2019.06.03
“世界に1本”しかない時計が、誰でも買える!?
チタンやセラミックなど、21世紀の腕時計の外装素材は「軽さや耐傷性」が追求されてきました。ところが昨年あたりから、それとは真逆の「重くて傷が付きやすい」ブロンズケースの新作が数多く登場。経年変化を楽しむという、腕時計に新たな価値が生まれました。
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文/高木教雄
時計もエイジング。使い込むほどに自分だけの1本になるブロンズウォッチの魅力
1988年にジェラルド・ジェンタがいち早く使用した素材で、当時はニッチな存在との認識でしたが、2010年にパネライが限定モデルで用いたところ、あっという間に完売。一気に注目を集めるようになりました。
空気に触れることで表面は酸化して全体の色の深みを増し、手汗や水が付いた部分はさらに経年変化が進む。やがて生じる緑青は、服などにこすれてはがれ、決して一律に色変わりしないから、ブロンズ製の腕時計は、自分だけの1本に"育てる"ことができるのです。
◆ 世界に1本となるおすすめの時計 その1「IWC」
空へのロマンを載せたブロンズモデル
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一方、中身は最新の自社製Cal.32110を初搭載。ブランド初のシリコン製脱進機を採用することで効率を高め、高精度と72時間の長時間駆動を両立しています。
◆ 世界に1本となるおすすめの時計 その2「チューダー」
男らしくもモダンな新作
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こちらはベゼルとダイヤルとをスレートグレーにした新作モデル。ダイヤル側は内から外へと色が濃くなるグラデーションとし、表情豊かに仕上げています。かなりシックな印象でもあり、スーツにも合わせられます。シリコン製バランススプリングを採用した自社製Cal.MT5601搭載で、COSCも取得しています。
◆ 世界に1本となるおすすめの時計 その3「パネライ」
通好みのモデルが、ついに定番化!
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ケースのみならず、リューズや特徴的なリューズプロテクターまでブロンズ製に。ブラウンのベゼルはセラミック製で、ケースが不用意に傷付くことを防いでくれます。経年変化が著しい、銅と錫だけの合金を使用。指で触れただけで、そこから徐々に色変わりするほどで、自分色に早く染まってくれるのが楽しい1本です。
■ お問い合わせ
IWC 0120-05-1868
オフィチーネ パネライ 0120-18-7110
日本ロレックス 03-3216-5671