニュファクチュール=ブルガリの実力を、よりよく知ることができるはず。そして、いまなぜ時計のプロたちがブルガリに魅了されているのかが、きっとわかるはずです。
● ブルガリ「オクト フィニッシモ」
超薄型手巻きのベーシックモデル
● ブルガリ「オクト フィニッシモ トゥールビヨン」
世界最薄記録のトゥールビヨン
● ブルガリ「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」
ミニッツリピーターでも世界最薄記録を樹立
● ブルガリ「オクト フィニッシモ オートマティック」
世界最薄の自動巻きモデル
バックル部分のブレスレットを窪ませるなどの精巧な加工がブルガリの秀でた技術力を物語ります。ここに挙げたのは2018年発表の最新モデルで、上の2モデルはステンレススティールとピンクゴールド。どちらも特殊な加工による独特のサンドブラスト仕上げが大きな魅力です。
● ブルガリ「オクト トゥールビヨン」
第4の世界最薄記録モデルを発表
それにより自動巻きでありながらムーブメント厚わずか1.95mm、ケース厚もわずか3.95mm、という極限的な薄さを実現。
そしてその精緻なムーブメントをスケルトン仕様により美しく見せているのも魅力。サンドブラスト加工されたチタニウムのマットな質感も独特のラグジュアリー感です。
■ ブルガリ ジャパン
TEL/03-6362-0100
https://www.bulgari.com/ja.jp