2022.08.06
ショパールの新作は“音”が違う!? 耳で味わうコンプリ時計
数ある複雑機構の中でも特に格上とされるのが、ミニッツリピーターに代表される「チャイム機構」たち。ショパールは美しい音色を探求するために、ある戦略をとりました。
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文/篠田哲生
音楽家とタッグを組んだ、ショパールの新たなチャイムウォッチ
ショパールはミニッツリピーターをはじめとしたチャイムウォッチの名手としても知られていますが、より美しい音を極めるために、バイオリン奏者のルノー・カピュソン、チェロ奏者のゴーティエ・カピュソン兄弟と、ジュネーブの工科大学HEPIAの応用音響学研究所で責任者を務めるロマン・ブランデ教授という音のエキスパートにサポートを依頼したのだそう。
澄んだ音色を響かせるために風防とモノブロック成形のサファイアクリスタル製ゴングを開発するなど、もはや楽器そのもの。より美しく時を知るために、音を追求する……これも腕時計のロマンのひとつの形なのです。
◆ L.U.C ストライク ワン
1時間ごとに美しい鐘を響かせる
しかも1時位置からハンマーが動く姿が見えるなど、メカニズムの美しさも別格。静かにしなければいけない場所のために、リューズのボタンで音のオンオフができるところも気が利いています。
ハニカムパターンのギョーシェ装飾は、メゾン創業時のシンボルであった“蜂”に着想を得たのだとか。メゾンの歴史も感じさせるディテールです。
◆ L.U.C フル ストライク サファイア
フルクリスタルケースによる力強い響き
リューズのプッシュボタンを押すとチャイム機構が作動しますが、その動力は専用のゼンマイから供給されるので、安定した力強い音を奏でることがでます。
■ お問い合わせ
ショパール ジャパン プレス 03-5524-8922