2022.06.13
時計通を唸らせる! 目ウロコな機械式時計が登場
歴史と技術が凝縮された機械式時計。その中でも、通が垂涎するメカニズムを搭載した超絶モデルをセレクト。それはまさに、腕に載せる小宇宙。いつまででも眺め続けられる魅力が詰まっています。
- CREDIT :
文/福田 豊
通も感動する、ひと味違うメカニカルムーブメント
しかしそうではなく、機械仕掛けで、より正確に、より精緻に、そしてより美しく……と希求するのが機械式時計の面白さ。時計通にとっての見どころです。
歴史が育んだ機構・装飾と、最新技術とが融合して作られるメカニカルムーブメント。その動く様にはきっと、生命の鼓動のような感動を覚えるはず。
ここでご紹介するのは、そんな時計趣味の究極のもの。まさに時計通を唸らせる超絶モデルです。
◆ ロジェ・デュブイ
スケルトンの名手の代表作が、より美しく進化
最新作ではスケルトンのデザインや細部の仕上げをよりいっそう精緻に美しくしたのが見どころ。一方、ガンギ車とアンクルにシリコンを使用した新型脱進機や、ブランド初のフリースプラングテンプ(※)など、精度と性能もアップ。
変色を防止する特許取得のピンクゴールド合金=「イオンゴールド」のケースにより、いつまでも褪せることのない魅力を備えます。
マイクロローターがこれまでのタングステン製から、タングステンとピンクゴールドのバイマテリアル素材製にアップデート。より美麗な見た目になり、さらに高性能のボールベアリングにより回転時のノイズも低減されました。
パーツの面取りの美しさは、時計の価値を見極める重要なポイント。これはトレードマークである星形のブリッジの中央部分で、これまで以上に深い面取りが施され、徹底的に美しく磨き込まれているのを確認することができます。
マイクロローターがこれまでのタングステン製から、タングステンとピンクゴールドのバイマテリアル素材製にアップデート。より美麗な見た目になり、さらに高性能のボールベアリングにより回転時のノイズも低減されました。
パーツの面取りの美しさは、時計の価値を見極める重要なポイント。これはトレードマークである星形のブリッジの中央部分で、これまで以上に深い面取りが施され、徹底的に美しく磨き込まれているのを確認することができます。
◆ リシャール・ミル
巻き上げの力を自分でセレクトできるのが革新的
最大の特徴は特許取得の「バタフライローター」。自動巻きの巻き上げ力を調整できる機構で、激しい運動をする際などには、過度の巻き上げを防止することができます。
これまでも可変慣性ローターはありましたが、同機構はユーザーがワンタッチで簡単に切り替えできるのが長所。そういう“操作できる”ところが、メカ好きの心をくすぐりますよね。
7時位置のプッシュボタンを押すと、ローターがパカッと2つに分かれて180度広がります。それにより、重心がバランスされることで回転力が低減、過度の巻き上げを防止します。そして、プッシュボタンをもう一度押すと通常に戻る、という仕組みです。
7時位置のプッシュボタンを押すと、ローターがパカッと2つに分かれて180度広がります。それにより、重心がバランスされることで回転力が低減、過度の巻き上げを防止します。そして、プッシュボタンをもう一度押すと通常に戻る、という仕組みです。
7時位置のプッシュボタンを押すと、ローターがパカッと2つに分かれて180度広がります。それにより、重心がバランスされることで回転力が低減、過度の巻き上げを防止します。そして、プッシュボタンをもう一度押すと通常に戻る、という仕組みです。
7時位置のプッシュボタンを押すと、ローターがパカッと2つに分かれて180度広がります。それにより、重心がバランスされることで回転力が低減、過度の巻き上げを防止します。そして、プッシュボタンをもう一度押すと通常に戻る、という仕組みです。
◆ グランドセイコー
10年の歳月を経て完成した、日本の誇る超弩級モデル
どちらも機械式時計をより高精度にするための超複雑機構で、それを世界で初めて同軸に一体化して組み合わせた超弩級のモデルがこちらです。
2万8800振動のテンプは1秒に8回刻音し、コンスタントフォースは1秒に1回刻音します。その2つが奏でる16ビートのリズムまでが素晴らしい。日本が誇る世界的名品と言えましょう。
外側のコンスタントフォースキャリッジと、内側のトゥールビヨンキャリッジを、同軸に一体化して統合。コンスタントフォースキャリッジが1秒で1刻み回り、トールビヨンが1分間に1回転し、テンプが1秒に8回の刻音を出すことによって、16ビートのリズムを奏でるのです。
グランドセイコー初のスケルトンモデルで、見た目の美しさも大きな見どころ。熟練の彫金師が手作業で丹念に磨き上げたムーブメントは、これまでのどの時計にも似ていない独特の美しさをもっています。
外側のコンスタントフォースキャリッジと、内側のトゥールビヨンキャリッジを、同軸に一体化して統合。コンスタントフォースキャリッジが1秒で1刻み回り、トールビヨンが1分間に1回転し、テンプが1秒に8回の刻音を出すことによって、16ビートのリズムを奏でるのです。
グランドセイコー初のスケルトンモデルで、見た目の美しさも大きな見どころ。熟練の彫金師が手作業で丹念に磨き上げたムーブメントは、これまでのどの時計にも似ていない独特の美しさをもっています。
■ お問い合わせ
セイコーウォッチお客様相談室 0120-061-012
リシャールミルジャパン 03-5511-1555
ロジェ・デュブイ 03-4461-8040