2022.05.07
featuring ソリマチアキラ
洒落者イラストレーターがタンク ルイ カルティエに魅せられた理由
お洒落な男性なら誰もがステキな時計を持っているものです。そこでこだわり男子に、こっそり愛用時計にまつわるエピソードをインタビュー。実に興味深いお話がアレコレと飛び出します。
- CREDIT :
写真/小澤達也(Studio Mug) 文/T.Kawata 構成/長谷川 剛(TRS)
クラシックの王道を行く名品、タンク ルイ カルティエ
ソリマチさんは、ファッションイラストレーターとして、雑誌、広告で多彩に活躍するだけでなく、洗練された着こなしにも注目が集まる人物です。そんな洒落者が愛用するのはカルティエのタンク。そのなかでも、最もベーシックな「タンク ルイ カルティエ」でした。
お気に入りのポイントを聞いてみると、上品な装いと共通するセンスが感じられました。
「オーセンティックなアールデコスタイルで、全面に時計が主張しないのが気に入っているんです。さらにスクエア型も欲しい形でした
ブラウンの革ベルトをコロニアル風に着こなす
取材時の装いはリネンのジャケットを生かしたスタイルでした。時計のブラウンのレザーベルト、ゴールドのケースにより、「コロニアル風のムードが醸し出せます」と聞いて納得。
フリーランスになった10周年記念で購入
スタッフに尋ねると「昔のタンクですね」とストックルームから、現れたソレに、ソリマチさんは胸をなでおろしつつ、「昔の、と言われちゃった……」なんて心の声も、いまでは愉快な思い出に。
ジャガー・ルクルト、オメガのアンティークが登場
まずはジャガー・ルクルトのアンティーク。1940年代のもので、タンク ルイ カルティエ購入から1年ほどして、東京・青山のアンティークショップで見つけたものです。「好きな時代の品であり、ブラックフェイスや、アンティークに多くみられるスモールセコンドに愛着を感じます。ダークスーツなどフォーマル度の高い装いに合わせるのが常です」
仕事のスタイルもクラシックが基本
「すべてがデータで制作されたものではなく、描いたものが実物として残るほうが好みだし、実際に額装できる手描きのものが私にとっては作品です」との言葉から、ファッションに共通する美意識が伝わります。
● ソリマチアキラ(イラストレーター)
1966年東京生まれ。幼少期、新潟に移り住み、18歳までを過ごす。子どもの頃から絵を描くのが好きで、中学生の時、アイビーやプレッピーをきっかけにファッションにのめり込む。アパレルをはじめ幅広い仕事を経て、1991年、プロのイラストレーターになる。現在は雑誌、企業広告など幅広い分野で作品を発表。一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。
HP/https://tis-home.com/akira-sorimachi/
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