時計業界の“パンダ”って知ってる？ 最強のクロノ時計はこの4本!!

クロノグラフの傑作に航空系が多いのは、プロのパイロットの装備品として重用され、進化を遂げてきたから。ミリタリー系が多いのも、同じ理由です。

そして世界に平和が戻った1950年代、クロノグラフはモータースポーツ界で注目されるようになります。航空系と並んで数多い、レーシング系のクロノの傑作が1960～70年代に次々に誕生。この時多用されたのが、ホワイト（シルバー）×ブラックのダイヤルでした。

このカラーリングは一説によれば、チェッカーズフラッグを模したとか。当時は２カウンターが多く、まさに見た目はパンダそっくりです。気になる女性から「その時計、パンダみたいでカワイイ♡」なんて言われたら、シメたもの。レーシィな雰囲気のパンダ・クロノを相棒に、週末のドライブデートに誘ってみては？

フルオープンダイヤルによるアバンギャルドなイメージが強いデファイですが、ソリッドなパンダダイヤル仕様だと、グッとクラシカルな雰囲気に一変します。これならスーツやジャケパンといった、ビジネススタイルにも似合いそう。

黒いベゼルはセラミック製で、耐傷性にも優れています。もちろん100分の１秒単位が正確に計れる、革新的クロノグラフであることは、パンダになっても変わりません。クロノグラフを作動させると、中央の秒針が１周１秒でスムーズに高速回転する様子は、まさに感動ものです。

1940年代にあったラグジュアリー・クロノグラフの名を今に受け継ぐ新コレクションからの１本。レトロでありながらも、航空クロノグラフのイメージから脱却したスタイリッシュな２カウンターのパンダが新鮮です。ダイヤル外周にタキメーターを刻んだ黒いインナーベゼルを採用することで、全体がグッと引き締まった印象に。

ムーブメントは、精度と耐久性に定評がある自社製Cal.01を搭載。ケースサイドを取り巻くように施した３本のグルービング（溝）が、スピード感あふれる印象を醸し出しています。

ムーンウォッチのイメージが強い“スピードマスター”ですが、実はスポーツカーのために開発された、レーシングクロノグラフの始祖の一つなのです。だからレーシィなパンダダイヤルも、ご覧の様に良く似合うってわけ。

レーシングカラーの中から、レッドではなくイエローを選びとり、随所に差したことでフレッシュかつ個性的な外観が生まれました。さらに黒いインダイヤルには、クル・ド・パリ装飾を施して、エレガントな印象もプラス。ビビッドなイエロー使いも、仕立ての良さで大人な佇まいに。

スポーティなパンダ顔が、ローマ数字との組み合わせで気品ある印象に。左右の黒い時・分積算計に対し、６時位置のスモールセコンドを小さく造作して、ダイヤルと同じシルバーとしたことで２カウンターのようなクラシック感も併せ持たせました。

ムーブメントは、細部まで手仕上げが行き届いた自社製クロノグラフL.U.C Cal.03.03-Lを搭載。コラムホイール制御の高級機を収めるにふさわしく、ケースはホワイトゴールド製とプレシャスな素材であることも、魅力の一つです。そのケースは完璧な鏡面仕上げで煌めいて、ラグジュアリー感を一層高めています。