2020.03.10
ダイヤモンドウォッチをしないのは、日本人だけ?
どこか女性向けのイメージがあるダイヤモンドウォッチですが、昨今では男性の間でも改めて注目されるようになりました。その理由と、大人にふさわしいダイヤモンドウォッチに迫ります。
- CREDIT :
イラスト/林田秀一 文/野上亜紀
いま、ダイヤモンドウォッチが大人の男にマストなワケ
それにより、TPOに合わせて選ぶことでお洒落の幅を広げることが可能に。華やかな席だけでなく、あえてリラックスしたスタイルに合わせ、大人の余裕を醸すという使い方も大人にぴったりです。
というわけで、いま知っておきたいダイヤモンドウォッチ事情をまとめてご紹介いたします。
“力”の象徴として、男性が愛してきたダイヤモンド
そして例えば、中世の肖像画などでダイヤモンドが黒く描かれているように、ダイヤモンドが今のように光り輝くようになったのは、もっとずっと後のこと。14世紀にダイヤモンドを用いてダイヤモンドをカットする技術が開発されて以降、かつて力のシンボルとして男性が身に着けていたダイヤモンドは、研磨技術の進化と共にいつしか輝きという"美しさ"を新たに得るようになります。
希少性が高く、男性にとって力を示す宝石として崇められてきたダイヤモンドですが、研磨技術の進化と共にもたらされたこの溢れるほどの輝きが、現代においては男性よりもむしろ、女性たちの心を奪う結果となったのかもしれません。
しかし昨今は、宝飾よりも難しいとされてきた時計へのダイヤモンドセッティングの技術力が高まったことで、男性の道具である"機械式時計"の装飾の一つとして、つまりは男性もファッションの一部として、ダイヤモンドを気軽に着けられるようになりました。
ダイヤモンドはライフスタイルの変化と共に再び男性たちのものに
正式な装いの袖口に収まる薄型時計に添えられたダイヤモンドには、やはりギラつき感は感じられないもの。そして果ては社交でのトーキングピースにもなるような、そんなエレガントなイメージへの変化が、男性にとっての新しい"装身具"として認められるようになった理由の一つでしょう。
ジュエラーのウォッチメイキングも後押しに
例えば、ハリー・ウィンストンのレトログラードを搭載したダイヤモンドモデル。ハイジュエラーによるダイヤモンドウォッチという信頼性と、コンプリケーションの個性が相まって、多くの男性を魅了しています。
では具体的には、どんなモデルを選ぶのがよいのでしょう? シーンやテイスト別にご提案します。
◆ Type 01
インデックスのバゲットダイヤモンド
ブラックタイの装いには二針の手巻きがおすすめですが、こちらのスモールセコンド付きの自動巻きモデルは、厚さ3.3㎜の薄型ムーブメント搭載でフォーマルな場での汎用性も高く、普段のスーツ姿にもスマートに映えます。
◆ Type 02
ベゼルのラウンドダイヤモンド
◆ Type 03
ダイヤモンド×コンプリケーション
ハリー・ウィンストンのシンボルの1つともなったバイレトログラードに、バゲットカットとラウンドブリリアントカットの二種のダイヤモンドが施されています。かつ文字盤部分に希少な貴金属であるルテニウムクリスタルを用いることで、ダイヤモンドとの相乗効果で驚くほどの輝きに。
■ お問い合わせ
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ショパール ジャパン プレス 03-5524-8922
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション 0120-346-376